現実は厳しい?希望通りには稼げない?! 第1回「新時代の働き方 ダブルワークの実態調査」結果 (動画あり!)
法人会員向けに与信管理ASPクラウドサービスを提供するリスクモンスター株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:藤本 太一、以下 リスモン)は、第1回「新時代の働き方 ダブルワークの実態調査」結果を発表いたしました。
[調査結果]
(1) 現在、ダブルワークをしていますか?
ダブルワークの実施状況について調査したところ、ダブルワークを「していない」(回答率87.0%)が「している」(同13.0%)を大きく上回る結果となりました。
年代別に集計したところ、ダブルワークを「している」が多かったのは「20代」(同20.0%)、「30代」(同17.0%)、「50代」(同13.0%)の順となっており、20~30代の若年層においてダブルワークを行っている人の割合が高い結果となりました。(図表A)
(2)勤務先での年末年始休暇の延長に関する意向について
上記(1)にてダブルワークを「していない」と回答した人に対し、将来的にダブルワークしたいかを調査したところ「したいと思わない」(回答率61.6%)が「したいと思う」(同38.4%)を上回った。
男女別に集計したところ、男女ともに「したいと思わない」が過半数を占める中、「したいと思う」において男性(同40.3%)が女性(同36.5%)を3.8ポイント上回りました。
年代別に集計したところ「したいと思う」が多かったのは「20代」(同47.5%)、「40代」(同44.7%)、「30代」(同42.2%)の順となり、50代から60代の高齢層における回答率が大幅に低下する結果となりました。(図表B)
(3)ダブルワークをする理由は何ですか?
上記(1)にて「ダブルワークをしている」および(2)にて「将来的にダブルワークをしたいと思う」と回答した人に対して、ダブルワークをする理由について調査したところ「生活費を稼ぐため」(回答率68.1%)と回答した人が最も多く、次いで「お小遣いを稼ぐため」(同60.8%)、「スキルアップのため」(同15.5%)、「時間が余っているから」(同 15.1%)となりました。
本業以外の収入源を確保することにより生活にゆとりを持たせたいという意識がうかがえる結果となりました。(図表C)
(4)ダブルワークで月にいくら稼いでいる/稼ぎたいですか?
上記(1)にて「ダブルワークをしている」と回答した人に対して、本業を除いた月間の収入額について調査したところ「1万円以上~5万円未満」(回答率40.0%)が最も多く、次いで「1万円未満」(同29.2%)、「5万円以上~10万円未満」(同21.5%)と続きました。
また(2)にて「将来的にダブルワークをしたいと思う」と回答した人に対して、ダブルワークで月にいくら稼ぎたいか調査したところ「1万円以上~5万円未満」(同41.9%)が最も多く、次いで「5万円以上~10万円未満」(同36.5%)、「10万円以上~30万円未満」(同11.4%)と続きました。
現在ダブルワークをしていない人の「半数以上が月に5万円以上稼ぎたい」と考えているのに対して、実際にダブルワークをしている人のうち「5万円以上稼いでいるのは約3割」に留まっており、理想とする収入金額と現実の差がうかがえる結果となりました。(図表D)
[総評]
総務省発表の平成29年就業構造基本調査によると本業以外の収入源を持つ副業者は約260万人を超え、副業者比率(有業者に占める副業がある者の割合)は前回平成24年時の調査から0.4ポイント増加して4.0%となりました。
今回リスモンが独自に行った第1回「新時代の働き方 ダブルワークの実態調査」(2020年11月6日~11月9日実施)では、500人からの回答が得られました。
ダブルワークの実施状況について調査したところ現在ダブルワークを行っている人は全体の13.0%に留まりました。一方、現在ダブルワークをしていない人の4割弱が「将来的にダブルワークをしたいと思う」と回答しており、将来的にダブルワークが広がっていく可能性がうかがえる結果となりました。
本調査からは比較的収入の少ない20代~30代の若年層を中心に「生活費」や「お小遣い」など、本業とは別の収入源を確保するためにダブルワークを考える人が多いことが明らかとなりました。一方で、ダブルワークで「稼ぎたい金額」と「実際に稼いでいる金額」に乖離があり、希望通りに新たな収入源を確保するのは容易ではない様子が表れています。
また、ダブルワークが浸透してきているとは言え、経済産業省発表の平成28年度働き方改革に関する企業の実態調査によると「兼業・副業」を禁止とする会社は82.0%と多数を占めており、「ダブルワークをしたくてもできない」人も相当数いるとみられます。
近年の働き方の多様化に伴いダブルワークを認める企業が徐々に増加してきており、従業員にとってもダブルワークは現実的な選択肢となりつつあります。収入源が複数あることは生活の安定に繋がることからメリットは大きく、今後さらにダブルワークが一般的になれば就職・転職先の選択要因にもなり得るでしょう。各企業には今後も一層の働き方改革を進め、多様な働き方を選択できるよう柔軟な対応を願っています。
※ 本編は以下掲載サイトでもご覧いただけます。
https://www.riskmonster.co.jp/mailmagazine/post-8130/
■リスモン調べ動画
今回発表の調査結果について、「新時代の働き方 ダブルワークの実態調査」動画を作成しました。2人のコメンテーターの掛け合いによる解説をお楽しみいただけます。
掲載サイトよりご覧ください! https://youtu.be/LnzBjO6Yn7s
▼リスモン調べ動画キャプチャ
[実施概要]
・調査名称 :第1回「新時代の働き方 ダブルワークの実態」調査
・調査方法 :インターネット調査
・調査エリア :全国
・期間 :2020年11月6日(金)~11月9日(月)
・調査対象企業:20歳~69歳の男女
・有効回収数 :500サンプル
■リスモン調べとは
リスモンが独自に調査するレポートのことです。これまでリスモンでは企業活動関連の調査として他にも「100年後も生き残ると思う日本企業調査」「環境への配慮が感じられる企業調査」や「この企業に勤める人と結婚したいアンケート調査」などを発表しており、今後も「企業活動」に関するさまざまな切り口の調査を実施することで、企業格付の更新に役立てていくとともに、情報発信を行うことで新しい調査ターゲットの創出、新サービスの開発などに取り組んでいます。
掲載サイトはこちら https://www.riskmonster.co.jp/study/research/
■リスモンの概要(東京証券取引所第二部上場 証券コード:3768)
2000年9月設立。同年12月よりインターネットを活用した与信管理業務のアウトソーシングサービス、ASPサービス事業を開始しました。以来、法人会員向けビジネスを要にサービス分野を拡大し、各事業部門・子会社(与信管理サービス、ビジネスポータルサイト(グループウェアサービス等)およびBPOサービス)ごとに取り扱うサービスについて包括的な戦略を立案し、事業活動を展開しております。
リスモングループ法人会員数は、2020年9月末時点で12,997(内、与信管理サービス等6,587、ビジネスポータルサイト等3,174、その他3,236)となっております。
ホームページ: https://www.riskmonster.co.jp/
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