株式会社日経BPコンサルティング

    日経BPコンサルティング調べ 「スポーツ・オリンピック意識調査2014」《続報》競技×企業ペア想起調査編  錦織効果は絶大。「テニス」×「ユニクロ」のペア想起が第1位  第2位は、日本代表を応援し続け37年目の「キリン」×「サッカー」のペア ― テニスブームで「ヨネックス」は「テニス」とのペアで第4位 ―

    調査・報告
    2014年12月9日 11:00

     株式会社日経BPコンサルティング(所在地:東京都港区、代表取締役社長:戸田雅博)は、2014年10月10日に発表した「スポーツ・オリンピック意識調査2014」の続編として、各スポーツ競技に企業名がどの程度結びついているかを調べた「競技×企業ペア想起調査編」をまとめ、本日(12月9日)発表しました。なお、調査結果を収めたデータ集を、本編のデータ集とセットで発売します。

    表1

     本調査は「スポーツ・オリンピック意識調査2014」と同時に行っており、こちらも今回が初調査です。調査期間は2014年9月17日~21日、当社の調査モニターに対し回答を募集し、有効回答数は550人となりました。
     あるスポーツ競技と、そのスポーツ競技から思い浮かぶ企業名の両方を組み合わせた形で、自由記述で最大5ペアまで回答してもらいました。ペアでの記述がなかった回答は集計から除外しました。全想起数は679件、「競技名」と「企業名」との組み合わせ総数は201パターンありました。


    【調査結果のポイント】
    ■ 錦織効果で、「テニス」は「ユニクロ」や「日清食品」のほか、「ジャガー」とのペアで想起された。
    ■ 「ヨネックス」は、「バドミントン」より「テニス」とのペア想起が上回った。
    ■ 「サッカー」を長年支援する「キリン」と「コカ・コーラ」が上位にランクイン。


    【調査結果】
     表1には、ペア想起ランキングのトップ20を示した。錦織圭選手が出場した全米オープンテニス決勝が、本調査の実施前となる9月9日(日本時間)に行われたため、「テニス」への注目が特に集まっている最中での調査実施となり、その影響を色濃く受けた結果となった。

    ◆ 錦織効果で、「テニス」は、「ユニクロ」や「日清食品」のほか、「ジャガー」とのペアで想起
     ペア想起第1位は、「テニス」×「ユニクロ」のペア。プロテニス世界ランキング(12月9日現在)1位のノバク・ジョコビッチ選手と、同5位の錦織圭選手が「ユニクロ」のグローバルブランドアンバサダーであり、ウエアを着用することによるPR効果がストレートに表れた結果といえるだろう。特に、全米オープンテニスでは、この2人が準決勝で激突。“ユニクロ対決”として注目を集めた。このほか、第14位には錦織選手が所属契約を結ぶ「日清食品」×「テニス」のペアがランクイン。また、調査初日の9月17日に、錦織選手が高級車ブランド「ジャガー」のブランドアンバサダーに就任したことを受け、「テニス」×「ジャガー」のペアも1件確認された。

    ◆ 「ヨネックス」は、「バドミントン」より「テニス」とのペア想起が上回った
     錦織選手の活躍で、にわかにブームになりつつあるテニス。「ヨネックス」では「テニス」とのペアで第4位にランクインした。「ヨネックス」の売上構成比を見ると、2013年度は「バドミントン」が50.8%、「テニス」が14.6%と、主力は「バドミントン」用品であるにも関わらず、「テニス」とのペアが「バドミントン」とのペア(第8位)を上回った。
     錦織選手の活躍が、国内における「テニス」全般に対する興味・関心を向上させるという期待感が、「ヨネックス」への注目を間接的に高めた効果が大きかったといえるだろう。このほか、錦織選手に関係が深いものには、使用するラケットのメーカー「ウイルソン」で2件、シューズのメーカー「アディダス」で1件、それぞれ「テニス」とのペアが確認された。

    ◆ 「サッカー」を長年支援する「キリン」と「コカ・コーラ」も上位に
     第2位は「サッカー」×「キリン」のペア。「キリン」は1978年から続く「キリンカップサッカー」(当初は「ジャパンカップ」)などを通じてサッカー日本代表を応援し続けて37年目が経過する。今年は、6~7月にブラジルで行われたFIFAワールドカップに日本代表が出場したことでも注目を集めた。「キリン」は、今年5月に、2015年4月から2022年12月までの「サッカー日本代表オフィシャルパートナー」契約を日本サッカー協会と締結。今後もこのペア想起の関係は強化されていくものと思われる。
     また、同じく1978年からFIFAワールドカップの公式スポンサーを務める「コカ・コーラ」も「サッカー」とのペアで第17位にランクイン。長期にわたる継続的な支援が、競技との連想を強化している例だろう。


     2020年東京オリンピックに向けて、チームや選手の活動はもとより、企業がスポーツと向き合う姿勢にも真剣味が増していくものと考えられる。今回の結果が今後どのように変化していくか、大変興味深い。日経BPコンサルティングでは、この「スポーツ・オリンピック意識調査」を定期的に継続していく予定である。

    (小山田誠=日経BPコンサルティング コンサルタント)


    ■表1:「競技名」と「企業名」とのペア想起ランキング・トップ20
    http://www.atpress.ne.jp/releases/54616/img_54616_1.png


    ■商品詳細
    商品名:「スポーツ・オリンピック意識調査2014」
        競技×企業ペア想起調査編
    発刊日:2014年12月9日
    価格 :30,000円(税別)
        ただし、本編である「スポーツ・オリンピック意識調査2014」の
        購入者に限り販売
    版型 :CD-ROM (1枚)
    内容 :Q14の集計データ(Excel形式)
        [「競技名」と「企業名」のペア想起ランキング、
         「企業名」単独の想起ランキングと「競技名」の内訳、
         「競技名」単独の想起ランキングと「企業名」の内訳]


    ■調査概要
    【調査設問】
    あるスポーツ競技を考えたとき、そのスポーツ競技と思い浮かぶ企業名の組み合わせ [自由記述で最大5ペアまで]

    【調査期間】
    2014年9月17日~21日

    【調査方法】
    Web調査(日経BPコンサルティングのインターネット調査システム「AIDA」を利用)

    【調査対象者】
    日経BPコンサルティングが保有する調査モニター約20万人

    【調査告知方法】
    月刊のメールマガジン「NBPC調査モニター通信」Vol.153(2014年9月増刊号)

    【有効回答数】
    550人

    【回答者属性】
    性別…… 男性:50.2%/女性:49.8%
    年代別… 20代以下:16.0%/30代:20.0%/40代:22.5/
         50代:19.3%/60代以上:22.2%


    日経BPコンサルティング:日経BP社全額出資の「調査・コンサルティング」「企画・編集」「制作」など、コンサルティング、コンテンツ関連のマーケティング・ソリューション提供企業。(2002年3月1日設立。資本金9,000万円)

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