業界最大(*1)の記録容量を実現した光ディスクライブラリ O...

業界最大(*1)の記録容量を実現した光ディスクライブラリ  Optical library「HL200」を発売

1ラックあたり容量1PBのデータを高い信頼性と低い運用コストで長期保存

株式会社日立エルジーデータストレージ(所在地:東京都港区、代表取締役社長兼CEO:Park Young Keun、以下 HLDS)は、光ディスクライブラリの第2世代となるOptical library「HL200」を発売します。

「HL200」
「HL200」

光ディスクには、青色レーザによる高密度記録のBlu-ray Disc(TM) (以降 BD)において、両面記録により容量200GBを実現した業務用途専用高信頼のBDを業界で初めて(*1)採用しました。このBDを1台のライブラリに500枚搭載することで容量100TBを実現します。ライブラリは標準19インチラックに最大10台まで搭載可能なため、業界最高(*1)となる1ラックあたり1PB(1ペタバイト=1,000TB)の総容量を実現し、大容量のデータを省スペースで保存できます。

使用するBDは50年超(*2)のデータ寿命を実現しており、映像・公文書・医療情報(画像)などの重要な大容量データの長期保存に適しています。さらに、定期的なデータマイグレーション(データ移し替え)が長期間不要であることによる労力とコストの削減、データ保存時の省電力化が可能になり、運用コストが他のストレージと比較して大幅に低減されます。このため階層化ストレージ管理における下位層(アーカイブ)ストレージとして活用することで、ストレージシステム全体のコスト削減に大きく貢献します。


【主な特長】
1. 大容量データ保存
標準19インチラックの4Uサイズのライブラリに容量200GBのBDを500枚搭載し、容量100TBを実現しました。これは高さ1Uあたりの記録容量が25TB/Uと業界最高(*1)の記録容量密度になります。ライブラリは1ラックあたり最大10台まで搭載可能で、総容量1PBの大容量データ保存を1ラックで実現します。

2. 運用コスト低減
記録媒体に業務用途専用高信頼のBDを使用することにより50年超のデータ寿命(*2)を実現し、定期的なデータマイグレーションにかかっていたコストを削減できます。さらにBDに記録されたデータは電源供給や空調管理がない状態で保存できるため、TCO(Total Cost of Ownership:総所有コスト)を低減することができます。

3. データの信頼性
BD標準のエラー訂正コード(ECC=Error Correction Code)に加え、独自のエラー訂正コード(RRC=Redundant Recovery Code)を付加することで、BDの再生互換を保ちつつデータの信頼性を大幅に向上しています。

*1 2014年10月時点当社(光ディスクライブラリ)調べ
*2 当社加速試験による推定値


【今回発表したOptical Library「HL200」の製品仕様】
容量      :[総容量]最大100TB [ユーザ容量]最大84TB
ODD(*3) 台数  :12台
ディスク枚数  :500枚 (含むテスト ディスク2枚)
サポートディスク:BD-R TL (200GB/100GB)
インタフェース :イーサネット ポート 1GbE×6
アクセスタイム :約80秒
データ転送速度 :[再生]最大 216MB/s
         [記録]最大 216MB/s (108MB/s ベリファイ付)
消費電力    :[動作時]136W typ. (全12台 ODD(*3) 動作)
         [アイドル時]90W typ.
寸法(幅×高×奥行):444×176(4U)×980.4mm
重量      :[HL200 単体]約32kg
         [ディスクフル実装時]約48kg

*3 ODD=Optical Disc Drive(光ディスクドライブ)


【株式会社日立エルジーデータストレージについて】
株式会社日立エルジーデータストレージ(HLDS)は、株式会社日立製作所と株式会社LG電子の合弁企業で、光ストレージの分野で2001年の創業以来 グローバルNo.1のシェアを維持しています。
日立の持つ要素技術とLG電子の持つ技術応用力とのシナジー効果により、HLDSは光ストレージ業界の中で世界的なリーディングカンパニーの役割をはたしています。
このビッグデータの時代に、卓越したストレージ製品を幅広く提供することで、“トータル ストレージ ソリューション プロバイダ”として積極的にデータストレージの需要に応えていきます。


【関連情報】
・Optical Libraryに関するホームページ
http://hlds.co.jp/v2/j_index.html


尚、当社はこの新製品を幕張メッセで11月19日(水)~21日(金)に開催されるInter BEEの日立ブースで展示します。是非お越しください。
「日立グループブース 小間 No.5404」
詳しくはこちら http://www.hitachi.co.jp/products/it/unified/it-pf/event/interbee/


このニュースリリース記載の情報(製品仕様、お問い合わせ先等)は、発表日現在の情報です、予告なしに変更され、検索日と情報が異なる可能性もありますので、あらかじめご了承ください。

プレスリリース添付資料

取材依頼・商品に対するお問い合わせに関しては
プレスリリース内にございます企業・団体に直接ご連絡ください。