高校生が挑んだ仏像彩色プロジェクト 雲中供養菩薩が奈良「喜光寺」で完成公開のお知らせ
学校法人誠恵学院 誠恵高等学校(静岡県沼津市/理事長 小野貴弘)は、本校芸術コースの生徒が、奈良市の奈良時代創建の古刹・喜光寺に奉納された「雲中供養菩薩像」2体の彩色工程を担当したことをお知らせいたします。
本堂には左右7体ずつの雲中供養菩薩が揃い、壮麗な空間が完成しました。伝統技法に挑んだ高校生たちの情熱が、1300年の歴史を持つ堂内に新たな息吹を吹き込みました。
■本リリースのポイント
1.奈良時代創建の古刹・喜光寺に新たに6体の雲中供養菩薩像が奉納
2.誠恵高校芸術コースの生徒が仏像彫刻の彩色工程を担当
3.開眼法要により本堂は計14体の雲中供養菩薩が揃い、荘厳な空間に
4.生徒の個性を生かし、可能性を伸ばす!誰もが主役の学生時代を応援します

奈良・喜光寺に奉納された雲中供養菩薩
■奈良時代創建の古刹・喜光寺に新たに6体の雲中供養菩薩像が奉納

奈良市の「喜光寺」
奈良市の「喜光寺」でこのほど、新たに6体の雲中供養菩薩像が安置され、開眼法要が執り行われました。
本堂で営まれた法要では、制作・奉納を行ったNPO法人仏像彫刻美術院理事長の榎本宣道氏から、喜光寺の山田住職へ目録が手渡されました。その後の開眼の儀では、山田住職が大筆を取り、6体の仏像に魂を入れる儀式が執り行われました。

阿弥陀如来坐像の両側左右7体ずつ計14体が揃った雲中供養菩薩像
本尊・阿弥陀如来坐像の両側にはこれまで8体の雲中供養菩薩像が安置されていましたが、今回の奉納により左右7体ずつ、計14体が揃い、堂内はいっそう華やかで荘厳な空間となりました。
これらの像は、京都・平等院鳳凰堂に伝わる国宝「雲中供養菩薩像」を範として制作されたもので、楽器を奏でる姿などにより極楽浄土の世界観を表現しています。
山田住職は「14体になり、随分と賑やかになりました。阿弥陀如来様もお喜びになっていることと思います」と話しています。

誠恵高校の生徒が彩色した雲中供養菩薩
■学校概要
誠恵高等学校は1950(昭和25)年創立の高等学校です。現在は「普通コース」のほか、「進学コース」「情報処理コース」「芸術コース」の4コースを設置し、卒業生は地元のみならず各分野で活躍しています。
芸術コースでは、2年生からデザイン専攻・絵画専攻・陶芸専攻に分かれ、専門性を高めた授業を展開しています。陶芸専攻ではガス窯・電気窯などの設備を備え、特に縦横1メートル、高さ1.5メートルの大型ガス窯は高校では珍しく、生徒たちは大作制作にも挑戦しています。
また陶芸部では、富士宮市の陶芸家・小割哲也さんによる個別指導を週2回実施しています。
■誠恵高校芸術コースの生徒が仏像彫刻の彩色工程を担当

誠恵高校の生徒が彩色した雲中供養菩薩1

誠恵高校の生徒が彩色した雲中供養菩薩2
今回、奈良市の「喜光寺」に奉納された雲中供養菩薩像のうち、2体の彩色工程を本校芸術コースの生徒が担当しました。
本取り組みは、仏師・榎本宣道氏とのご縁により実現。理事長の小野貴弘が長年仏像彫刻を学び、2013年の第一次奉納から彩色に携わってきた経緯を背景に、今回第三次奉納として制作された像の彩色に生徒が参加することとなりました。
制作では、木地を整える下地工程(胡粉塗り)を経て、筆やエアブラシによる繊細な彩色を実施。複雑な文様や小さな仏具部分の仕上げなど、高度な集中力と技術が求められる作業に、生徒たちは真摯に取り組みました。
参加生徒は「何百年も残るかもしれない仏像に関われることは貴重な経験。多くの方に見ていただく作品なので緊張感を持って制作しました」と話しています。
■沼津御用邸記念公園で制作過程を公開

沼津御用邸記念公園で制作過程を展示した雲中供養菩薩像
制作過程は、2025年12月開催の「誠恵高等学校 創作展『創』in 沼津御用邸記念公園」にて特別公開されました。
歴史と自然が調和する沼津御用邸記念公園・西附属邸にて、芸術コースの入選作品とともに展示され、多くの来場者が制作の様子に見入りました。
■生徒の個性を生かし、可能性を伸ばす!誰もが主役の学生時代を応援します

雲中供養菩薩を彩色する誠恵高校の生徒
当校では、授業や部活動、課外研修を通して、勉学だけでなく、多様性に富んだ学校教育を運営しております。
進学・就職先も、個人の可能性を伸ばし、進路実現のために教員が親身になって指導しております。今後も多様性と先進性を生かし、新しい時代にも柔軟に対応し、活躍する人材を育成していきます。


























