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    国立研究開発法人産業技術総合研究所

    第7回RD20国際会議、 カーボンニュートラル実現へ世界的研究者が集結

    ノーベル賞受賞者・吉野彰氏、タスクフォース活動報告、 ETWG(エネルギー転換ワーキンググループ)での活動を通じた G20への貢献など多様なセッションに注目

    イベント
    2025年9月24日 14:00

    つくば(日本)- 国立研究開発法人産業技術総合研究所(産総研)は、2025年9月30日(火)から10月3日(金)まで、「第7回RD20国際会議」を開催します。本会議は、G20各国・地域の主要研究機関が連携し、クリーンエネルギー技術の研究開発と国際協力を加速させるための取り組みです。今回の会議では、リーダーズセッションでの産総研 ゼロエミッション国際共同研究センター長、吉野 彰氏の基調講演に加え、活発な活動を続けるタスクフォースの成果報告など、多角的な視点から議論を深めます。


    公開日程は9月30日(火)、10月1日(水)、10月3日(金)午前の3日間です。



    ■注目すべきプログラム:RD20を通じた国際協力の拡大

    リーダーズセッション(10月3日午前)では、ノーベル化学賞受賞者で、リチウムイオン電池の生みの親である吉野 彰氏が登壇し、産総研における二酸化炭素除去と測定・報告・検証(MRV)に関する研究を紹介する基調講演が行われます。さらに、ドイツのヘルムホルツ・ベルリン物質・エネルギーセンター(HZB)から理事(研究担当)のProf. Dr. Bernd Rechが登壇し、HZBでのグリーンエネルギー研究について紹介するとともに、国際連携を通じたイノベーションについて語ります。

    今回の会議で特に力を入れているのは、最先端の研究課題を深掘りするタスクフォースの活動報告です。タスクフォースは、カーボンニュートラル社会の実現のため、RD20として連携が急がれる研究課題の達成を目的としています。太陽光発電の更なる導入に向けた太陽電池評価技術の確立とその知見のPVコミュニティへの普及、世界的に重要なエネルギーキャリアとして期待される水素の普及に向けたライフサイクル評価(LCA)や技術経済性分析(TEA)など、喫緊の課題解決に向けた国際共同研究活動とその研究成果が発表され、活発な議論が期待されます。

    また、テクニカルセッション(9月30日、10月1日)では、「合成燃料」「エネルギー貯蔵」「エネルギーのためのAIとデジタル化」という3つのカーボンニュートラル関連技術に焦点を当て、世界12カ国からの専門家が講演を行い、技術革新と国際協力の可能性を探求します。



    ■開催概要

    ・会期  :2025年9月30日(火)~10月3日(金)

    ・公開日程:9月30日(テクニカルセッション)、

          10月1日(テクニカルセッション)、

          10月3日午前(リーダーズセッション)

    ・会場  :ホテル日航つくば およびオンライン

    ・主催  :国立研究開発法人 産業技術総合研究所

    ・共催  :経済産業省、文部科学省、環境省、

          国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)

    ・言語  :英語(AI自動同時通訳あり)


    ・その他:本会議は、2025年大阪・関西万博のテーマウィークのひとつ「SDGs+Beyond いのち輝く未来社会」におけるテーマウィークコネクトプログラム(会場外開催の公式プログラム)に認定されています。


    > 詳細・参加登録: https://rd20.aist.go.jp/ja/conference/  ※事前登録9/26(金)9:00〆

    > メディア取材申込(メディアリレーションズ:10/3(金)12:05-12:35): https://forms.gzr.aist.go.jp/m?f=502



    ■RD20とは

    2019年に日本主導で発足したRD20は、カーボンニュートラルの実現に向け世界最先端の技術開発を行うG20各国・地域の主要な研究機関の連携強化によりイノベーション促進をめざす国際的なイニシアティブです。

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