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熊本県がMOOCシステムを活用した 農業者等対象セミナーをオンライン配信

~MOOCシステムを活用した自治体での取組みは日本初~

NTTナレッジ・スクウェア株式会社(以下 ナレッジ・スクウェア)と株式会社NTTドコモ(以下 ドコモ)が共同で推進する、大規模公開オンライン講座(MOOC※1)提供サイト「gacco(R)(ガッコ)」( http://gacco.org/ )の仕組みを活用して、熊本県が2015年10月より県内の農業者等を対象とした講座をオンライン配信することが決定しました。

これまで熊本県では、2012年度から熊本県農業研究センター、熊本県農業大学校、熊本県立大学の3機関が中心となり「くまもと農業アカデミー」を設立して、県内の農業者等を対象に先進的な農業経営に役立つ講座を提供してきました。今年度、「gacco」の仕組みを用いて従来のセミナーをオンライン配信することで、意欲ある農業者等が栽培作物の農繁期等に関係なく、いつでもどこでも学べる環境が提供できるようになり、農業者等の能力向上を支援することが可能となります。

今回は、「くまもと農業アカデミー」で実施している講座の中から、「鳥獣被害対策講座(鳥獣バスター養成講座(仮称))」を提供します。本講座では、深刻化・広域化する鳥獣被害について、地域が一体となって取り組むことの重要性を理解し、鳥獣の生態や効果的な被害対策の基礎知識等を習得することが可能です。今回の取組みでは、「gacco」のテスト機能、修了証発行機能、掲示板機能等を活用し、受講者の学習効果の向上やモチベーション維持、共通の悩みを持つ受講者間の情報共有の場の提供等を狙います。

「gacco」を提供するドコモ、ナレッジ・スクウェアは、受講人数のべ38万人の実績とMOOCの特徴を活かして、中央省庁や地方公共団体が推進している活動の一部を講座化し、「gacco」の仕組みを通じて提供することで、学習を通じて、国民や地域住民に対する理解を深める場として活用していただけるよう取り組んでまいります。

※1 MOOC:Massive Open Online Coursesの略。Web上で誰でも無料で参加可能な、大規模かつオープンな講義を提供し、修了者に対して修了証を発行する教育サービス。2012年より米国を中心として、主要大学および有名教授によるオープンオンライン講座として公開され、世界中から2,000万人以上が受講している。

*「gacco」は株式会社NTTドコモの登録商標です。

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