当社製データ通信パッケージ「B-ixServ AS2 Connector」と他社製品の相互接続性を確認

    技術・開発
    2008年5月29日 15:00

    報道関係各位
    プレスリリース                      2008年5月29日
                              株式会社インテック

        当社製データ通信パッケージ「B-ixServ AS2 Connector」と
               他社製品の相互接続性を確認
         ~「流通BMS」の普及に向け、相互接続テストを実施~

    ITホールディングスグループの株式会社インテック(本社:富山県富山市、
    代表取締役 執行役員社長:金岡 克己、以下 インテック)は、流通業界における
    インターネットEDI(企業間電子データ交換)の普及促進のため、業界VAN(付加
    価値通信網)運営会社の株式会社プラネット(本社:東京都港区、
    代表取締役社長:玉生 弘昌、証券コード:2391)が企画・実施した、代表的な
    データ通信パッケージ相互の接続性を確認するテストに参加、問題なく接続
    できることを確認いたしました。

    2007年4月に流通業界を中心に新たな標準EDIの規格「流通ビジネスメッセージ
    標準(以下 流通BMS) *1」が策定されました。従来のJCA手順に代わり、次世代型
    のインターネットEDIに対応したEDIINT AS2(以下 AS2)手順とebXML MS(以下
    ebMS)手順を採用しており、今後、主に小売業と卸売業との間で普及が見込まれて
    います。
    化粧品・日用品業界などのメーカー・卸売業、資材サプライヤーからなる
    約1,100社のユーザー企業のEDIを支えるプラネットは、その経験を生かし、
    小売業・卸売業間のEDIの構築・普及に協力するための諸活動を行っています。
    その一環としてプラネットは、2008年4月下旬にAS2手順およびebMS手順に対応
    するデータ通信パッケージの相互接続テストを実施し、インテックは
    B-ixServ AS2 Connector(ビックスサーブエーエスツーコネクター)で参加、
    他に9社が参加しました。

    新たに「流通BMS」に対応する企業は、相手方の複数企業との間でデータ通信
    接続テストを行う必要があります。使用するデータ通信用の製品が企業ごとに
    異なる場合、事前に接続性が確認されていないと未知の問題が発生し、テスト
    負荷が大きくなる可能性があります。
    今回、ベンダー各社が協力して各製品間の接続テストを一律に実施し、問題
    なく接続できることを確認したことにより、利用者のデータ通信接続テストに
    おける負荷が軽減されることになりました。インテックの製品 B-ixServ AS2
    Connectorについても、各社製品との接続性が確認され、お客さまに一層安心
    して利用していただくことができるようになりました。

    インテックはB2B-ix事業 *2 において、インターネットEDIの標準である
    「流通BMS」に取り組み、100社を超える導入実績があります。また2006年度
    より、「流通BMS」の共同実証に参加する企業に協力し、「流通BMS」対応EDI
    システムの運用実績やノウハウを蓄積してきました。今回の相互接続テストに
    ebMS手順で参加した「UMLaut(R)/J-XML(TM) *3」の販売をはじめ、メーカー・
    卸売業向けの流通BMS対応端末ソフトウェア「eB-forBMS *4」、流通BMS対応
    ASP・EDIシステムアウトソーシングサービス「EDI-Hubソリューション *5」
    などの各種製品を提供しています。
    また、インテックは「流通BMS」に対応するお客さまがインターネットを安心
    して使うことができるよう、流通BMS対応電子証明書発行サービス
    「EINS/PKI+ for EDI」を他社に先がけて提供しております。

    インテックは、今後も業界関係者との協力の下、お客さまの「流通BMS」採用
    へのハードルを下げる努力し、真のインターネット活用型EDIの普及のため
    流通業界のEDI利用促進に貢献してまいります。

                                     以上

    *1:「流通ビジネスメッセージ標準(流通BMS)」(リュウツウビーエムエス)
    流通業界のプレイヤー企業が中心となって策定したEDIの規格。2007年4月1日
    にver1.0が正式リリースされた。受発注業務のプロセスや、交換するデータ
    項目などが規定されている。通信回線にはインターネット、データ項目の表現
    形式にはXMLを利用することが前提である。

    *2:「B2B-ix事業」(ビートゥビーアイエックスジギョウ)
    「B2B」は、「Business to Business(企業間取引)」、「ix」は、「internet
    exchange(相互変換)」を意味する。「B2B-ix」は、インテックが進める新しい
    企業間取引の情報システムプラットフォーム。

    *3:「UMLaut(R)/J-XML(TM)」(ウムラウトジェーエックスエムエル)
    流通業向けの次世代電子商取引を実現するソフトウェア。従来のJCA手順に
    代わり、インターネットを活用して高速かつ安価な企業間取引を実現する次世代
    の受発注ビジネスソリューションで、流通BMSに対応している。これまでのEDI
    システムではできなかった伝票明細レベルの確認も可能で、お客さまのシステム
    活用により、業務負荷の削減、本当の伝票レスの実現、コストの削減や業務
    所要時間の短縮の実現も可能。(開発元:ウルシステムズ株式会社)

    *4:「eB-forBMS」(イービーフォービーエムエス)
    受発注や検品、出荷、請求などのデータを流通BMSに準拠した形式でやりとり
    できることに加え、EDIと商品データベースの一元管理を可能にすることで、
    簡単に商品情報の確認・調査をおこなうことができるソフトウェア。商品の
    「安全安心」対策への基礎情報を整えることにもつながり、例えば問題のある
    原材料が見つかった場合、その原材料を使用した商品を検索し、リストを作成
    するなどの対応も可能となる。(開発元:eBASE株式会社)

    *5:「EDI-Hubソリューション」(イーディーアイハブソリューション)
    インテックが提供するEDIシステムのASP型ソリューション。EDIでの取引データ
    件数など利用規模に応じた課金体系が可能であり、一般的なEDIに使用される
    通信プロトコル(JCA,全銀BSC,全銀TCP/IP,RFC4130(EDIINT AS2),ebXML MS
    (ebMS) 等)に対応するほか、企業システム連携によく利用されるミドルウェア
    にも対応、EDIシステムのフルアウトソーシングが可能。

    *eBASEはeBASE株式会社の登録商標です。
    *UMLaut及びJ-XMLはウルシステムズ株式会社の登録商標または商標です。
    *その他記載されている会社名、製品名は各社の登録商標または商標です。

    ■本件に関するお問い合わせ
    株式会社インテック
    担当 : B2B-ix事業推進部
    Email : net_info@intec.co.jp

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