ミライネットが「BIGLOBE IP トランジット」を採用  ~ データセンターの海外通信速度を大幅に向上 ~

BIGLOBEプレスルーム
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 株式会社ミライコミュニケーションネットワーク(本社:岐阜県大垣市、代表取締役:伊藤 義仁、以下 ミライネット)は、ビッグローブ株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役執行役員会長兼社長:中川 勝博、以下 BIGLOBE)の「BIGLOBE IP トランジットサービス」を採用することで、ミライネットの運営するデータセンターの海外向け通信速度を大幅に向上しました。

 ミライネットの運営するデータセンターは、グローバルに展開する製造業のユーザが多く、海外とのデータ通信品質向上が求められていました。以前は通信の遅延やコンテンツの劣化が発生していたところ、「BIGLOBE IP トランジットサービス」を採用することで通信速度が大幅に向上しました。

 「BIGLOBE IP トランジットサービス」は、データセンター事業者やコンテンツプロバイダ、インターネットサービスプロバイダなどとネットワークの直接接続を行うことで、高品質なインターネット接続を実現するものです。シンガポールや香港など、主要都市にも通信拠点を設けているため、海外との安定した通信も可能です。

 このたび、ミライネットが「BIGLOBE IP トランジットサービス」を採用することで強化された点は以下の通りです。


1. 最適なネットワーク経路を選定
 海外とのインターネット接続では、複数のネット接続拠点の経由が必要になる。「BIGLOBE IP トランジットサービス」は、複数のインターネットエクスチェンジ(注1)と接続し、アジアの多数のISP事業者と相互接続を行っているため、通信速度や通信品質が最適となるネットワーク経路を選定できる。

2. 低コストで海外とのネット通信速度を大幅に向上
 コストを抑えながらも品質の高い通信が実現できるよう、「BIGLOBE IP トランジットサービス」では継続的にネットワーク設計の見直しを実施。ベストエフォート型のサービスの場合でも、遅延が発生する場合には最短経路で接続するなど柔軟な運用体制を構築。ミライネットでは、ネットワーク上で接続先の相手側ホストからリクエストの応答が戻ってくるまでの時間であるRTT(注2)が2分の1になるなど、日本と海外支社間をVPN接続している製造業ユーザの通信速度が2倍に向上した。また、データを送信している途中で、パケットが消失してしまうパケットロスが減少した。


 昨今、グローバル規模でクラウドビジネスが急激に拡大している中、データセンター事業者の役割は、電源容量やセキュリティなどフロア提供といったものから、インターネットの接続品質向上や主要クラウドサービスとの直接接続による安定的なサービス提供など、通信やサービスの品質に関わる領域の重要性が増しています。

 ミライネットは、東海地点のネットワークのハブとなるデータセンター事業者を目指しており、BIGLOBEとの協業で、グローバルに事業展開をすすめる企業の高品質なインターネット環境構築を支援していきます。
 また、電力効率に優れ、環境に配慮した新データセンター「ミライ大垣第2データセンター」を9月1日にオープンしており、ネットワークとサービスを一体化させたハイブリッドデータセンターの実現を目指していきます。

 BIGLOBEは、これまでも大量のトラフィックを扱うデータセンターやゲーム会社、映像を扱うコンテンツ事業者などに「BIGLOBE IP トランジットサービス」を提供してきました。また、先般バックボーンネットワークを大幅強化し、最大通信容量を日本のインターネット通信量の半分にあたる1.5Tbpsへと拡大しました。今後も「BIGLOBE IP トランジットサービス」を通じ、快適な通信環境を提供していきます。


                                 以上


(注1) ISPやデータセンター同士の相互接続ポイント
(注2) RTT(Round Trip Time)、ネットワークの応答速度を左右する重要な指標

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