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    NTTコミュニケーションズ株式会社

    e-shelterによるオーストリア初の新データセンターの提供開始について

    企業動向
    2015年6月19日 15:00

     NTTコミュニケーションズ株式会社(略称:NTT Com)が株式取得を予定している、ドイツを中心に欧州でデータセンター関連サービスを提供する事業者e-shelter(本社:ルクセンブルグ)は、2015年6月18日(現地時間)より、「オーストリア ウィーン 1 データセンター」の提供を開始します。本データセンターは、オーストリアの首都ウィーンにて、サーバールーム面積約2,800m2を確保しています。今後、本データセンターは、サーバールーム面積を最大約8,400m2まで拡張予定です。

    外観写真


    1.背景
     欧州におけるデータセンターの需要は堅調で、その市場規模は年平均約9%の勢いで拡大すると予想(*1)されています。また、オーストリアの首都であるウィーンは、欧州のICT企業などを中心に企業進出が加速しており、それに伴い、データセンターサービスの需要が急速に拡大しています。
     こうした中、e-shelterはさらなる事業拡大のため、オーストリアの首都ウィーンにて、新たなデータセンターの提供を開始するものです。


    2.概要・特長
     「オーストリア ウィーン 1 データセンター」は、オーストリアの首都ウィーンのオフィスエリアや空港に近接した利便性の高い場所に位置しており、加えて、異なる変電所から冗長構成で引き込まれる大容量電力、ネットワークルートやキャリアを冗長化した可用性の高いネットワーク環境などにより、高い信頼性と柔軟性を実現します。

    <「オーストリア ウィーン 1 データセンター」の外観イメージ>
    https://www.atpress.ne.jp/releases/64453/img_64453_1.jpg

    (1) 柔軟に拡張できる低コストなデータセンター
     本データセンターの建物や設備は、お客さまの要望に応じ、柔軟に設備増設が可能なモジュラーコンセプトを採用し、低層構造にすることで投資効率を高めています。ホールセール(設備卸売)形態で、お客さまが必要とする専用スペースや電力、空調、セキュリティ、通信などのデータセンター設備を柔軟にカスタマイズ提供することもできます。

    (2) 高効率な先進のグリーン性能
     欧州北部の冷涼な気候を活用した間接外気冷房を採用するなど、最新の省エネ技術を活用するとともに、米国グリーンビルディング協議会による「LEED」プラチナ認証に対応した、環境に配慮したデータセンターを提供します。


    (参考) e-shelterの概要
    (1)会社名 :e-shelter
    (2)本社  :ルクセンブルグ
    (3)設立年 :2000年
    (4)代表者 :Rupprecht Rittweger, CEO
    (5)拠点  :ドイツ(フランクフルト、ベルリン、ミュンヘン、ハンブルク)、
           スイス(チューリッヒ)、オーストリア(ウィーン)
    (6)従業員数:約320名
    (7)事業概要:欧州データセンターサービス事業者
    (8)主要顧客:金融、通信、クラウド等ICTサービス事業者、政府機関など


    ■関連リンク
    報道発表 2015年3月3日:ドイツ最大のデータセンター事業者e-shelterの株式取得について
    http://www.ntt.com/release/monthNEWS/detail/20150303.html


    *1 米大手ITアドバイザリ会社のガートナー社は、西ヨーロッパにおけるコロケーション市場は2014年に38.9億ドル、2017年には49.6億ドルに成長すると予測している。(Gartner, The Five Distinct Market Segments of European Colocation Providers ― Market Segmentation for IT Leadersより)