大阪信愛学院小学校が小大連携で「命の授業」を実施 赤ちゃんのお世話体験や妊婦体験を通して命の尊さを学ぶ
大阪信愛学院大学 看護学部協力のもと実践的な体験学習
大阪信愛学院小学校(大阪市城東区)は、2025年11月25日(火)に、小学5年生を対象とした「命の授業」を実施します。本授業は、同法人の大阪信愛学院大学看護学部との連携により、児童たちは妊婦体験や赤ちゃんの心音聴取など、実践的な体験を通して命の尊さを学びます。

20年以上続く「命の教育」の取り組み
大阪信愛学院小学校の「命の授業」は、開始から20年以上継続されている特色ある体験授業です。小学校の理科で学ぶ「ヒトの誕生」の学習を発展させ、単なる知識習得にとどまらず、児童が命の誕生と成長のプロセスを「自分事」として捉えることに重点を置いています。大阪信愛学院大学の協力のもと、専門知識を持つ看護学部の教員との連携や、教育設備・教材による深い学びを提供しています。
このような小大連携の取り組みは、命の重みと医療従事者の役割を実感する貴重な機会となっています。
専門的な知識と設備を活用した体験プログラム
授業は「いのちがうまれる」をテーマにした講義から始まり、その後、専門的知識を持った大学教員のサポートを受けながら、以下の体験プログラムを学級ごとに実施します。
1. おなかの赤ちゃんの心音を聞こう
妊婦のシミュレーターを使用して、胎児の心音を聴取します。大学の医療教育用機器を使い、胎児の生命の鼓動を直接感じ取ることができます。

2. 妊婦体験
特殊な妊婦体験用ジャケットを装着し、妊娠中の身体的負担を実感します。日常の簡単な動作がどれほど困難になるかを体感することで、母親の大変さへの理解を深めます。


3. 新生児のお世話体験
看護学実習用の新生児モデルを使い、正しい抱き方やおむつ交換などの基本的なケアを実践します。赤ちゃんの繊細さや扱いの難しさを通して、命の尊さや大切さを学びます。


4. 胎児の成長過程学習
実物大の胎児モデルを観察し、子宮内での胎児の成長過程を視覚的に理解します。このプロセスを通じて、自分自身もそのように成長してきたという実感を持ちます。


これらの体験を通じて、児童たちは命の尊さや大切さを実感するとともに、自分自身も愛情をもって育てられてきたことへの気づきを深めます。また、他者の命も同様に大切であるという認識を深めることで、共感性や思いやりの心を育むことが期待されています。
大学との連携により、一般の小学校では実施することが難しい専門的な体験が可能となっています。
昨年度参加した児童からは「妊婦体験をしたとき、お腹がとても大きくて重くて、落とし物を拾うのも大変でした。お母さんはこんな大変な思いをしていたんだと初めて気づきました」「赤ちゃんの心臓の音を聞いて、想像していたよりずっと速くてびっくりしました」「お母さんやお父さんが、自分が生まれる前から今まで、わたしのことを大切に育ててくれていたんだということに気づきました」といった感想が寄せられています。
「命の授業」開催概要
日時:2025年11月25日(火)13:00~14:45
場所:大阪信愛学院大学 鶴見学舎
(大阪市鶴見区鶴見6-2-28、今里筋線「新森古市」駅1番出口または長堀鶴見緑地線「今福鶴見」駅3番出口より徒歩約10分)
対象:小学5年生 65名
内容:「命の授業」講義および体験学習
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大阪信愛学院 概要
大阪信愛学院は、大阪市城東区に位置する、認定こども園から大学までを擁する総合学院です。1884年の創立以来140年にわたり、カトリック精神に基づいた人間教育を土台に、時代に応じた質の高い教育を提供し続けています。

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