「後半生の こころの事典」4/24発売!

~親の死、配偶者の大病、定年退職、施設への入居……そのとき“心”をどう保つか~

株式会社CCCメディアハウス(本社:東京都目黒区、代表取締役:中西一雄)は、60代からの後半生をいかに心豊かに過ごすかをテーマに、ライフイベント(生活を大きく変える出来事)ごとに起こりがちな問題とその対処法を著した「後半生の こころの事典」を2015年4月24日に発売いたします。

後半生の こころの事典
後半生の こころの事典

「後半生の こころの事典」詳細
URL: http://books.cccmh.co.jp/list/detail/1664/

■「後半生の こころの事典」概要
 親の死、配偶者の大病、定年退職、老化の進行、施設への入居……後半生のライフイベントには、ネガティブなものが多くなります。そしてその多くは、いつ起こるかはわかりませんが、いつかあなたの身にも確実に起こります。
 本書では、心理老年学の立場から、後半生に待ちかまえている代表的なライフイベントが、私たちの心や行動にどう影響を与えるか、そして、私たちはそれにどう対処すればよいのかを考えます。

「60代」は、自分の「本義」を見つけ、実践する年代です。
 まず訪れるライフイベントは、定年退職や継続雇用、再就職です。退職すれば、平日と週末、オンとオフの区別がなくなります。一見あらゆるものから解放されたかのように思えますが、実際は束縛されています。人は空虚な時間には耐えられません。大切なのは、日常を固めること、すなわちどんな日常を送るかをあらかじめ考えておくことです。また再雇用されれば、今までの部下が上司になり、賃金が半減することが考えられます。しかも今までと同じレベルの仕事はできませんので、お金に代わる社会的評価を得ることに価値を見出さなければなりません。60代では、ほかに「地域活動への参加」「親の死」「配偶者または自分の大病」「老化の進行」についての考察があります。

「70代」は、他者のサポートを受け入れ、世代継承性を考える年代です。
「仕事からの引退」「地域活動からの引退」が決定的になります。それにともない社会的な生活圏が縮小しますので、否が応にもアイデンティティを再構築する必要に迫られます。まずは自分が老人になったことを自覚し、老いに適応することです。そして子や孫へ何を伝えていくかを考える時です。大切なのは、あなたの生き方を子や孫に見せることです。

「80代」は、喪失を乗り越え、新たな未来展望を持つ年代です。
 自分または配偶者が要介護認定されたり、認知症になったりすることが考えられます。体が弱り施設に入居することや、子どもと同居することも余儀なくされます。そして友人・知人の死や配偶者の死と直面することになります。喪失への心の準備や、老年期を生きるために内的世界を深化させる必要があります。もっと自分を見つめ直して、新たな未来展望を持つことです。

「90代以降」は、知的好奇心を持ち続け、内在的生活圏を深める年代です。
 思い通りに体を動かせなくなっても、金銭管理を他者に委ねても、人生に愛着があればだいじょうぶです。孤高の境地を手に入れ、人格を完熟させること。それが人生を最期まで幸せに生き切るための最終的な対処法です。


■著者略歴
佐藤 眞一(さとう・しんいち)
1956年東京生まれ。大阪大学大学院人間科学研究科臨床死生学・老年行動学研究分野教授、博士(医学)。早稲田大学大学院文学研究科心理学専攻博士後期課程を終え、東京都老人総合研究所研究員、ドイツ連邦共和国マックスブランク人口学研究所上級客員研究員、明治学院大学心理学部教授等を経て現職。前日本老年行動科学会会長。日本応用老年学会理事、日本認知症ケア学会代議員、日本老年精神医学会編集参与、日本老年社会科学会評議員等を務める。主な著書に『ご老人は謎だらけ 老年行動学が解き明かす』(光文社新書)、共著に『老いのこころ 加齢と成熟の発達心理学』(有斐閣)、『老いと心のケア 老年行動科学入門』(ミネルヴァ書房)などがある。

■仕様・定価・発売日
仕様    : 四六判・並製/272ページ
定価    : 本体1,600円(税別)
発売日   : 2015年4月24日

■会社概要
商号   : 株式会社CCCメディアハウス
代表者  : 代表取締役 中西一雄
所在地  : 〒153-8541 東京都目黒区目黒1-24-12
設立   : 2014年10月
事業内容 : 出版
資本金  : 1,000万円
URL   : http://www.cccmh.co.jp/

カテゴリ:
その他
ジャンル:
書籍・雑誌 医療 社会(国内)

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