ラティス、設備開発プロセスの並列化ソリューションを強化

ラティス、設備開発プロセスの並列化ソリューションを強化

― 設計変更追従でVmechによる制御ソフト検証を大幅に効率化 ―

ラティス・テクノロジー株式会社(所在地:東京都文京区、代表取締役社長:鳥谷 浩志)は、製造設備の機構を検証するパッケージ「XVL Kinematics Suite」と、その制御ソフトを仮想検証するパッケージ「XVL Vmech Simulator」の最新版を2017年1月17日(火)に発売しました。両ソフトウェアのパッケージでは設計変更に追従する機能を搭載、検証の作業性と効率性を大幅に高めました。

初期段階からメカ・エレキ・ソフトの設計を並列に行い仮想モデルで前倒し検証
初期段階からメカ・エレキ・ソフトの設計を並列に行い仮想モデルで前倒し検証

グローバルな競争環境にある製造業において、高機能な製品を短納期で供給することは喫緊の課題です。各社では、製造設備をPLC(※)上の制御ソフトでコントロールすることで、多様な製品生産を実現してきました。第4次産業革命の中、この製造設備開発の高品質化と効率化が、全体の生産性向上の大きなキーとなりつつあります。

ラティスでは、制御ソフトを含む製造設備を短期間にかつ効率的に開発するために「XVL Vmech Simulator」を提供、実機完成前に制御ソフトを仮想検証することで、設備開発期間の大幅な短縮を実現してきました。仮想検証には、設備の3DモデルをCADで準備し、そのモデルがどのように駆動するのかという機構を定義します。より効果的な仮想検証のために、設備の3Dモデルが設計変更されても、一度設定された機構情報をそのまま利用したいというニーズが強まっていました。

新パッケージでは、設計変更が起こっても設定された機構情報を新しい3Dモデルに引き継ぐことができます。メカ設計者は変更後の機構を確認できるとともに、制御ソフト開発者も仮想検証を即座に開始することが可能になります。この結果、初期段階からメカ・エレキ・ソフトの設計を並列に行い、仮想モデルで前倒し検証することが可能になりました(図参照)。

新パッケージにより設備開発プロセスのコンカレント化が推進され、上流工程での製造設備の品質の造り込みを実現しました。この結果、マーケットニーズに合致するタイムリーな製品出荷と高品質設備による安定生産といった、競争力を持つ工場の垂直立ち上げが可能になります。

※PLC:Programmable Logic Controllerの略。設備や機械で主に使用される制御装置。IEC61131-3で規格化された言語を用いて、主にシーケンス制御を行う装置。


【セミナーのご案内】
2017年2月3日(金)「メカトロ検証ソリューションWebセミナー」を開催いたします。
本セミナーでは、「XVL Kinematics Suite」と「XVL Vmech Simulator」を用いて、3Dモデルを活用し、立上げ前のメカ設計・制御設計の品質を向上させることで、立上げ時のトラブルを最小化し、開発リードタイムを大幅に短縮するソリューションを、事例を交えご紹介いたします。
※セミナー詳細・申込: http://www.lattice.co.jp/ja/cms/event/3468/170203

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