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EVスクーター【VERNY】、1回の充電で世界遺産の小笠原・母島を完走! ~早稲田大学発ベンチャー企業 エコスポ・プロフェッショナルが開発~

調査・報告
2011年12月12日 10:30
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エコモビリティ事業を行う、早稲田大学発ベンチャー企業である株式会社エコスポ・プロフェッショナル(本社:東京都新宿区、代表取締役:汪 源)が開発したEVスクーター【VERNY】は、世界自然遺産に認定された小笠原諸島の母島での試験走行(実走テスト期間:12月7日~9日)において、1回の充電(フル)だけで母島の車道(東京都道241号沖港北港線)を往復する快挙を達成しました。
【VERNY】小笠原・母島完走

【VERNY】詳細URL: http://www.verny.jp/


世界自然遺産である小笠原では排気ガスなどの環境問題について議論をされており、クリーンな交通手段が必要とされる一方で、島民の移動手段であるガソリンバイクが問題視されています。さらに、離島のガソリン値高による経済負担および環境配慮も課題となっており、それらを解決するためにEV二輪車が最適な交通手段として加速的に普及しています。しかし過酷な道路条件・気候のため、より「登坂能力が高く」「1回充電の走行距離が長い」「防錆性のよい」ものを開発する必要がありました。

弊社が開発した小笠原仕様EVスクーター【VERNY】は、中国モーターメーカーと共同開発した高性能同軸ダブルモーター(600W・特許申請中)を搭載しているため、登坂能力は35~40°に達し、1回の充電による走行距離は従来のEVスクーターの2倍にあたる90kmを実現しました。

開発にあたっては、デンドーモータース株式会社のEVスクーター整備ノウハウ・開発テクニックも活用させていただいております。
実走車両は鉛タイプバッテリーを搭載しましたが、開発により、高性能のリチウムイオンタイプバッテリーを搭載する場合は走行距離を150kmまで引き上げることも可能になりました。
量産時には、お客様のご要望に応じて、鉛とリチウムイオンの2タイプを提供する予定です。

今回の小笠原実走は、協力企業でもあるデンドーモータース株式会社のスタッフが、第三者評価機関を担当しました。小笠原仕様EVスクーター【VERNY】は、実走試験後に母島の民宿「ナンプー」様に提供し、レンタルバイクとして宿泊客や島民の皆さんに乗って頂きます。
試乗・使用して頂くことを通じて、離島において環境とお財布に優しいEVスクーター等エコモビリティの普及活動に貢献していきます。


【会社概要】
社名       : 株式会社エコスポ・プロフェッショナル
代表取締役    : 汪 源
所在地      : 東京都新宿区西早稲田1-22-3
設立       : 2011年3月
資本金      : 300万円
会社ホームページ : http://www.ecospo.com/
EV二輪ホームページ: http://www.verny.jp/
主な事業     : EV二輪製品の開発・製造、スポーツ振興事業