NOSTER、HYA50の生産システム開発について NEDO事業に採択

    「カーボンリサイクル実現を加速するバイオ由来製品生産技術の開発」

    企業動向
    2021年7月9日 11:00

     Noster株式会社(本社:京都府向日市、代表取締役CEO:北尾 浩平、以下「NOSTER」)は、国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下「NEDO」)の「カーボンリサイクル実現を加速するバイオ由来製品生産技術の開発/研究開発項目〔3〕産業用物質生産システム実証」に「次世代グリーンバイオ素材「HYA50」のインライン自動化生産システム開発」のテーマにて、共同実施先を京都大学(小川 順教授)、再委託先を株式会社ダイキンアプライドシステムズとして申請し、7月1日付けで採択されました。


    事業概要


     NOSTERでは、これまでにNEDOの支援[*1]のもと、腸内細菌が産生する脂質代謝物(ポストバイオティクス[*2])であるHYA(10-ヒドロキシ-シス-12-オクタデセン酸)[*3]に食後血糖値の上昇を抑制する効果を見出すとともに、製品化に向けた大量生産技術の開発を進め、2021年1月にはD2Cブランド「CUMEC(キュメック)」より、HYAを50%配合したサプリメント「HYA-50」の販売を開始しました。


     HYA50は有機溶媒や金属触媒を使用せず、植物オイルに乳酸菌を加えて微生物変換で合成できる、次世代グリーンバイオ素材です。今後、持続可能な社会の実現に向けて、このような地球に優しい素材をサプリメント販売に限るのではなく、原料として供給して様々な製品に広く汎用させ、また海外への進出も視野に入れて事業を拡大していきます。その為に、本事業では、今後必要不可欠である、HYA50の更なる生産性の向上と大量生産を見据えた、高収率・低エネルギーを可能とする新たなHYA50の生産システムの構築を実現します。



    ■注釈・参考

    [*1] NEDOの支援:

    ・NEDO平成25年度 イノベーション実用化ベンチャー支援事業

    ・NEDO平成27年度 中堅・中小企業への橋渡し研究開発促進事業

    ・NEDO平成28年度 中堅・中小企業への橋渡し研究開発促進事業

     (平成28年度第二次補正予算)


    [*2] ポストバイオティクス:

    乳酸菌やビフィズス菌などの有用微生物(プロバイオティクス)が産生する、宿主(ヒト)に有益な作用をもたらす代謝物のこと。


    [*3] HYA:

    NOSTERが、世界で初めて食品向けとして製造に成功した、腸内細菌による脂質代謝物。10-hydroxy-cis-12-octadecenoic acid。



    ■会社概要

    名称   : Noster株式会社

    代表者氏名: 代表取締役CEO 北尾 浩平

    所在地  : 京都府向日市上植野町南開35-3

    事業内容 : バイオ医薬品・機能性食品の研究開発および販売

    関連URL  : https://www.noster.inc/jp/

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