文芸と学問の神が見守る梨木神社に言葉の才能が集う― ことなり京都「第二回 京都やおよろず文学賞」授賞式開催
2025年10月18日(土)、京都市上京区の梨木神社にて、ことなり京都「第二回 京都やおよろず文学賞」の授賞式が開催されます。本文学賞は、京都の神社仏閣と創作文化をつなぎ、800字という短い文学表現を通して地域文化と現代の想像力を結ぶことを目的としています。
授賞式では、全国から寄せられた応募作品の中から選ばれた最優秀賞および佳作の発表・朗読が行われます。また、文芸同人誌の即売会やキッチンカーによるフード出店も同日開催され、来場者にとって言葉の温もりを直接感じられる貴重な機会となります。
会場の梨木神社は、京都御所の東に位置し、文学と学問の神として知られる三條實萬公・三條實美公を祀る由緒正しい神社です。秋には「萩の宮」とも呼ばれ、境内には約500株の萩が咲き誇ります。静謐でありながら創作意欲をかきたてる空間は、文学愛好者や作家たちに親しまれています。
授賞式を主催する「神社仏閣をもっと身近に」は、神社仏閣への訪問をきっかけに、再訪やコミュニティ形成につなげる取り組みを行う団体です。神社仏閣の魅力をイベントを通して身近に感じてもらい、地域住民や若者、さらに新たなファンの創出を通して、親しまれる場所として根付くことを目指しています。
去年の授賞式の様子
■授賞式概要
名称 :ことなり京都「第二回 京都やおよろず文学賞」授賞式
日時 :2025年10月18日(土) 11時開始
会場 :梨木神社 拝殿(雨天時:屋内開催)
所在地:京都市上京区染殿町680(御所東・寺町通沿い)
参加費:無料(予約不要)
主催 :神社仏閣をもっと身近に
後援 :京都市 上京区(上京区民まちづくり活動支援事業)
協力 :梨木神社
■同日開催イベント(入場無料・予約不要)
◎文芸同人誌即売会
時間:10:00~16:00
場所:梨木神社および梨木通り
内容:個人作家や文芸サークルによる同人誌展示販売(約30ブース予定)
特徴:全国各地から集まった作家と直接交流でき、
作り手の息づかいを感じられる手作り文芸誌との一期一会の場です。
文芸同人誌即売会イメージ
◎萩のアーチトンネル装飾「言の葉トンネル」
境内の萩のアーチを活用した装飾企画です。短い言葉や文章が花とともに展示され、来場者は散策しながら文学の息吹を感じられます。
当日は短冊に自分の言葉を書き込む体験も可能です。
言の葉トンネル
◎ビブリオバトル
時間 : 13:00~
内容 : 参加者が好きな本を紹介し合うコミュニケーションゲーム。
新しいジャンルや本との出会いを提供します。
ビブリオバトルは参加者を募集中です。
応募はこちら: https://t.co/umLnQfc2NV
◎フードコーナー
軽食や飲み物を提供します。文学と自然に包まれながら憩いのひとときを楽しめます。
◎オリジナルブックカバー発売
本文学賞オリジナルのブックカバーを販売します。
■審査員(敬称略・五十音順)
円居 挽|ミステリ作家
『丸太町ルヴォワール』でデビュー。漫画原作やゲームシナリオなど多ジャンルで活躍。
織守 きょうや|小説家
現役弁護士としての経験を活かしサスペンスやヒューマンドラマを執筆。代表作に『記憶屋』『ライアーハウスの殺人』など。
大滝 瓶太|作家
京都大学大学院工学研究科博士後期課程満期退学。短編・文芸批評を中心に作品を発表。著書に『その謎を解いてはいけない』など。
<ゲスト審査員>
安藤 達也|株式会社サイバーエージェント エンターテインメントプロデュース局 局長
■アクセス情報
電車:京阪「神宮丸太町駅」より徒歩15分
地下鉄烏丸線「今出川駅」「丸太町駅」より徒歩20分
バス:市バス「府立医大病院前」下車 徒歩約3分(京都駅から4・17・205系統)
車:名神高速「京都東IC」から約20分/「京都南IC」から約30分
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