声のトーンから、職場のコンディション変化に気づく ― 音声感情解析「CEEu Mental」先行導入受付を開始

    産業医科大学との共同研究に基づく音声感情解析。職域向け心の健康サービス「ウェルココ」に掲載

    その他
    2026年7月29日 11:00

    CENTRIC株式会社(本社:東京都豊島区、代表取締役:山田亮、以下「CENTRIC」)と、同社の100%子会社である音声感情解析専門会社ESジャパン株式会社(以下「ESJ」)は、職場のコンディションの変化に気づくためのサービス「CEEu Mental」(シーユー メンタル)について、先行導入のお問い合わせ受付を開始しました。あわせて、職域向け心の健康サービスの選択支援ツール「ウェルココ」1 への掲載を開始しています。
    音声感情解析の専門会社であるESジャパン株式会社は、コンタクトセンターの運営・コンサルティングを行うCENTRIC株式会社(本社:東京都豊島区、代表取締役:山田 亮)のグループ会社です。
    CEEu Mentalは、産業医科大学との共同研究を基盤とし、音声感情解析サービス
    2「ESAS」(イーサス)を用いて、日々の業務通話からコンディションの変化を継続的に可視化するサービスです。管理者が従業員に声をかける、産業医への相談を促すといった対応を判断する際の材料を提供します。
    *1 ウェルココ:企業が職域向けの心の健康サービスを探索・比較できる選択支援ツール
    *2 ESAS:Emotional Signature Analysis Solution

    【背景・課題 ― なぜ“声”なのか】

    厚生労働省「令和6年 労働安全衛生調査(実態調査)」によると、現在の仕事や職業生活に関することで強い不安・悩み・ストレスとなっていると感じる事柄がある労働者の割合は68.3%にのぼります。そのように感じている労働者について内容をみると、「仕事の量」が43.2%で最も多く、「顧客、取引先等からのクレーム」は20.7%となっています。
    一方で、メンタルヘルス対策に取り組んでいる事業所の割合は63.2%、そのうちストレスチェックを実施している事業所の割合は65.3%です。年1回のストレスチェックや自己記入式の評価は、本人が不調を自覚した後の把握に偏りやすく、日々の変化を捉える手立ては限られているのが実情です。
    音声は、通話業務のなかで日々発生しているデータです。あらためて記入や測定を求めなくても継続的に得られるため、自己申告に依存しない情報を組み合わせることで、これまで見えにくかった変化の手がかりを得られる可能性があります。

    【CEEu Mentalでできること】

    既存の電話業務のなかで完結する

    解析に用いるのは、すでに業務で録音している通話音声です。従業員が日々入力する項目も、装着する機器もありません。

    採血もウェアラブル端末も専用アプリも不要

    用いるのはマイクで取得する音声のみです。日常の業務の流れを変えずに導入を検討できます。

    管理者が次の一手を判断する材料になる

    ESASで抽出した感情パラメータを統合し、コンディションを数値化するMCS(Mental Condition Score)により、変化の手がかりを可視化します。

    【エビデンス ― 産業医科大学との共同研究】

    CEEu Mentalは、産業医科大学との共同研究を基盤としています。中心となるのは産業生態科学研究所 人間工学研究室です。研究成果は査読付き学術誌 Journal of Occupational Health に2本掲載されており、本リリースではそのうち検知モデルの精度に関する研究をご紹介します。

    検知モデルの精度(前向きコホート研究・2025年)

    コールセンターオペレーター62名を対象とした前向きコホート研究において、業務通話音声の音響特徴量から1か月後のうつ症状(CES-D 16点以上)を識別するモデルのAUC(識別能の指標)は0.783(95%信頼区間 0.691–0.875)でした。陽性と判定された方のオッズ比は7.78(95%信頼区間 3.27–18.5)と報告されています*。
    * 本研究はコールセンターオペレーターを対象とした特定の条件下での結果であり、すべての職種・業種・状況への適用を保証するものではありません。

    実業務環境での実証

    CENTRICのコールセンター(熊本支店・和歌山支店)において、事前同意を得たオペレーター69名を対象に、4か月間の縦断データを収集しました。

    【従業員の同意とデータの取り扱い】

    本サービスは、対象となる従業員への事前説明と同意の取得を前提としています。同意されない方の音声は解析の対象としません。
    MCSは、管理者と従業員のコミュニケーションを支えることを目的とした指標です。人事評価、配置転換、雇用の継続に関する判断など、従業員に不利益となる取り扱いに使用することはできません。

    【研究連携】

    産業医科大学
    ・産業生態科学研究所 人間工学研究室 榎原 毅 教授(人間工学)
    ・産業生態科学研究所 人間工学研究室 谷 直道 講師(人間工学)
    ・産業生態科学研究所 産業精神保健学研究室 江口 尚 教授(産業精神保健学)
    産業医科大学 産業生態科学研究所 人間工学研究室は、デジタルヘルス・テクノロジーを活用してライフログビッグデータを収集・解析することにより、働く人の健康障害の積極的予防に取り組んでいます。

    【ウェルココ掲載について】

    CEEu Mentalは、職域向けの心の健康サービスを企業が探索・比較できる選択支援ツール「ウェルココ」に掲載されています。導入を検討される企業は、以下のページからサービス概要・提供体制・情報セキュリティ対応などをご確認いただけます。
    CEEu Mental サービスページ: https://wellcoco.jp/public/main/service/da721a1a-a453-461e-8164-6840fc497a23
    ESジャパン 会社ページ: https://wellcoco.jp/public/main/company/269
    サービス詳細・お問い合わせは専用サイト https://ceeu-mental.es-jpn.jp/ をご覧ください。

    【提供・お問い合わせ】

    CEEu Mentalは現在、先行導入にご関心のある企業様からのご相談・お問い合わせを受け付けています。サービスの提供開始は2026年度中を目指しており、導入条件は個別にご相談のうえ決定します。
    主な対象は、電話応対業務を主とする職場(コンタクトセンター、カスタマーサポート等)です。その他の業種・職種への適用可否は個別にご相談ください。
    費用は対象人数・利用範囲に応じた個別のお見積もりとなります。

    【ご留意事項】

    本リリースに記載の研究結果は、コンタクトセンター職種の従業員を対象とした特定の条件下で得られたものであり、すべての職種・業種・状況への適用を保証するものではありません。
    CEEu Mentalは医療行為や診断を目的としたサービスではなく、解析結果は医学的な診断を構成するものではありません。また、不調のすべてを検出することを保証するものではなく、産業医面談や日常の観察に代わるものではありません。医学的な判断が必要な場合は、産業医・専門医にご相談ください。
    (再掲)音声データおよび解析結果を、人事評価・配置転換・雇用継続の判断等、従業員に不利益となる取り扱いに使用することはできません。

    <関連トピックス|ニュースリリース>

    2023年4月14日 CENTRIC、音声感情解析「ESAS」に関する特許を取得 組織内のコミュニケーションから従業員の離職などを予測可能
    ~熊本大学と共同研究した感情解析結果を利用~
    https://www.atpress.ne.jp/news/352572
    2024年9月4日 音声感情解析サービス「ESAS」を活用し、オペレーターの音声をモニタリングしてうつ症状を早期に予測 ―産業医科大学と共同研究、音声感情解析技術によるうつ症状早期検出モデルの実証開始―
    https://www.atpress.ne.jp/news/408921
    2024年10月15日 音声感情解析技術をメンタルヘルスケア分野で活用 産業医科大学との共同研究の成果が「Journal of Occupational Health」(英文誌)に掲載
    メンタルヘルスケアの新たな可能性、音声感情解析が切り開く未来
    https://www.atpress.ne.jp/news/413435

    <参考情報>

    ① デジタルヘルステクノロジーの分類における「音声・感情解析」の位置づけ
    Tani N, Fujihara H, Ishii K, ほか. What digital health technology types are used in mental health prevention and intervention? Review of systematic reviews for systematization of technologies. Journal of Occupational Health. 2024;66(1):uiad003. doi:10.1093/joccuh/uiad003
    https://academic.oup.com/joh/article/66/1/uiad003/7404914
    メンタルヘルスの予防・介入に用いられるデジタルヘルステクノロジーを11のカテゴリーに整理したレビュー論文です。そのひとつとして「音声・感情解析(voice and emotion analysis)」が位置づけられています。本論文の筆頭著者・最終著者は、CEEu Mentalの共同研究者である谷 直道 講師・榎原 毅 教授です。
    ② デジタルヘルステクノロジーの学術研究トレンド(2003–2022年)
    DeLight Project(国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)令和4年度事業)「DHTの学術研究のトレンドはどのようになっているの?」(2024年9月11日公開)
    https://delight.sanei.or.jp/healthcare_question/tr_article/individual.html?entry_id=62
    IEEEデータベースを対象とした分析では、2003年から2022年までの20年間で技術論文数が最も多かったカテゴリーは「音声・感情解析」(106,427件)であり、「運動・身体活動」(36,939件)、「脳波デバイス」(17,417件)がこれに続くと報告されています。

    ■産業医科大学 産業生態科学研究所 概要

    産業生態科学研究所は、産業医学を専門的に研究・教育することを目的とする産業医科大学の附置研究所です。研究所には、快適環境部門、健康支援部門、社会環境部門、災害産業保健センターが設置されており、各専門分野における研究のほか、医学部及び大学院学生の教育、産業医学に関する卒後研修、産業医学に関する国際協力等の事業を行っています。

    ■ESジャパン株式会社 概要

    感情解析の技術は常に進化を続けています。私たちESジャパンは、この音声感情解析をもとにお客様の現在、そして未来にわたり課題を解決することを使命として、新しいソリューションを提供してまいります。

    会社名  ESジャパン株式会社
    所在地  東京都豊島区池袋2-50-9 第三共立ビル5階
    設立   令和元年6月
    代表   代表取締役 山田 亮
    資本金  1,000万円
    事業内容 音声感情解析を用いたソリューションの開発販売及び保守
    コーポレートサイト https://www.es-jpn.jp/

    ESジャパンでは音声感情解析技術が、CENTRICグループの理念である「心豊かな社会の実現」の一翼を担うと信じており、今後もテクノロジーの開発・応用を進めてまいります。
    音声感情解析ESASサービスの詳細は、ESジャパン株式会社ホームページよりご確認ください。
    https://www.es-jpn.jp/

    会社概要

    会社名:CENTRIC株式会社
    代表者:代表取締役 山田 亮
    所在地:〒171-0014 東京都豊島区池袋2-50-9 第三共立ビル5F
    設立日:2009 年 4 月 6 日
    事 業:BPO総合支援サービス
    コンタクトセンター運営、コンタクトセンターコンサルティング
    音声感情解析サービス開発研究および販売
    URL :https://centric.co.jp/
    備 考:2009年創業。コンタクトセンターコンサルティング事業からスタート。
    「心豊かな社会の実現」というミッションのもと、
    業務の企画・設計から運用まで、
    ワンストップサービスを様々な企業様へ提供。
    2017年「最もお客様を大切にするコンタクトセンター」を
    コンセプトに熊本に自社内初のコンタクトセンターを設立し、
    2018年に和歌山にもセンターを設立。
    2022年には元々支店のあった沖縄に自社センターを設立し
    全国3拠点にて運営。ECを主としたコンタクトセンターの
    運営・コンサルティングを行なっている。
    近年ではEC通販のみならず、健康診断データ入力代行の医療系BPOや
    人事労務にまつわるコーポレートBPO、地方自治体の代行として、
    住民や企業の皆様をサポートする官公庁系BPO等、
    BPO総合支援事業者として様々なBPO事業を展開している。

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