経済産業省『「未来の教室」実証事業』にスプリックスが三年連続...

経済産業省『「未来の教室」実証事業』に スプリックスが三年連続の採択

株式会社スプリックス(本部:東京都豊島区、代表取締役社長:常石 博之)は、経済産業省『「未来の教室」実証事業』において、昨年度、一昨年度に引き続き、今年度も実証事業者として採択されましたことをお知らせいたします。スプリックスは本事業において、同社が運営する日本最大級の教員向け情報共有サイト「フォレスタネット」内に『「未来の教室」ルーム(仮称)』を新規開設し、「未来の教室」が構築する「STEAMライブラリー」と連携させます。スプリックスが既存会員として有する先生方からSTEAMコンテンツに対するフィードバックや、コンテンツを活用した指導案等を収集し、教員間の積極的なコミュニケーションを促進することで、実証事業への貢献を目指します。



1. 『「未来の教室」実証事業』について

「第4次産業革命」「人生100年時代」「グローバル化」が進む中、世界は「課題解決・変革型人材(CHANGE-Maker)」の輩出に向けた能力開発競争の時代を迎え、各国で教育の革新的な能力開発技法(EdTech)を活用した「学びの革命」が進んでいます。こうした中、経済産業省は、日本経済・地域経済・中小企業を動かす人材を育む「人づくり革命」を進めるべく、新たな学びを可能にするEdTechの開発・実証を進めています。昨年6月には『「未来の教室」とEdTech研究会』の第2次提言として、EdTech等を活用した学びの自立化・個別最適化、効率化された学びと文理融合の知識を総動員した学びの循環を創出、新しい学びの環境整備、の3つを柱とする「未来の教室」ビジョンが公表されました。今年度は、「未来の教室」ビジョンにおいて提唱した「学びのSTEAM化」実現に向けた「STEAMライブラリー事業」が展開されます。


ご参考:経済産業省『「未来の教室」とEdTech研究会』第2次提言

https://www.meti.go.jp/shingikai/mono_info_service/mirai_kyoshitsu/pdf/20190625_report.pdf



2. スプリックスの取り組み

(1) これまでの成果

これまで2度の参画における主たる領域は「学びの自立化・個別最適化」にあり、具体的には個別最適化学習プログラムである「eフォレスタ」を活用することで、以下の実証を推進しました。


・2018年度においては、「eフォレスタ」の学校現場における活用可否およびその具体策を学校の教員と議論するとともに、同コンテンツを導入した際いかに授業時間が圧縮されるか、を初めて定量的に示しました。

・2019年度においては、首都圏/地方都市/過疎地のいくつかの学校にて、複数教科の授業をeフォレスタに置換、さらには新たに開発した個別学習計画のシステムを併用することで、標準授業時数に挑むデータを取得しました。


(2) 今年度の展開

2020年度『「未来の教室」実証事業』においては、前年度までの実証とは異なり、スプリックスが公教育への支援として無償でサービス提供する「フォレスタネット」を活用いたします。「フォレスタネット」は、教員向けコンテンツ共有プラットフォームであり、40万点を超えるコンテンツから教員のニーズにマッチした情報を提供することで、全国の先生方に浸透しています。今回の実証では、会員である全国の先生方からのフィードバックや「STEAMライブラリー」のコンテンツを用いた授業案を収集することで、『「未来の教室」実証事業』全体への貢献を目指します。具体的な実証項目は次の通りです。


1) 『「未来の教室」ルーム(仮称)』を構築・運営し、過去の「未来の教室」実証事業の成果報告や今後構築される「STEAMライブラリー」のコンテンツに対するフィードバック、及びそれらを参考/活用した授業案などの情報を集積

2) 現場教員に対して、『「未来の教室」ルーム(仮称)」の周知を行い、ルーム内での教員同士のコミュニケーションを促進

3) 次年度以降の『「未来の教室」実証事業』、「STEAMライブラリー」展開に向けた示唆のとりまとめ


先生方にダイレクトにリーチし、先生方自らが能動的に投稿・閲覧する場として「フォレスタネット」を4年間運用してきた実績を背景に、今年度の実証においては、『「未来の教室」ルーム(仮称)』を通して、本事業及び「STEAMライブラリー」と現場の先生方とを繋ぐ役割を担って参ります。

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