2008年メガネ購入先意向調査より メガネ購入時の消費者心理...

2008年メガネ購入先意向調査より メガネ購入時の消費者心理について

 ジーエフケー・オプティックス・ジャパン株式会社(所在地:東京都中野区)は、同社が実施する「メガネ購入先意向調査」の結果より、メガネ購買時の消費者心理に関する調査結果を発表しました。

購入理由
購入理由

【概要】
メガネを購入する店舗を決定する理由で最も多かったのは利便性であった。
最終的な決定理由では「定額セット販売があったから」が20%と最も高かった。
購入店に対する満足度の総合評価は66.6点。利便性への評価が72.3点と高く、価格は59.8点であった。
定額セット販売での購入者が34%で全体の3分の1を占め、人気の高まりを裏付けた。


【購入理由は利便性と定額セット販売】
 直近でメガネを購入した店舗について、そのお店で購入した理由を尋ねたところ複数回答では「日頃買物に行く街や地域にあるから」が36%「自宅から近いから」が32%となり、利便性を重視する理由が上位を占めた。
 しかし最終決定理由として単一回答を求めたところ、「定額セット販売があったから」が20%と最も多く、利便性の回答を上回った。
 2001年にZoffが5千円、7千円、9千円の3プライス店をオープンして以降、ALOOK、JINS等同様の店が都市部を中心に続けてオープンした。また昨年より価格均一店の眼鏡市場が全国にオープン、価格均一店の先駆けとして93年から東北のロードサイドで展開していた弐萬圓堂も全国展開を始めたため、定額セット販売が一気に全国的に広まった。
 定額セット販売と一言で表現しても眼鏡市場、弐萬圓堂はそれまでの3プライス店と一線を画す。眼鏡市場18,900円、弐萬圓堂20,000円で、3プライス店よりワンランク上の価格設定であり、単純に安いとは言えない。
「定額セット販売があったから」が最終決定理由1位となったのは単に安さではなく、ワンランク上のフレームで、薄型レンズを選択しても定額となっている安心感があるからといえる。


【購入店舗の満足度】
 購入店舗について満足度を聞いたところ、総合満足度は全国で66.6点であった。
項目別に見ると最も高い得点は「利便性」の72.3点、次に「店内環境」66.6点、「親近感」63.6点であった。
 「利便性」の満足度は全体的にどの店舗でも高い。
 3プライス、価格均一店など定額セット販売店の満足度の特徴は、「価格」が70点を超え、平均59.8点を大きく上回っている点である。また「店内環境」「品揃え」の満足度も高く、店舗への入りやすさ、商品バリエーションの豊富さなどが評価されているようだ。
 老舗メガネ店などでは「店員のレベル」「サービス面での工夫」などの満足度が高くなっている。メガネ店は技術力が必要とされる業種であるため、「店員のレベル」向上は老舗店舗においては新しい店舗との差別化を図る策として力を入れているお店が多く、今回の調査結果ではそのような店舗の取り組みが評価されたといえる。


【購入金額の構成比】
 フレームとレンズ合計での直近購入金額は1万円以上2万円未満が25%で最も多く、次に2万円以上3万円未満21%となっている。3万円以下で購入した人は合わせて64%であった。このうちフレームとレンズのセット販売で購入した人は34%で全体の3分の1を占める。
 次回購入金額を尋ねたところ、3万円以下の回答が76%で、今回購入金額の64%を12%上回っており、現状より安く買いたい意向が現れている。
 定額セット販売店舗の普及により「メガネはこれまでより安く買える」と考えている消費者も増えているようだ。


【調査概要】
調査対象者:全国18歳以上69歳以下の男女、自分専用のメガネ(視力矯正用、老眼鏡を含む)を持っている方
調査方法 :インターネット調査
サンプル数:5,437人
                     ( シニアアナリスト 菅 裕子)


≪ジーエフケー・オプティックス・ジャパンについて≫
ジーエフケー・オプティックス・ジャパン株式会社は、家電製品などの耐久消費財実売データ、その他総合調査サービスを提供するGfKグループの関連会社です。オプティックス製品に特化した市場調査及びサービスをご提供するべく、2007年10月に設立されました。

現在、全国のコンタクトレンズ販売主要チャンネルを母集団として、POSデータ・店頭監査データをもとに拡大推計した、市場代表性の高いコンタクトレンズ及び、レンズケア商品のマーケットデータと関連するサービスをご提供しています。

カテゴリ:
企業動向
ジャンル:
ビジネス全般

取材依頼・商品に対するお問い合わせに関しては
プレスリリース内にございます企業・団体に直接ご連絡ください。

  • 会社情報