学校法人大阪信愛女学院

    大阪信愛学院中学校・高等学校が難民支援をテーマに人権教育と子ども服の寄付活動を実施

    難民問題を通じて「人権」について考える機会に

    調査・報告
    2025年7月4日 10:00

    大阪信愛学院中学校・高等学校(大阪市城東区)は、令和7年(2025年)7月8日(火)に、企業や支援団体と連携し、講演や服の寄付活動を行う「信愛中高人権デー」を開催します。
    当日は、高校1年生から3年生までの720人を対象に株式会社ファーストリテイリングが主催する「"届けよう、服のチカラ"プロジェクト」の出張授業や、中学1年生から高校3年生までの830人を対象に難民支援に携わるカトリック大阪高松大司教区の団体「シナピス」による講演を通して難民問題・人権について考えます。
    受講後には、難民問題の実情を学んだ生徒たちが主体となり、大阪信愛学院小学校や大阪信愛学院幼稚園(認定こども園)、近隣の幼稚園や小中学校に協力を呼びかけ、子ども服・ベビー服を回収し、「"届けよう、服のチカラ"プロジェクト」を通して難民キャンプに寄贈します。

    本件のポイント

    ●大阪信愛学院中学校・高等学校が人権学習の一環として「信愛中高人権デー」を開催
    ●ユニクロによる出張授業や難民支援活動家と日本在住難民の方の講演を通して、難民問題の実情を学ぶ
    ●受講後、株式会社ファーストリテイリングによる「"届けよう、服のチカラ"プロジェクト」に参加し、難民キャンプへ子ども服を届ける

    社会課題を学び、行動につなげる人権学習プログラム

    2024年5月時点で、世界の難民・避難民は1億2000万人を超え、国際社会における大きな課題となっています。特に、紛争や災害の影響を受ける地域では子ども用の衣類が不足しており、子どもたちの健康と尊厳を守る支援が求められています。
    こうした背景を踏まえ、本校では社会課題の理解と行動を結びつける機会として「信愛中高人権デー」を開催します。

    ①「"届けよう、服のチカラ"プロジェクト」出張授業

    ユニクロやジーユーを展開する株式会社ファーストリテイリングが実施する「"届けよう、服のチカラ"プロジェクト」の出張授業では、株式会社ユニクロ ジャパンデジタルコマース部の南部裕明氏を講師に迎え、アフリカの難民の実情や「服のチカラ」について学びます。

    ②「あなたの近所に住む難民たち」講演会

    カトリック大阪高松大司教区の難民支援団体「シナピス」による講演では、副センター長の松浦ビスカルド篤子氏と日本在住の難民の方に「あなたの近所に住む難民たち」をテーマにお話しいただき、身近な難民問題について考えます。

    生徒主体の支援活動で社会貢献力を育成

    生徒たちが学んだ知識を実際の支援活動へと発展させるのが本プログラムの特徴です。高校1年生から3年生の生徒たちは学びの後、「"届けよう、服のチカラ"プロジェクト」に参加して、自ら主体となって服の回収・梱包・発送を行います。

    1.生徒主導の啓発活動

    講演や授業で得た知識をもとに、高校生たちが自ら難民問題や支援の必要性について理解を深め、大阪信愛学院小学校、大阪信愛学院幼稚園(認定こども園)の児童・園児や保護者、さらには近隣の幼稚園や小中学校にも協力を呼びかけます。高校1年生の生徒たちは、子どもたちに難民問題についてプレゼンを行い、支援をお願いする活動を行います。

    2.地域を巻き込んだ服の回収活動

    高校生が中心となり、子ども服・ベビー服の回収活動を実施。集まった衣類は「"届けよう、服のチカラ"プロジェクト」を通じて難民キャンプに寄贈されます。これにより、生徒たちは地域コミュニティとの連携や社会貢献活動の実践的スキルを身につけることができます。

    3.SDGsの理念を体現する学び

    この取り組みは、SDGs(持続可能な開発目標)の「1.貧困をなくそう」「10.人や国の不平等をなくそう」「17.パートナーシップで目標を達成しよう」などの複数の目標に関連しており、生徒たちは国際的な視点から社会課題の解決に取り組む経験を得ることができます。

    「信愛中高人権デー」開催概要

    日時:令和7年(2025年)7月8日(火)
       8:40~9:30 ①「"届けよう、服のチカラ"プロジェクト」出張授業
       9:45~10:35 ②「あなたの近所に住む難民たち」講演会
    場所:大阪信愛学院中学校・高等学校 講堂
       (大阪府大阪市城東区古市2-7-30、今里筋線「新森古市」駅1番出口より徒歩約5分)
    対象:①高校1年生~3年生 720人
       ②中学1年生~高校3年生 830人
    講師:①株式会社ユニクロ
        ジャパンデジタルコマース部 南部裕明 氏
       ②カトリック大阪高松大司教区 社会活動センター・シナピス
        副センター長 松浦ビスカルド篤子 氏
        日本在住難民の方

    今後の予定

    9月初旬 学院内の学校園および近隣の幼稚園や小中学校でのプレゼン・手作りポスターの掲示等で協力を呼びかけ
    9月中 衣類の回収
    10月~11月 衣類の仕分け・段ボール詰め・発送作業

    「"届けよう、服のチカラ"プロジェクト」とは

    「"届けよう、服のチカラ"プロジェクト」は、株式会社ファーストリテイリングがUNHCR(国連難民高等弁務官事務所)と共同で2013年から展開している参加型学習プログラムです。このプロジェクトでは、ユニクロやジーユーの社員が学校を訪問し、SDGs(持続可能な開発目標)やリサイクルの意義、服が持つ社会的価値などについて授業を行います。生徒たちは授業後、主体的に校内や地域で着なくなった子ども服を回収し、難民など服を必要とする人々へ届ける活動を行います。
    2024年度には全国733校、約68,000人の児童・生徒が参加し、経済産業省主催「キャリア教育アワード 経済産業大臣賞(大賞)」や文部科学省主催「青少年の体験活動推進企業表彰 審査員会優秀賞」など、多数の賞を受賞しています。

    関連リンク

    学院概要

    大阪信愛学院は、大阪市城東区に位置する、認定こども園から大学までを擁する総合学院です。1884年の創立以来140年にわたり、カトリック精神に基づいた人間教育を土台に、時代に応じた質の高い教育を提供し続けています。


    ■本件に関する問い合わせ先

    取材をご希望の方は、お手数ですが下記問い合わせ先までご連絡をお願いいたします。

    学校法人大阪信愛女学院
    法人事務局広報部 担当:大隈(おおくま)
    TEL:06-6939-4391(ダイヤル9番)
    FAX:06-6939-7161
    E-mail:houjin-kouho@osaka-shinai.ac.jp

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