『イベント開催報告』 「SENDAI SOCIAL INNOVATION SUMMIT」盛況で終了

~社会課題に立ち向かう東北の起業家によるピッチコンテストを実施しました~

宮城県仙台市を拠点に東北で起業家育成・支援する一般社団法人「IMPACT Foundation Japan(以下、INTILAQ)」は、2020年2月26日(水)に「SENDAI SOCIAL INNOVATION SUMMIT」を開催いたしました。


当日は263名の方にご来場いただき、また、日本各地から多数の方にオンラインでイベントを視聴いただきました。

※オンラインでの延べ視聴回数は759回


本イベントのハイライトとして社会起業家向け集中支援プログラム「TOHOKU Social Innovation Accelerator(東北ソーシャル・イノベーションアクセラレーター:以下「SIA2019」)」にて、今年度一般公募で選ばれ、約半年間のプログラムを通してビジネスプランを作成した新規採択者のプレゼンテーションを実施いたしました。


12名の採択者がそれぞれの魂の叫びをプレゼンテーションとしてぶつけた結果、会場では大きく頷く方や、涙ぐむかたも多く見られ、その想いを深く伝えることができました。


登壇者12名の記念写真


本イベントでは12名のプレゼンテーションについて、ゲスト審査員4名の採点及び観客からの投票により「東北ソーシャルイノベーション大賞」「東北ソーシャルイノベーション優秀賞」「共感賞」をそれぞれ表彰いたしました。それぞれの表彰者は下記です。


<ゲスト審査員>

早稲田大学大学院 早稲田大学ビジネススクール教授

入山 章栄様


内閣府 科学技術・イノベーション担当 企画官

石井 芳明様


NPO法人クロスフィールズ 代表理事

小沼 大地様


BUSINESS INSIDER JAPAN 統括編集長

浜田 敬子様


<東北ソーシャルイノベーション大賞/ゲスト審査員4名の採点により決定>

中田 更沙氏



<東北ソーシャルイノベーション優秀賞/審査員4名の採点により決定 >

高橋 そのみ氏

伊藤 彰氏

成澤 裕章氏



<共感賞/会場からの投票により決定>

中田 更沙氏

伊藤 真結氏



プレゼンテーション後に実施した審査員4名によるパネルディスカッションでは、

「東北の社会起業家の層の厚さを感じた」

「東北の仙台が、これからの日本のソーシャルイノベーションの中心地になる可能性を感じた」

「社会起業家のビジネスは真似されやすい事業の方がよい。それが普通のビジネス事業家と社会起業家の違い。今回の発表では全員からぜひ真似をしてほしいという覚悟を感じた」


という応援コメントも多数頂くことができました。


私たちは、本イベントを通して、震災を契機に「社会のため、地域のため」という想いを原動力に様々なイノベーションが生み出される仙台・東北の底力を表現することができたと考えております。


また、社会課題に立ち向かう起業家(「ココロイキルヒト」)の輝く姿・背中を見せることで、参加者の皆様が次の一歩を踏み出すきっかけの場となったと確信しております。



<イベント概要>

・イベント名称:「SENDAI SOCIAL INNOVATION SUMMIT 2020」

・開催日時  :2020年2月26日(水)13:30-18:15

・開催場所  :仙台国際センター 仙台市青葉区青葉山

・主催    :仙台市



<詳細タイムスケジュール>

13:30:開会ご挨拶(仙台市)

13:40:オープニングセッション(早稲田大学大学院 入山 章栄様より)

14:00:トークセッション 社会変革の萌芽(1)

    ~グローバル企業と社会起業家の協働事例について~

14:30:SIA2019 採択者の発表 6名

15:30:休憩

15:45:SIA2019 採択者の発表 6名

16:45:休憩

17:00:ゲストパネルディスカッション 社会変革の萌芽(2)

    ~社会課題解決に向けたムーブメント~

18:00:エンディング/投票結果発表・表彰式

18:15:終了/名刺交換会へ



<SIA2019採択者が発表した事業テーマ>

伊藤 彰氏〈共創のモノづくりで暮らしやすい社会へ〉

伊藤 真結氏〈東北発オルタナティブ教育を世界へ〉

越後 千寿氏〈農家Gatewayスペース「りんごのはな」〉

小川 智美氏〈生きるチカラを育む次世代教育〉

佐々木 拓哉氏〈一生働きたいと思える保育業界を目指して〉

瀬川 然氏〈感受性・身体性を取り戻せる故郷を創る〉

高橋 そのみ氏〈ICTで女性の人生を自由に〉

中田 更沙氏〈「不登校」という言葉のない希望に満ちた社会へ〉

成澤 裕章氏〈障害者の小冒険を支えるあったかーい世界〉

浜出 理加氏〈地方から女性のマインドを1mm変え続ける〉

藤木 健氏〈気候行動SNSで希望を絶やさない社会へ〉

大和 一陽氏〈「使命感」を持って働く若者であふれる岩手に〉



■ゲスト審査員コメント

早稲田大学大学院 早稲田大学ビジネススクール教授 入山 章栄様

昨年に続き、各社会起業家たちが真剣に課題に向き合い、想いを持って発信している姿に感銘を受けるばかりで、審査員として甲乙つけるのが大変難しいくらい、皆が良い発表をされたと感じています。「ソーシャルイノベーションの首都」としての仙台、そして東北でのこの盛り上がりを、ぜひ広く全国の方にも知っていただきたく、東京での開催なども一緒に検討していければと思います。



■東北ソーシャルイノベーション大賞受賞者

中田 更沙氏

自分の思いと格闘した半年間でした。何度も心が折れて諦めかけましたが、不登校で苦しむ全国の子どもたちに希望を与え、社会を変えたいという一心で登壇しました。受賞はいまだに夢のようです。応援してくださった皆様と審査員の方々に心からお礼を言いたいです。これからがスタートだと思います。すべての子どもたちが「自分を『好き』と心から言える社会」の実現に向けて、この心の炎をどんどん燃え広げていきます!



■主催者コメント

一般社団法人IMPACT Foundation Japan 代表理事 竹川 隆司

今年も無事にイベントを開催、そして成功裏に終えることができたこと、まずはご参加いただいた皆様、ゲストの皆様、さらに関係各位に改めて感謝申し上げます。社会起業家向け集中支援プログラム「SIA」をはじめて3年、これで合計36名の社会起業家「ココロイキルヒト」をサポートさせていただき、この「SUMMIT」の場に送り出してまいりました。それぞれの起業家にとってこれをスタートラインに、実際に社会に、地域にポジティブな変化を起こしていけるよう、私たちも引き続き彼ら、彼女らと共に取り組んでまいりたいと思っています。今後とも皆様の暖かいご支援、ご協力と賜れますと幸いです、



■一般社団法人IMPACT Foundation Japan(INTILAQ)について

IMPACT Foundation Japanは、次世代グローバルリーダーの育成を目指し、2010年に設立された法人で、これまでにTEDxTokyoやH-Labのような革新的なプログラムの企画、運営を行ってまいりました。カタールフレンド基金(※)より、起業家支援プロジェクト「INTILAQ(インティラック)」への支援を受け、東北地方の沿岸被災3県(宮城、岩手、福島)にて、「Catalyze the venture ecosystem」、つまり新しいビジネスやサービスが生まれ育って行くエコシステムを創造することを目標に、その「場」となる「INTILAQ東北イノベーションセンター」の運営と、「コンテンツ」となる様々なイベント、ワークショップ、メンタリングサービスなどの企画・提供を行なっています。


一般社団法人IMPACT Foundation Japan

INTILAQ(インティラック)URL: https://intilaq.jp/


※カタールフレンド基金:2011年3月11日の東日本大震災と津波の直後、当時の首長シェイク・ハマド・ビン・ハリーファ・アール・サーニ殿下が、救援活動と被災者支援のため、日本に1億米ドルの義援金を贈ることを表明し、カタールフレンド基金が設立。「子供たちの教育」「健康」「水産業」「起業家支援」の4分野を支援するプロジェクトを対象に直接的な支援を実施しています。



■社会起業家向け集中支援プログラム「TOHOKU Social Innovation Accelerator(東北ソーシャル・イノベーションアクセラレーター)」について

社会的な課題に対して、サスティナブル(持続可能)な解決策に挑戦する社会起業家の成長を後押しし、東北のみならず国内外の社会課題に対してイノベーションを起こす人材を育成するため、多様な実践者による集中的な支援を実施するプログラム(=アクセラレーションプログラム)。一般公募で選ばれた参加者は、約半年間のプログラムを通してビジネスプランを作成し、「SENDAI SOCIAL INNOVATION SUMMIT」でビジネスプランを発表します。

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