バスの現在位置をLINEで通知する『モークル』4月より千葉県...

バスの現在位置をLINEで通知する『モークル』 4月より千葉県富津市のスクールバスで運用を開始  小中学校の統合で、通学方法が変わることへの不安感解消に

自治体が運行する公立学校のスクールバスへの採用は全国初  IoT(モノのインターネット)技術でバスの事故防止にも効果を期待

自動車整備、IoTの販売を行う恵那バッテリー電装株式会社(岐阜県中津川市)が開発した、スマートフォン用アプリLINEを使ってバスの現在位置を確認できるシステム『モークル』が、4月より千葉県富津市の運行する公立学校のスクールバスで運用を開始します。


資料(1)バスの現在位置がLINEのトークで返ってきます


『モークル』は2017年8月よりサービスを開始。

幼稚園の送迎バスや、自治体の運行するコミュニティバスなどに採用されています。

自治体が運行するスクールバスへの採用は千葉県富津市が全国初。モークルの採用について、富津市教育委員会学校教育課では、「学校の統合により通学方法がスクールバスに変わることの不安の声が、再配置に係る説明会を通してあり、その不安感の解消のために、携帯電話のLINEアプリを活用した『モークル』を導入する。」としています。

『モークル』は天羽小学校・天羽中学校スクールバス運行事業者である羽田空港交通株式会社(神奈川県川崎市)を通して、位置情報システムを組み込んだドライブレコーダーをスクールバスに設置することによって、バスの位置情報が確認できます。

今回、富津市のスクールバスでは児童生徒の保護者など300人以上の利用が見込まれています。

現在、恵那バッテリー電装株式会社には全国の自治体からスクールバスの運行について同様の相談が寄せられており、今回の富津市での採用を機に『モークル』の普及が進む可能性があると見込んでいます。



【モークルについて】

『モークル』はスマホアプリLINEを利用しています。

各路線のLINEのトーク画面で、“今どこ?”をタップすると、地図の上にバスの現在位置と速度、進行方向がすぐにトークで返ってきます(資料(1))。地図のトークをタップすると、バスの現在位置が大きな地図で表示されます(資料(2))。

利用者にとって、普段使いなれたLINEのトーク画面で操作が完結するので、あらたにアプリの操作を覚えたり、アプリをインストールする必要がありません。登録は各路線の専用QRコードをスマホのカメラで読み取るだけで完了します。登録人数に制限がなく、誰もが無料で利用することができます。

現在、『モークル』は日本国内において、幼稚園の送迎バス、企業の従業員送迎バス、自治体のコミュニティバスなど43台のバスに設置。4,400人以上が利用登録を行っています。

利用者は1日に3回から5回、“今どこ?”をタップして、バスの現在位置を確認しています。利用者は幼稚園の送迎バスの場合、幼稚園児の保護者である35歳以上の女性が60%以上を占めています。また、自治体のコミュニテイバスでは、10代と50代以上の利用者がそれぞれ20%以上を占めており、幅広い年代で利用されています。

※LINEは、日本国内においてもっとも利用されている通信アプリで、現在日本国内で7,600万人(2018年10月)、13歳から69歳までの75%が利用しています(総務省調査)。50歳以上でも約1,976万人(26%)が利用しています。

モークルURL: https://enabattery.co.jp/moqul/index/


資料(1)バスの現在位置がLINEのトークで返ってきます

https://www.atpress.ne.jp/releases/209255/img_209255_1.png

資料(2)バスの現在位置を大きな地図で表示

https://www.atpress.ne.jp/releases/209255/img_209255_2.png



【IoT(モノのインターネット)技術でバスの事故防止と運行管理】

モークルでは位置情報システムを組み込んだドライブレコーダーをスクールバスに設置します。

スクールバスに事故や危険運転が発生したときは、20秒間の映像をサーバに送信。バスの運行管理者や責任者が現場に行くことなく、すぐに状況を確認できるため、迅速な対応が可能となります。

また、ドライバーの運転を診断する機能(資料(3))も備えており、急ブレーキや急ハンドル、速度超過などの危険運転を指摘し、安全運転意識の向上を図ることができます。

ドライブレコーダーは前方だけでなく、車内の映像も記録できるので、昨今話題となっているドライバーの“ながら運転”を抑止する効果が期待されています。

ドライブレコーダーはパイオニア株式会社製を採用。同社のクラウド型運行管理サービス『ビークルアシスト』を使用しています。

パイオニア ビークルアシストURL: https://pioneer-carsolution.jp/cloud/


資料(3)ドライバーの運転を診断する機能

https://www.atpress.ne.jp/releases/209255/img_209255_3.png



【会社概要】

当社では車の事故防止や運行管理に特化した取り組みを行っています。

今後は、モークルを外国人観光客向けに提供する仕組みを計画しています。


会社名:恵那バッテリー電装株式会社

所在地:岐阜県中津川市茄子川2077-274

設立 :1968年1月

代表 :代表取締役 山口 功司

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