PHP総研が【政策提言】「歴史活用による地域活性化戦略―先人...

PHP総研が【政策提言】「歴史活用による地域活性化戦略―先人を活かした心そだて、人づくり、まちづくり―」を発表

株式会社PHP研究所(京都市南区・代表取締役社長 清水卓智)の政策シンクタンクPHP総研は、政策提言「歴史活用による地域活性化戦略―先人を活かした心そだて、人づくり、まちづくり―」を、2020年1月28日に発表しました。
本提言は、PHP「歴史まちづくり」プロジェクトが、地域活性化に向けて、歴史と先人に注目すべき理由、見出すべきレガシー、その活用に必要な制度的位置づけ、具体的な政策を研究し、その成果を総括したものです。
提言書『歴史活用による地域活性化戦略』表紙ほか
提言書『歴史活用による地域活性化戦略』表紙ほか

地域まちづくりのカギを握るのは「人」

多くの地域が今、人口減少と活力低下、地域の担い手不足、社会全般のモラル低下という深刻な問題に直面しています。各地で地方創生の取り組みが続けられていますが、行き着くところ、地域まちづくりの成否のカギを握るのは「人」です。そこで人材育成(人づくりと心そだて)の手がかりを、ふるさとの歴史と先人に求めました。いかなる地域にも、歴史を切り拓き、継承してきた先人が必ずいるからです。
提言内容には、2008年の発足以降、12年にわたり、ふるさとの先人を活かした、心そだて、人づくり、まちづくりに取り組んできた、国内14自治体から成る「嚶鳴(おうめい)協議会」(協議会長:鈴木淳雄愛知県東海市長)の活動実績と知見を最大限反映しました。

提言発表の目的

地域の課題は現場でしか打開できません。その要となるのは「人」です。地域への愛着、誇り、憧れ、共感、当事者意識を持った住民らが一人でも多く育ち、主体的に考動し、まちづくりに参画していく内なる力を高めていかなければ、地域の持続可能性は確保され得ないでしょう。
本提言は、自治体等が『歴史活用による地域活性化』を実現していくための新たな視点、各地域の具体的な政策を考える契機としていただくことを目的に、政策の柱、体系と具体策を提案しています。

シンポジウムを都内で開催

本提言の発表に合わせて、自治体や行政、企業経営者、NGO・NPO関係者の方々と議論する場として、シンポジウム『歴史で地域を強くする―ふるさとの先人をまちづくり、人づくり、心そだてに活かす―』を、2月7日(金)に東京都内で開催します。

シンポジウムの目的

ふるさとの先人を通した地域まちづくりに取り組んでいる「嚶鳴協議会」をはじめ、各地で歴史・文化資源を活かした地方創生活動を行なっている諸団体が一堂に会し、教育・観光を中心に、まちづくりに役立つ事例や提案を全国へ向けて発信し、相互のネットワーク構築を目的としています。

取材について

当日の取材申込を受付中です。ご希望の方は下記問い合わせ先までご連絡ください。
政策シンクタンクPHP総研
担当:佐々木、寺田
TEL:03-3520-9612(平日10時~17時)
FAX:03-3520-9653
e-mail:oumei-hi@php.co.jp

開催概要

【日 時】2020年2月7日(金)
13:30~17:15(開場13:00) シンポジウム
17:30~19:30 交流・意見交換会
【会 場】霞山会館 「霞山の間」(霞が関コモンゲート西館37階)
東京都千代田区霞が関三丁目2番1号
【参加費】シンポジウム ※無料
交流・意見交換会 ※有料。任意参加。参加費7,000円(税込/お一人様)

プログラム

開会挨拶 金子将史(政策シンクタンクPHP総研 代表/研究主幹)
【提 言】佐々木陽一(政策シンクタンクPHP総研 主任研究員)
【第1部】提案・事例発表
【第2部】パネルディスカッション
パネリスト: 宇佐美晃三氏(岐阜県大野町長)
黒木敏之氏(宮崎県高鍋町長)
討論参加:  小坂喬峰氏(岐阜県恵那市長)
広瀬栄氏 (兵庫県養父市長)
鈴木淳雄氏(愛知県東海市長)
コメンテーター: 童門冬二氏(作家・嚶鳴協議会名誉会長)
吉田公平氏(東洋大学名誉教授)
黒田和秀氏(元世界銀行上級業務専門員)
モデレーター:  寺田昭一(政策シンクタンクPHP総研 シニアコンサルタント)
【交流・意見交換会(任意参加・参加費7,000円(税込/お一人様)】も同日開催いたします。

参加対象

歴史・文化を活かした地域づくりに関心のある自治体(首長、職員、議員等)、
行政、企業、団体、個人〔定員:200名〕

申込方法ほか

シンポジウムへの参加申込、交流会・意見交換会の詳細については、PHP総研WEBページにてご確認ください。
参加ご希望の方は、募集パンフレット(PDF)の「参加申込書」に必要事項を記入し、E-mail、FAXでお申込み下さい。

提言書「歴史活用による地域活性化戦略―先人を活かした心そだて、人づくり、まちづくり―」について

提言書表紙(歴史活用による地域活性化戦略)
提言書表紙(歴史活用による地域活性化戦略)

目次

【はじめに】
【分析篇】
1章 地域まちづくりの現状と課題
2章 なぜ、歴史と先人に注目すべきなのか
3章 先人のレガシーと効果
4章 先人の政策的位置づけと活用への課題

提言「先人を活かした心そだて・人づくり・まちづくり」のための10の政策

1.先人を活かした地域まちづくりの3つの柱
2.先人を活かした心そだて、人づくり、まちづくりの政策体系
【提言1】「心そだて」をまちづくりの起点にする
【提言2】先人のレガシーを見出す
【提言3】「ふつうのまち」こそ、シビックプライドの醸成に力を注げ
【提言4】先人を活かした人づくりのメカニズムを構築する
【提言5】「コミュニケーションポイント」を戦略的に増やす
【提言6】自治体連携で歴史まちづくりを牽引する人材を養成する
【提言7】先人を活かす明快な政策体系を構築する
【提言8】先人政策の成果目標を設定する
【提言9】先人を活かせる組織マネジメントを確立する
【提言10】先人活用をテコに、より良質な教育・学習環境を整備する

提言書全文(PDF)はこちら
https://thinktank.php.co.jp/policy/6018/

PHP「歴史まちづくり」プロジェクトメンバー

佐々木陽一(政策シンクタンクPHP総研 主席研究員兼シニアコンサルタント)
寺田昭一(政策シンクタンクPHP総研 シニアコンサルタント)
大山耕介(PHP研究所 月刊『歴史街道』編集長)

【政策シンクタンクPHP総研について】
「政策シンクタンクPHP総研」は、松下幸之助が設立した株式会社PHP研究所(京都市南区、代表取締役社長:清水卓智)の政策シンクタンクです。
http://thinktank.php.co.jp/
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