フリーペーパーの発行やお手紙の会の開催などを行う「えんを描く」(所在地:兵庫県、代表:小森利絵)は、2025年5月10日(土)にZINE2冊(『“すぐには”わからない、を楽しむ。ハナミズキDAYS』『ふわふわMy life~17歳の、17日分の日記~』)を発売。同日開催の「ZINEフェス神戸」に出展します。
母娘それぞれで制作したZINE2冊
2010年から母娘で友だちにお手紙を書くようなフリーペーパー『えんを描く』を発行し、今年2025年10月には15周年を迎えます。創刊当初3歳だった娘は、高校生になりました。
■フリーペーパー『えんを描く』とは
「書きたい!」と思った時に書く、“フリー=自由”な“ペーパー=紙媒体”。配布先はフリーペーパー専門店やカフェ、雑貨店、その他のスペースなど。媒体概要はこちらからご覧いただけます。
https://www7b.biglobe.ne.jp/~loopdraw/freepaper/en_0.pdf
フリーペーパー『えんを描く』
日々、さまざまな出来事が起きています。ニュースを見ながら、つらくなったりかなしくなったり。なんで、こんなことが起こるんだろうと思うこともあります。この現実を変えるほどのことはできないけれど、たとえば「近所の人にあいさつをする」「エレベーターで乗り合わせた人と天気の話をする」「最近、連絡をとっていないともだちにメールしてみる」など日常のささやかなことからつながっていくものがあるのではないか。
近所の人にあいさつを続けていたら、おじいさんから「あんたがあいさつをしてくれるだけで嬉しいわ」とお寿司をおすそわけしてもらったり、おばあさんから「家の電灯をかえられへんから手伝ってくれへん?」と頼まれたり。私もそう、おなかに娘がいる時に道でばったり出会った知らないおばちゃんから声をかけられて励まされたことがありました。一人ひとりが目の前にいる人にそうしていったら、世界はどうなるだろう。そんなことを考えながら、娘と一緒につくり続けてきました。
*フリーペーパーのバックナンバーはこちらからご覧いただけます
http://www.freepapernavi.jp/index.cgi?mode=cup&n=1031
*15通目まで全文公開中
https://note.com/loopdrawing/m/m06fd2797878b
■今回発売するZINE2冊の紹介
(1) “すぐには”わからない、を楽しむ。ハナミズキDAYS
~目の前のことに集中する無になれる時間~
季節ごとに「あれ? 確か、ハナミズキの木だったよな?」とふとたちどまらせてくれる、ハナミズキの木。季節ごとにさまざまな姿を見せてくれるので、その変化を追いかけています。インターネットで、ぱぱっと調べたり知ったりできる現代において、「“すぐには”わからない」ことを楽しんでいます。2023年3月19日からスタート。2025年3月19日までの2年間、気ままなキロク。(31ページ、A5判、770円[税込])
著者プロフィール:小森利絵(著)
「“あなた”がふと空を見上げたくなるメッセージを届け続けたい」。2008年から編集プロダクションや広告代理店、ウェブ制作・運営会社等に所属し、編集・ライティングの経験を積む。2014年からフリーライターに。主に、人物インタビューに注力している。高校生の娘と一緒にフリーペーパー『えんを描く』発行、お手紙を書く時間を楽しむ会「おてがみぃと」主宰、お手紙がある暮らしを書き綴るコラム「おてがみじかん」連載なども。
母制作のハナミズキ本
(2) ふわふわMy life
~17歳の、17日分の日記~
今を生きる、ある高校生の日記。文章を書くことを「苦行でしかない」と話す高校生が、「17歳だから17日だけ頑張ってみた」キロクです。たとえば「3月2日(日) 英検準2級2次試験を受けました!」「3月14日(金) 毎週金曜は英会話レッスンの日です」「3月15日(土) おじいちゃんとお母さんとコメダ珈琲店でモーニング」といった何気ない日々のことを、気ままに書き綴っています。誰もが、ほかの誰かには生きられない、日々を生きていることを感じられる一冊です。(26ページ、B6判、770円[税込])
著者プロフィール:Chie(著)
3歳の頃から母に巻き込まれて一緒に、友だちにお手紙を書くようなフリーペーパー『えんを描く』をつくり始める。「もう、そろそろやめる」と言いながらも、高校3年生の現在も引き続き、制作に関わる。この数年は「好奇心もりもり」をモットーに、やってみる直前はちょっぴり「めんどうくさいなぁ」(その“めんどうくさい”には不安や緊張ゆえのものが含まれる)なんて思ってしまうけれど、いろんなことにトライ中。たとえば、2年生の1年間では、高校で美術コースにコース変更、絵画教室、英会話レッスン、高校生記者、国際交流イベント参加、ユネスコ部&放送部の掛け持ち……など。この本づくりもその一環。そういったトライの先に実感していることは「いろんな出会いに恵まれる」。新しいことはいつも不安や緊張もつきまとうもの。しかし、出会いがあり、それがまた次の何かにつながるから、「また頑張ろう!」と勇気をもらえるという。
娘制作の日記本
■販売方法
(1) ネットショップ 2025年5月10日(土)から販売開始
https://loopdrawing.base.shop/
(2) ZINEフェス神戸
日時 : 2025年5月10日(土)11:00~16:00
場所 : デザイン・クリエイティブセンター神戸 KIITO
(兵庫県神戸市中央区小野浜町1-4)
すべての画像