あらためて“手書きの年賀状”の価値を見直す

    お手紙エッセイ本『おてがみじかんで ほんの少し 心にゆとりを』が刊行1周年

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    2025年11月12日 10:00

    「お手紙を書く時間を楽しむ会」などを主宰する「えんを描く」(所在地:兵庫県、代表:小森利絵)は、お手紙エッセイ本『おてがみじかんで ほんの少し 心にゆとりを』(Booko出版)を2024年11月17日(日)に自費出版し、この冬で刊行1周年を迎えます。

    本書は、ZINEづくりや自主出版を通じて「お手紙を書く」「言葉を贈る」文化を発信してきた著者が、日々の中で感じた小さな想いや、お手紙にまつわる体験を綴ったエッセイ集です。

    読者からは「『取りあえず書いてみたら!?』と言ってくれるような本でした」「年賀状、今年で終わりにしようと思ったけど、出すことにしました」「こんなお手紙の楽しみ方があるのかと新鮮でした」といった声が寄せられています。

    自著『おてがみじかんで ほんの少し 心にゆとりを』を手にする著者
    自著『おてがみじかんで ほんの少し 心にゆとりを』を手にする著者

    文通歴35年の著者が提案する、“今の時代に合う”年賀状の楽しみ方

    2026年用の年賀はがきの販売は、2025年10月30日(木)から始まっています。「年賀状じまい」やSNSでの新年のあいさつが広がる中、2026年の年賀状はどうしますか?

    SNSやメールが当たり前になった今、年賀状は“自分のペースで想いを届けるアナログツール”として、あらためて見直されているのではないでしょうか。そんな今だからこそ、こんなふうに楽しみたい! ここでは3つの視点を提案します。


    (1)相手への思いを見つめる時間にする

    自分のことを振り返る時間はあっても、「相手への思い」をゆっくり見つめる機会は意外と少ないもの。年賀状を書く時間は、普段は伝えそびれている感謝やねぎらいを、言葉にして届けるチャンスです。短くても心を込めた一言が、相手の一年の始まりをやさしく照らします。

    (2)届くだけで、もう特別

    年賀状が届くことが少なくなった今、“届く”という行為そのものが、すでに特別な出来事です。1月7日までに届けばいいので、元旦に間に合わせようと急がなくても、むしろお正月にゆっくりと書くのも素敵なもの。時には、寒中見舞い(1月8日~2月3日頃)として気持ちを届けるのもおすすめです。

    (3)手を動かして、その1枚をつくる時間も楽しむ

    紙を切ったり貼ったり、手で書いたり描いたり・・・・・・そんな時間は、日常の中ではなかなか取れなくなりました。手を動かして何かを生み出す時間は、子どもの頃の図工のように、心が躍る瞬間をもたらしてくれるでしょう。


    「新年のあいさつといえば年賀状が定番でしたが、最近はLINEやメッセンジャーなど、さまざまなツールがありますよね。義務的にたくさん送らなくてもよくなった今だからこそ、本当に送りたい相手にだけ書ける楽しさがあるのではないかなと思います」(著者・小森利絵)

    そのほか、本では“今の時代に合うお手紙の楽しみ方”も提案しています。年賀状をどうしようかと迷うこの時期、あらためて“アナログで届けること”の豊かさを思い出させてくれる一冊です。

    旅先から自分宛てにお手紙を書くという楽しみ方も
    旅先から自分宛てにお手紙を書くという楽しみ方も

    書誌情報

    タイトル:おてがみじかんで ほんの少し 心にゆとりを
    著者  :小森利絵
    出版社 :Booko出版
    発売日 :2024年11月17日
    価格  :本体価格1,100円+税
    判型  :B5判/92ページ
    ISBN  :9784911115534
    販売場所:Amazon、オンライン書店、文学フリマ、ZINEフェスほか

    著者プロフィール

    小森 利絵(こもり・りえ)
    「“あなた”がふと空を見上げたくなるメッセージを届け続けたい」と考え、執筆活動を続けるフリーライター。2008年から編集プロダクションや広告代理店、ウェブサイト制作・運営会社等で編集・ライティングを経験。2014年からフリーライターとして活動を開始し、主に人物インタビューを手がける。高校生の娘と一緒にフリーペーパー『えんを描く』発行、お手紙を書く時間を楽しむ会「おてがみぃと」主宰。また、お手紙がある暮らしについて書き綴るコラム「おてがみじかん」を連載中。

    次回イベント出店情報

    「文学フリマ京都10」(2026年1月開催)に出店予定(母娘のユニット『えんを描く』として)。お手紙エッセイ本『おてがみじかんで ほんの少し 心にゆとりを』をはじめ、高校生の娘との交換日記ZINE『ふわごわ Our life~娘が18歳までの約3カ月間、母娘で交換日記~』など、個人でつくったさまざまなZINEも発売。詳細はnoteに掲載しています。

    「文学フリマ大阪13」出店時の様子
    「文学フリマ大阪13」出店時の様子

    本件に関するお問合せ

    担当    :えんを描く 小森利絵
    お問合せ先 :loopdrawing.canvas@gmail.com

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