建築家 隈研吾氏監修「ポートランド日本庭園」(米国)の屋上緑...

建築家 隈研吾氏監修 「ポートランド日本庭園」(米国)の屋上緑化に 小松精練の超微多孔発泡セラミックス基盤材 『グリーンビズ』を採用

 「ポートランド日本庭園」(米国・オレゴン州ポートランド)において、この度オープンした「Cultural  Village(カルチュラルビレッジ)」(世界的建築家、隈研吾氏監修)の建物の屋根に、小松精練株式会社が開発したセラミックス基盤材『greenbiz(グリーンビズ)』が採用され、人気を博しています。

 

 ポートランド日本庭園は1967年開園の日本庭園で、日本以外に立地する日本庭園の最高峰とも言われる庭園です。同庭園が開園して以来初となる拡張プロジェクトを、世界的な建築家である隈研吾氏が手がけており、新設されたカルチュラルビレッジの建物の屋根に『greenbiz Roof(グリーンビズ・ルーフ)』を『エコ・リビング・ルーフ』として緑化材として採用したものです。(使用面積700m2)

 隈研吾氏は、“『グリーンビズ・ルーフ』は環境・周囲の景観に配慮し、雨水調整機能を持った日本製のハイテク素材。その外観と機能性は、世界でも最も先進的に環境対策に取り組む自治体のひとつであるポートランドのグリーンインフラの推進※に対する考え方とも合致しており、今回の日本庭園の拡張工事にふさわしいと考えた。”と語っています。

 デザイン的にも古来より日本で見られた茅葺き屋根を彷彿とさせており、『グリーンビズ・ルーフ』の特徴である優れた透水・保水性により、雨水を浸透させ、ゆっくりと流水させることで、大雨時の雨水対策にも効果的です。


※グリーンインフラ…自然が持つ多様な機能を賢く利用することで、持続可能な社会と経済の発展に寄与するインフラや土地利用計画。

                   

【ポートランドのグリーンインフラを活用した都市づくり】

ポートランドは、雨水の管理方法としてグリーンインフラを取り入れた環境先進都市です。グリーンインフラの活用で住みやすさの改善につながり、全米「住みたい都市ナンバー1」と評価されています。また、グリーンインフラや街づくりの取り組みが魅力となり観光都市としても発展しています。


■『greenbiz  Roof』とは

『グリーンビズ・ルーフ』は、保水性・透水性に優れた超微多孔発泡セラミックス基盤です。

1,000m2で12t以上の保水力があり、ゲリラ豪雨時の排水対策の他、打ち水効果でヒートアイランド現象を緩和します。屋上緑化の基盤材や不燃外断熱材、防水層保護など多用途で、以下のような特徴があります。

 

・優れた断熱性能で、省エネ効果

グリーンビズ・ルーフで屋上緑化した場合、真夏の熱流入を80%、真冬で熱流出を48%抑えるという実験結果が得られました。※1

また、基盤だけでも真夏で72%、真冬で約70%の貫流熱量を抑制。※2

優れた断熱性能を発揮します。

※1  「多孔質セラミックスパネル」省エネルギー性の評価実験。平成21年8月~平成22年3月において、2種類の屋上(屋上スラブ単体区、緑化システム「グリーンビズ・ルーフ」敷設区)において月平均貫熱量を解析。 【研究推進・まとめ】金沢工業大学 環境・建築学部 建築系 垂水研究室調べ

※2  宮城県名取市仮設集会場の折板屋根屋上にて、平成23年8月~9月、平成23年12月~平成24年1月の各期間、屋根表面及び屋根裏の温度を計測

 

・空調負荷の低減により、高いCO2削減能力を発揮

高い保水能力による打ち水効果と断熱性能で、熱貫流を抑制。夏は涼しく、冬は暖かく。空調負荷低減による省エネ効果で、CO2 排出の削減に貢献します。

※金沢工業大学  環境・建築学部垂水弘夫教授によるデータをもとに算出

 

・軽量・耐凍結性

グリーンビズ・ルーフは多孔性でたっぷり保水しますが、凍結にも強く、凍結融解試験200サイクルをクリアしています。


<小松精練株式会社 会社概要>

会社名             :小松精練株式会社

設立                 :1943年(昭和18年)10月

代表取締役社長 :池田  哲夫

資本金              :46億8,042万円

売上高              :379億8,000万円(平成28年3月期  連結)

従業員数          :1,296名(平成28年12月31日  連結)


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