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戦後65周年を祈念し「平和文庫」シリーズ創刊!

この子を残して―この世をやがて私は去らねばならぬのか! (永井 隆『この子を残して』)

商品
2010年7月16日 09:30
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株式会社 日本図書センター(所在地:東京都文京区、代表取締役:高野 義夫)は、2010年7月、ヒロシマ・ナガサキ・沖縄・・・戦後65周年を祈念し、「平和文庫」シリーズをスタートいたします。
平和文庫『この子を残して』
第1回目は、永井 隆の『この子を残して』をはじめ、全5巻を同時発売いたします。


【『平和文庫』について】
 日本の戦後、そして今日を知るうえで、忘れてはならない戦争の記憶。日本でも、かつて戦争があった、そしてその現実に直面して、そこから生まれた祈りがあった―――。どの作品からも、戦争のもたらす心の痛み、恐れ、不安、そして時には喜びまでもが、胸に伝わってきます。まっすぐに、今日の私たちの心に届きます。
 『この子を残して』『夏の花』『屍の街』『原爆詩集』『長崎の鐘』を第1回ラインアップに。今後も、さらに珠玉の作品群を、まだ見ぬ子どもたちのために、そして私たち自身のために刊行してまいります。


【推薦者】
平和文庫は、映画作家 大林 宣彦氏、女優 黒柳 徹子氏をはじめ多くの方より推薦をいただいております。

大林 宣彦(映画作家)/黒古 一夫(文芸評論家・筑波大学大学院教授)/黒柳 徹子(女優・ユニセフ親善大使)/早乙女 勝元(作家)/田上 富久(長崎市長)/林 京子(著述家)/松谷 みよ子(児童文学作家)/柳田 邦男(ノンフィクション作家)/山田 太一(脚本家)/吉永 小百合(俳優)/50音順


【第1回 全5巻ラインナップ(5冊同時刊行)】
『この子を残して』永井 隆 著(ISBN978-4-284-80076-1)
『夏の花』原 民喜 著(ISBN978-4-284-80078-5)
『屍の街』大田 洋子 著(ISBN978-4-284-80080-8)
『原爆詩集』峠 三吉 著(ISBN978-4-284-80079-2)
『長崎の鐘』永井 隆 著(ISBN978-4-284-80077-8)

体裁 :四六判・並製・カバー装
価格 :1,050円(税込)
発行日:2010年7月13日
発行 :株式会社 日本ブックエース
発売 :株式会社 日本図書センター


【著者紹介】
・永井 隆(ながい たかし)
明治41年(1908)2月3日~昭和26年(1951)5月1日。医師。島根県松江市生まれ。母校 長崎医科大の研究室にて被爆。重症を負うが献身的な救護活動を行う。ベストセラーとなり、映画化もされた『長崎の鐘』は救護現場にあったからこその凄絶な描写である。21年教授に就任。同年7月病床に臥す。二人の愛児とわずか2畳の如己堂(にょこどう)で生活。そこで遺書のように書かれたのが『この子を残して』。

・大田 洋子(おおた ようこ)
明治36年(1903)11月20日~昭和38年(1963)12月10日。小説家。広島県出身。広島市進徳女学校卒。主に『女人芸術』を舞台に活躍。広島での被爆後に作風は一変し、原爆の惨状を描いた『屍の街』、『人間襤褸』(第4回女流文学者賞)、『半人間』(昭和29年度平和文化賞)などを発表。

・原 民喜(はら たみき)
明治38年(1905)11月15日~昭和26年(1951)3月13日。詩人・小説家。広島県出身。慶応義塾大学卒。昭和11年以降『三田文学』に詩や短編小説を発表していた。広島での被爆体験を綴った小説『夏の花』で注目される。この小説は最初『三田文学』昭和22年6月号に掲載され、のち単行本で能楽書林から出版された。国電(現在JR)中央線で鉄道自殺。

・峠 三吉(とうげ さんきち)
大正6年(1917)2月19日~昭和28年(1953)3月10日。詩人。大阪府出身。広島県立商業学校卒。広島で被爆。原爆症に苦しみながら詩作活動をし、文化運動を指導する。『原爆詩集』は最初昭和26年8月の広島平和大会にささげようとガリ版刷り本で出版された。これは同年夏のベルリン平和大会へも平和を求める日本人の代表的文学作品のひとつとして送られた。


【お客様からのお問い合わせ先】
株式会社 日本図書センター
TEL  : 03-3947-9387
E-mail: info@nihontosho.co.jp


【会社概要】
会社名: 株式会社 日本図書センター
代表 : 代表取締役 高野 義夫
本社 : 〒112-0012 東京都文京区大塚3-8-2
創業 : 1975(昭和50)年
URL  : http://www.nihontosho.co.jp/

<主な出版分野>
総記・新聞・教育・福祉・歴史・文学・伝記・女性・体育・思想・宗教
出版点数 約1,800点(2009年12月現在)

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