MKIのOncoPrime、検査採用医療施設が13施設に拡大

- がんゲノム医療中核拠点病院の約半数で採用 -

三井情報株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:小日山 功、以下 MKI)は、2015年4月に提供を開始したがん遺伝子解析サービス「OncoPrime」を採用する医療施設数が、2018年8月末時点で13施設に拡大したことをお知らせします。このうち5施設は厚生労働省よりがんゲノム医療中核拠点病院に選定されています。


MKIの「OncoPrime」は日本で初めて臨床導入された網羅的がん遺伝子解析サービスです。医療施設からの受託に基づき、患者のがん細胞の遺伝子変異を次世代シーケンサー(NGS)を用いて測定し、その変異に対して効果が期待できる候補薬剤等の情報をレポートにまとめ医師に提供するもので、200を超えるがん関連遺伝子の変異を一度に解析することができます。

本サービスは京都大学医学部附属病院とMKIが共同で研究開発を推進し、2015年4月に同病院にて提供を開始しました。がん治療の選択肢のひとつとしてクリニカルシーケンス検査が注目を集める中、採用施設数はこれまでに13施設に拡大し、検査数も累計400件を超えました。2018年2月、厚生労働省はがんゲノム医療を牽引する高度な機能を有すると判断された全国11の医療施設をがんゲノム医療中核拠点病院に定めましたが、「OncoPrime」はかかる施設の約半数で採用されています。


■OncoPrime検査採用施設(2018年8月末現在・採用日順)

医療機関名
所在地
中核/連携
※1
ウェブサイト※2
京都大学
医学部附属病院
京都府
京都市
中核
https://oncoprime.cancer.kuhp.kyoto-u.ac.jp/index.html
岡山大学病院
岡山県
岡山市
中核
http://www.okayama-u.ac.jp/user/hos/koganzai/OncoPrime/index.html
北海道大学病院
北海道
札幌市
中核
http://www.huhp.hokudai.ac.jp/hotnews/detail/00001144.html
千葉大学
医学部附属病院
千葉県
千葉市
連携
http://www.ho.chiba-u.ac.jp/gan/news/clinicalsequence.html
信州大学
医学部附属病院
長野県
松本市
連携
http://wwwhp.md.shinshu-u.ac.jp/
佐賀大学
医学部附属病院
佐賀県
佐賀市
連携
https://www.hospital.med.saga-u.ac.jp/hp/
東北大学病院
宮城県
仙台市
中核
http://www.hosp.tohoku.ac.jp/departments/d3328/
札幌医科大学
附属病院
北海道
札幌市
連携
http://web.sapmed.ac.jp/hospital/?utm_source=hospiclinic
徳島大学病院
徳島県
徳島市
連携
http://www.tokudai-ganrenkei.jp/gan_genome.html
名古屋大学
医学部附属病院
愛知県
名古屋市
中核
https://www.med.nagoya-u.ac.jp/hospital/
兵庫県立
がんセンター
兵庫県
明石市
連携
http://hyogo-cc.jp/genom/index.html
県立広島病院
広島県
広島市
連携
http://www.hph.pref.hiroshima.jp/index.html
姫路赤十字病院
兵庫県
姫路市
連携
http://himeji.jrc.or.jp/index.html

※1 中核:がんゲノム医療中核拠点病院、連携:がんゲノム医療連携病院

※2 各施設のウェブサイトURLは2018年9月25日現在のもので、予告無しに変更または削除されることがあります。



■「OncoPrime」を利用したがんクリニカルシーケンス検査の流れ

現在MKIではNGS測定、変異検出、アノテーション、レポート作成までの一連の工程を一括で提供する通常の「OncoPrime」サービスに加え、NGSを保有する医療施設が増えていること等から、変異の解析結果を受け取り、アノテーションとレポート作成のみを請け負うというように、医療施設の要望に応じて必要な工程を切り出して提供する「OncoPrime Report」サービスも行っています。また医療施設内業務フロー作成や導入後の運用課題に対するコンサルティングを実施し、検査にかかる医療施設内の体制作りを支援しています。

MKIでは「OncoPrime」関連サービスの提供だけでなく、医師間・医療施設間で検査結果等の情報を安全かつ簡易に共有するためのクラウドサービスを利用した情報共有基盤の構築や、エキスパートパネルにおけるコミュニケーションツールの活用を提案する等、がんゲノム医療に取り組む医療従事者が患者の治療に専念できるよう、ITを使った支援・提案も進めています。


NGSの登場によりがんゲノム医療は急激に進展しています。MKIは40年以上に渡りIT技術をバイオサイエンスの研究に応用する取組を進めてきましたが、かかる知見を活かし、今後もがんゲノム医療の発展に貢献していくことを目指します。



【製品ページ】

がんゲノム解析サービス「OncoPrime」について

https://www.mki.co.jp/solution/oncoprime.html



【三井情報株式会社について】

三井情報株式会社(MKI)は、ミッションクリティカルな基幹システムを中心としたSoR(=Systems of Record)とお客様の事業部門と最終消費者との関係強化やビジネスプロセスの革新を実現するSoE(=Systems of Engagement)の両面からお客様の課題解決や事業創造を支援しています。半世紀に渡り培った技術や知見の結実である「KNOWLEDGE」を活かし、お客様と共に価値を創造する「価値創造企業」としてMKIは絶え間ない挑戦を続けていきます。

ホームページ: https://www.mki.co.jp/



※三井情報、MKI及びロゴは三井情報株式会社の商標または登録商標です。

※本リリースに記載されているその他の社名・商品名は、各社の商標または登録商標です。



【本製品サービスに関するお問い合わせ先】
三井情報株式会社
バイオサイエンス部 バイオサイエンス室
TEL : 03-6376-1291 E-mail : oncoprime@mki.co.jp

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