さくら葬祭、葬儀業界の古き悪習である「心付け」を全廃

葬祭業・生花販売業・霊柩車運行業を行うさくら葬祭(所在地：東京都新宿区、代表取締役：中山 純)は、葬儀業界において常態化している葬儀担当者(葬儀社スタッフ)への「心付け」について、昨今の経済状況やお客様からの声を反映し、今春より一切を丁重にお断りすることとなりました。
また、お客様の元へお伺いしご葬儀に関する事前相談を行う「出張葬儀相談・勉強会」の実施も同時に開始いたしましたので下記の通りお知らせいたします。


■「心付け」の全廃について

映画「おくりびと」が第81回アカデミー賞外国語映画賞、および第32回日本アカデミー賞最優秀作品賞を受賞したことで「葬儀」についての注目が集まっております。しかしながら、現代の日常においては「親族が亡くなる」といったことがない限り、葬儀に関する情報を得る機会は皆無であり、事前に費用を把握することは困難といえます。また、「葬儀＝縁起が悪い」といった考えから、情報を得ること自体をタブー視する傾向も見受けられます。
近年、そうした親族の無知に付け入り、「請求額を明示せず高額な費用を請求された」「一見安いが別途高い戒名代を請求された」といった相談が消費者センターに寄せられています。

こういった不明瞭な費用の中に、葬儀業界で古くからの悪習となっている「心付け」があります。これは「お気持ち」と言われていますが、実態は半強制となっており、関東地方の一般的な葬儀の場合、下記のような相場となっています(※領収証は出ません。)

・葬儀担当者(葬儀社スタッフ)へ
　　3,000円×人数分＝10,000円～15,000円程度

・生花店・霊柩車・火葬場職員・料理店へ
　　3,000円×人数分＝20,000円～30,000円程度

・合計　30,000円～50,000円程度

当社では、今春より
・葬儀担当者及び社員・霊柩車運転手への心付けの禁止
・関係業者(料理店・返礼品業者)へ心付け辞退の申し入れ
・公営斎場職員への心付け辞退の申し入れ受諾
を開始いたしました。これにより、上記金額の費用負担がなく、明確な葬儀費用の内訳が可能となります。


■出張葬儀相談・勉強会の開催について

上記のとおり、日常生活で葬儀について学ぶ機会はなかなかありません。そこで当社では、「出張葬儀相談・勉強会」を開始いたしました。
当社のスタッフがお客様のもとへお伺いし、「自宅までの遺体の搬送は病院の搬送業者へ依頼しなければならない？」「事前に用意しておくべきものは？」「葬儀の読経を頼むお坊さんがないのですが…」といった基礎知識から、葬儀費用や葬儀のトラブルに巻き込まれないための知識、家族葬や密葬の方法などを約1時間でお伝えし、その後個別の葬儀相談を承ります。

受付時間　　：24時間受付
申込方法　　：電話にて受付 (葬儀相談窓口　0120-81-4444)
対応可能地域：東京都・神奈川県全域
対応可能時間：ご都合に合わせて随時(24時間)開講いたします
最低開催人数：3名様以上
開催可能場所：会議室・集会所の他、ご自宅でも可
内容　　　　：ご葬儀に関する事前相談会を実施
　　　　　　　・お葬式をする場所や費用について
　　　　　　　・宗教や宗派無宗教でのお別れ会について　など


■今後の展望

東京都・神奈川県の葬儀施行件数は、葬儀社平均40.2件/年(総務省統計局調べ/平成19年度)となっておりますが、当社では700件/年(平成20年度)＝平均の17.4倍という高い施行件数を記録しており、今年度(平成21年度)は施行件数1,000件を目標としております。また、東京都・神奈川県の各所で営業所の設置および自社式場の建設を予定しております。
今後も、「ご遺族の要望を最大限尊重したご葬儀を施行すること」を基本理念に、「家族との別れの時間を長くしたい」「不必要な華美な装飾を行いたくない」「費用負担を極力抑えたい」といったさまざまなお客様のご要望にお応えしてまいります。


■さくら葬祭　概要

さくら葬祭は、葬儀式典施行部のほか、生花部・霊柩車も完全自社保有。外注に頼らずすべて自社で執り行うことで、全国平均236万6,000円(平成15年・日本消費者協会のアンケート調査)となっている葬儀費用を、平均41万5,800円(平成20年度)にまで圧縮しております。また、葬儀に必要な項目すべてを事前に算出し、実際の請求金額との相違を無くした「総額見積り」を採用しております。

会社名　： さくら葬祭
所在地　： 〒160-0022　東京都新宿区新宿6-28
代表者　： 代表取締役　中山 純
設立　　： 平成13年6月
資本金　： 1,000万円
事業内容： 葬祭業・生花販売業・霊柩車運行業
URL　　 ： http://www.sougi-sakura.com/