
学校法人加計学園と独立行政法人・国立文化財機構東京国立博物館は人的・知的・文化的資源の交流と活用を図り、学術研究と教育において連携・協力し、文化・社会の発展に寄与することを目的として5月25日、包括連携協定を結びました。同博物館が地方の大学と包括的な連携協定を結ぶのは初めて。今後、遠隔地からの博物館体験を可能にする新たな教育・研究プログラムの共同開発などに取り組みます。
調印式は岡山市北区の加計学園創立50周年記念館3階会議式で行われました。式では藤原誠館長が「幅広く国内の大学などと連携し、互いに研究活動をしたり、当館の専門性を踏まえた教育活動をしたりと、様々なことを今後やっていこうという流れの中で協定を結ぶことになった。この協定をベースに一層の連携を取りながら、ともに発展していければ大変うれしい」とあいさつ。
続いて加計学園の加計役理事長は「遠隔であることをハンディキャップとするのではなく、むしろその特性を生かした新たな可能性として取り組みたい。本学園が有するメディア映像技術とのコラボレーションによって、東京国立博物館の新たな魅力や価値に光を当てることができるものと期待している」と述べ、協定書を交わしました。
調印式にはこのほか、東京国立博物館から竹之内勝典副館長・総務部長、河野一隆・学芸研究部長、加計学園の山中一郎・法人本部事務局長、岡山理科大学から平野博之学長、南善子副学長、松浦洋司副学長、富岡直人学長補佐、学芸員教育センターの三坂一徳講師、倉敷芸術科学大学からは山口一裕副学長、五十嵐英之芸術学部長、中川浩一芸術学科教授、原田明夫芸術学科准教授が出席しました。
調印式に先立ち、東京国立博物館の河野学芸研究部長が「未来を拓く3A(Archaeology×Art× AI)-博物館と大学で共創する知と学びのフロンティア-」と題して特別講演。河野学芸研究部長は博物館の様々な機能を説明するとともに、「無相関ストレッチ」という画像処理技術やAIのディープラーニングによる画像復元などによって、文化遺産の制作当時の有り様を復元することが可能とし、クラウド上に収蔵庫をつくり空間コンピューティングなどのデジタル技術を駆使した「DIGIAL MUSEUM」構想について紹介。会場を埋めた約110人の学生や教職員は熱心に聴き入っていました。
講演の模様は倉敷芸術科学大学にもオンライン中継され、約50人の学生・教職員が傍聴しました。































