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国内マーケット動向考察レポート 第4号発表 「エコカー市場の最前線 Vol.3 ~エコカー多様化元年がもたらす「リユース」の潮流~」

総合マーケティングパートナー E-グラフィックス コミュニケーションズ株式会社(代表取締役社長:鈴木 裕)のコミュニケーション・プランニング局内に籍をおく、東京流通研究所(所在地:東京都中央区、所長:宮崎 陽介、以下:TRK)では、変貌する国内マーケット動向に関する考察をレポートする『Topic in FOCUS』第4号を発表致しました。
「エコカー市場の最前線~エコカー多様化元年がもたらす「リユース」~」をテーマに、EVに対する生活者の意識を聴取すると共に、今後のビジネスチャンスを模索するヒントを考察しました。

「エコカー」という言葉が市民権を得て約3年が経ちました。ネットでは、2011年1月1日~9月30日の期間に「エコカー」に関する1,390万件の記事が見つかります。これは同期間の「ディズニーランド」の検索数581万件を優に超える数で、既に2007年の実に10倍に達しています。また消費者が選択できる車種の数も格段に増え、エコカーの話題は目白押しです。

■震災後の節電ブームは追い風か、逆風か?
ところで「エコ」というこの言葉、元々は「環境保全」のために行う活動や意識でしたが、いつのまにか「節約」というニュアンスを帯びるようになりました。そして今年3月の大震災を期に「節電」、これはEV車にとって思わぬ影響を与えることになりました。電力不足という国家的緊急事態に、一般生活者の声を確認すべく、当研究所で急遽アンケートを行った結果、意外にもEV車の支持/期待派が5対1で不安/慎重派を上回り、ことさらに電力不足の問題と関連付けをする人はいませんでした。そして支持/期待する理由は「エコ」、「環境」、「省エネ」、「時代の流れ」となっています。

EV車が従来のガソリン車や生活家電と決定的に違う点は、駆動するために「蓄えた」エネルギーを充電式の乾電池のように簡単に引き出して「再利用(リユース)」ができる点であり、これまでと違うニュアンスで省エネと言えそうです。(HV車も同様)これは一方的にガソリンや電気を「消費」してきた今までの私たちの生活において、少なくともこのスケール感では存在しなかった発想で、新しいライフスタイルの出現を予感させます。

■新たな市場を切り開く、ニッポンの「勿体ない」精神
今後、改造EV(ガソリン自動車のエンジンを電気モーターに載せ替えた車)や「後付けアイドリングストップ装置」の購入などの燃費改善策や愛車を乗り継ぐという選択もあります。震災を期に市場の生活価値観が大きく変化した今日、古きよき日本人の「勿体ない」精神が確実に見直されています。冬へ向けて再び節電意識が高まると予想される中で、EV車は、新しい形の「勿体ない」消費の象徴となれるのでしょうか。

<詳しいデータをご希望の方>
http://e-gra.co.jp/pdf/trk_tif01_20111130.pdf


【TRK(東京流通研究所)とは】
TRK(東京流通研究所)は、総合マーケティングパートナーのE-グラフィックス コミュニケーションズ株式会社の企画や戦略立案を行うコミュニケーション・プランニング局内に籍を置く、調査・研究の専門部署として発足しました。電気自動車から食料品まで業種業界を問わず、ターゲット顧客のセグメンテーション、コンシューマー・インサイトの発掘、ショッパー・マーケティングなどの取材、調査、分析、研究、レポートの発行を行っています。

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