“のれん”も今やデジタル染めの時代! ハクロマーク製作所、昇...

“のれん”も今やデジタル染めの時代!  ハクロマーク製作所、昇華転写捺染機を導入

~「納期」「デザイン自由度」「価格明瞭性」で従来製法を凌駕~

のれん、旗幕、のぼりなどの製造販売を行っている株式会社ハクロマーク製作所(所在地:兵庫県姫路市、代表取締役:岸岡 秀)は、従来の染め方に比べて、納期、デザインの自由度、価格の明瞭性の3つの点において画期的なのれんの製作方法である昇華転写捺染機を導入しました。

「本染め製法」工程
「本染め製法」工程

これまでは、のれんの作り方と言えば長らく「本染め製法」が一般的でした(本染めの作り方は図1参照)。
図1: http://www.atpress.ne.jp/releases/16507/1_1.jpg

しかし、この作り方では、どうしてもお客様サイドにとって不都合な、以下の3つの問題が避けられません。


【本染め製法の3つの問題点】
1.納期の問題
図1の通り「本染め」は、かなりの工数がかかるだけでなく、乾燥や蒸しの工程、水洗や再乾燥と一つ一つの作業自体も、かなり時間を要します。

2.色数の制限
写真入りが出来ず、色数が増えるたびに値段が高くなります。

3.価格体系の複雑さ
金額が色数だけでなく、デザインによっても変わってくるため、価格体系がわかりづらく、そのため正確な値段を知りたい場合、その都度デザインを見せないといけないので、すごく面倒です。
その上、見せても複雑な柄だと製作できないと断られるケースもあり、結局「本染め」では1色の簡単なデザインのものに落ち着いてしまうことが多いのが現状です。

つまり、従来の本染め製法では、昨今とみに求められている短納期、意匠性に富んだデザインなどのニーズに応えることができないのです。ましてや、インターネットの影響でますますスピードや利便性が求められる中、値段がわかりずらいというのは致命的です。
「本染め」は、まさにそうした時代に逆行した作り方で、お客様の求めるニーズとは真逆なのです。


【昇華転写捺染の優位性】
「昇華転写捺染」は、上記のお客様にとって不都合な3つの問題点(本染めの弱点)を一挙に解決できる画期的な染め方法です。「昇華転写捺染」は言わばデジタル染色です。まず、インクジェットプリンターで転写紙に染料で柄をプリントします。その後、その転写紙とのれんの生地布を重ね合わせて200℃以上の大型の熱転写機にかけることによって気化した染料が、繊維の分子構造に入り込み生地を染色する特殊な技術です(図2参照)。

図2: http://www.atpress.ne.jp/releases/16507/2_2.jpg

もちろん印刷ではなく正真正銘の染めですので、布自体の風合いは染め特有のやわらかな仕上がりになり、優れた耐候性、耐水性も特徴の一つです。しかし、何といっても「昇華転写捺染」最大の特徴は「本染め」が苦手とする部分を全てカバーしている点です。

●従来の「本染め」では出来なかった、フルカラーもの、あるいは2色以上では高くなっていた多色ものが手軽にお安く、デザインの制約を一切受けずに出来るようになったこと。

●「どんな柄ですか?」「細かい柄ではないですか?」「色は何色ですか?」と、いちいちデザインの詳細を聞かなくても(お客様側からすれば伝えずとも)、縦横の寸法さえわかればお値段がすぐに出せること。

●遅くとも1週間、早くて3日で仕上がること。


【昇華転写捺染の今後の発展性】
染めの手法として歴史の長い「本染め」と比べて、「昇華転写捺染」は発色や色ののりにおいて若干劣るという声も無くはありません。実際、「本染め」の方がいいという人もいれば、「昇華転写捺染」の方がいいという人もおり「好みの問題」でもあります。

確かにべタッと色がのっているのはどちらかと言えば「本染め」の方ですので、そういう観点では、発色は「本染め」の方がいいとも言えます。
しかし、「昇華転写捺染」の方がべタッと色がのっていない分、柄の際(きわ)も、小さい文字もくっきり出るわけで、逆に「本染め」は色がベタッと出る分、どうしても小さな文字がにじみがちになります。
そうした点を考慮すると、「昇華転写捺染」が特に劣る点はないと考えられます。

仮に、この発色・色ののりにおいて「本染め」に軍配を上げたとしても、お客様が重視する3つの点において「昇華転写捺染」に優位性がある以上、のれんの作り方の「本染め製法」から「昇華転写捺染」への変化の流れが、今後ますます加速していくのは間違いありません。


【ハクロマーク製作所について】
株式会社ハクロマーク製作所は、インターネット通販ショップ、オーダーのれんドットコム【 http://www.order-noren.com/ 】を6月始めにオープン。オリジナルのれんが簡単に安心してご注文いただけるだけでなく、読み応えのあるコンテンツをとりそろえております。

●初めての方へ(のれんの製造過程を動画でご紹介)
http://www.order-noren.com/beginner/index.html
●当社の製作方法は、なぜ「本染め」ではなく、「昇華転写」なのか?!
http://www.order-noren.com/column/shoukatensha.html
●のれんの業者選びに迷ったら
http://www.order-noren.com/column/select.html
●のれんの歴史が学べる、暖簾うんちくのコーナー
http://www.order-noren.com/column/unchiku.html

≪会社概要≫
会社名 :株式会社ハクロマーク製作所
所在地 :〒670-0805 兵庫県姫路市西中島284-8号
代表者 :代表取締役 岸岡 秀
創業  :昭和36年8月
事業内容:のぼり、ミニのぼり、旗、垂れ幕・横断幕、タペストリー、のれん、
     日除け幕、テーブルクロス、ロールスクリーン、不動産看板、
     養生シート、現場シート、駐車禁止看板、
     必勝だるま・選挙たすき・選挙看板の製造・販売。

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