“有田焼x異文化”がテーマの展覧会 「Arita Porcelain Today」 アムステルダム国立美術館で4月22日から開催

日本の有田焼をテーマにした展覧会「Arita Porcelain Today」が、オランダのアムステルダム国立美術館アジア館にて、2016年4月22日~10月9日の期間開催されます。

'Colour Porcelain' by Scholten & Baijings (C)1616 / Arita Japan  Photo: Inga Powilleit
'Colour Porcelain' by Scholten & Baijings (C)1616 / Arita Japan Photo: Inga Powilleit

・詳細サイト
https://www.rijksmuseum.nl/en/press/press-releases/arita-porcelain-today


■「Arita Porcelain Today展」とは
 ~17世紀に生まれた有田焼が、初めて異文化と融合する~
400年の歴史を誇る有田焼。本イベントは、この日本の伝統をコンテンポラリーデザイナーの手によって新たに表現した展覧会です。

オランダ人デザインデュオのショルテン&バーイングス、そして日本人デザイナー 柳原照弘が、気鋭のデザイナーたちと展開する、有田焼のコンテンポラリーコレクション。2016年4月にミラノで開催される国際家具見本市 サローネ・デル・モービルに続いて、アムステルダム国立美術館アジア館で、本館所蔵の作品とともに展示されます。
また、Steinfort Glasとの提携により、ショルテン&バーイングスのために特別にデザインされたキャビネットでの展示となります。


■「有田焼」と「2016/ project」について
ショルテン&バーイングスと柳原照弘氏は、佐賀県とオランダのコラボレーションによるプロジェクト「2016/ project」のクリエイティブディレクターです。本イベントでは、有田焼の産地である佐賀県から依頼を受け、オランダと日本とのクリエイティブ産業の協力および交流を記念して、有田焼の未来を形にしました。
ヨーロッパ、アメリカ、日本のデザイナー16名と10社の窯元・企業が提携し、古くから受け継がれた手法と伝統的な技術に基づいた日本製磁器の最高峰を、コンテンポラリーなコレクションとして表現しました。

有田焼は、17世紀初頭に有田を囲む山々で陶石が見つけられ、佐賀県有田町で生まれました。この地の窯業は1616年以来、今日まで脈々と受け継がれてきました。

本イベントに出展される作品群「2016/ collection」は、Ingegerd Raman(スウェーデン)、Studio Wieki Somers(オランダ)、BIG-GAME(スイス)、Christien Meindertsma(オランダ)、柳原照弘(日本)、Kirstie van Noort(オランダ)、Tomas Alonso(イギリス)、Christian Haas(デンマーク)、藤城成貴(日本)、Kueng Caputo(スイス)、Pauline Deltour(フランス)、Stefan Diez(デンマーク)、ショルテン&バーイングス(オランダ)、Saskia Diez(デンマーク)、Leon Ransmeier(アメリカ)、TAF(スウェーデン)によりデザインされました。

2016/ project: http://www.2016arita.com/jp/arita/about-the-project


■「酒井田柿右衛門展」も同時開催
アジア館では同時に、酒井田柿右衛門の展覧会も開催。15代目酒井田柿右衛門が、アムステルダム国立美術館のために特別に見事な作品を創りました。これらの作品は、当館所蔵の17世紀の柿右衛門作品とともに展示されます。
柿右衛門は日本の磁器の最高峰です。初代酒井田柿右衛門(1596年~1666年)によって名付けられ、代々その子孫によって受け継がれてきました。アムステルダム国立美術館では、110点というオランダ最大の柿右衛門コレクションを所蔵しています。


■参加コンテンポラリーデザイナー紹介
<ショルテン&バーイングス>
ステファン・ショルテンとキャロル・バーイングスは、2000年にそれぞれの名を冠したデザインスタジオを設立しました。ほとんどオランダのデザインとは思えないようなミニマルなフォルムや調和の取れた色使いを、伝統的な工芸品やインダストリアルプロダクションの手法に組み合わせています。
ショルテン&バーイングスは、Maharam、Mini、Moroso、KARIMOKU NEW STANDARD、Georg Jensen、HAYなどにデザインを提供し、ロンドンのヴィクトリア&アルバート博物館、ニューヨークのクーパー・ヒューイット国立デザイン博物館、シカゴのシカゴ美術館など、数多くのコラボレーションを行っています。

<柳原照弘>
柳原照弘は、2002年にデザインスタジオを設立しました。以来、日本と海外の顧客向けにデザイン活動を行っています。コンテンポラリーなデザインと日本の工芸を組み合わせ、限界に挑むプロジェクトを手がけています。
作品には物品とインテリアの両方があり、KARIMOKU NEW STANDARD、1616 / Arita、そして今回の2016 / Aritaなどのクリエイティブディレクターとしても活躍しています。これまで、Wallpaper*、木村硝子店、Pallucco、Offecct、Sergio Rossiなどにデザインを提供してきました。

カテゴリ:
イベント
ジャンル:
アート・デザイン 社会(国際)
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