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    サステナブル・イノベーションズ株式会社

    「意味創造推論AIシステム」を9月1日より提供開始  希少性のある意味を創造する創造的思考のAI化を実現

    サステナビリティ(社会の持続可能性)に視座を高めた企業経営コンサルティングを提供しているサステナブル・イノベーションズ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:池邊 純一、以下 当社)は、新たに「意味創造推論AIシステム」を開発しました。これにともない経営に関わる創造的思考を支援する新サービスの提供を9月1日より開始します。

    https://www.clem.co.jp/


    本プレスリリースの概要を下記動画にまとめています。(約5分)

    動画: https://app.writevideo.ai/shared/9a9163e7-70ff-4deb-9bf2-6629e2766283

    (本動画は株式会社X https://www.xinc.co.jp/ のWrite Videoで作成しています)



    ■社会的背景

    個人化し、一人ひとりの人権、一人ひとりのアイデンティティが重視される今日の社会において、企業に真に求められていることは「希少性のある価値の創造」であり、取りもなおさず「希少性のある価値の源泉となる意味を創造しうる思考」そのものです。



    ■「意味創造推論AIシステム」の開発の狙い

    「意味創造推論AIシステム」は以下の点を狙って開発しています。

    ・【目的】アイデンティティを実現する「意味」の創造

    ・【背景】「映え」の社会現象化による「意味」の喪失

    ・【思想】創造の起点:「知識」から「意味」への転回

    ・【機能】AIとの協働による「根元にある思い」の追求

    ・【効果】希少性のある「意味」による独自価値の創造

    ・【差別化】アイデア出しではなく「意味」を創造する


    SNSの普及により、誰もが情報を手軽に発信できるようになった反面、「分かりやすさ・映え」を競うウケ狙いの情報発信が社会現象化しました。今、最も大事なことは、訴えたいことの意味そのものを磨いて発信することです。そしてそのためには、何よりも、自分だけの『意味』を見つけ出し、希少性のある価値を創造しなければなりません。設計思想として『創造の起点:「知識」から「意味」への転回』を挙げているのもそのためです。


    Fig_1 新たな意味の創造

    Fig_1 新たな意味の創造


    ■「意味創造推論AIシステム」の適用業務

    当社は、AIリコメンドシステム“Innovation Transforming(TM)”をコンサルティングサービスのプラットフォームとして、経営を支援するサービスを提供してきました。今回は、この“Innovation Transforming(TM)”に「意味創造推論AIシステム」を組み込みました。

    これにより、希少性のある新たな意味(コンセプト)の創造に適用を拡大し、これまでの経営戦略構想~価値提案と連動し、経営に関わる創造的思考を一貫して支援することが可能となりました。



    ■「意味創造推論AIシステム」における創造的思考の流れ

    人間は思考を少しずつ深めていきますが、「意味創造推論AIシステム」における創造的思考の流れも同様に、以下の5段階で思考を深めていきます。


    1. [深度1 全体を俯瞰し論点を拡げる]

    MECEで視点や論点を拡げて「志向すべき視点や論点」を問い直し、多様な可能性を洗い出していく

    2. [深度2 本質を基軸とする意味軸を創造する]

    阻害する前提やしがらみをそぎ落として通底する本質をあぶり出し、新たな意味軸とする

    3. [深度3 新しい意味軸と既定の枠組みが共存し発展していく新たな意味を創造する]

    新しい意味軸を基準にして、固定観念や既成概念を評価し直し、新たな意味次元へと転回する

    4. [深度4 根元性から意味を捉え直す]

    そもそも論から意味を問い直すことで、「根元性に遡った意味」(根元性に裏付けられた意味)がもたらされる

    5. [深度5 物語や情景を描き出し希少性のある意味を導き出す]

    無機質な意味を、自分の思い描く情景と物語へと描き直し、未来社会の発展につながる希少性のある意味へと広げていく


    Fig_2 意味創造の思考モデル(思考の深化モデル)

    Fig_2 意味創造の思考モデル(思考の深化モデル)


    ■「意味創造推論AIシステム」の概観

    当社では独自に開発した2つの辞書『Semantic Meaning Engine(SME)辞書』、『HIM意味ネットワーク辞書』を生成AI(ChatGPTを使用)に読み込ませてAIリコメンドシステムを実現してきました。

    今回は、この『HIM意味ネットワーク辞書』に「意味創造推論辞書」を追加し、別に開発したプロンプトのフレームワーク(創造的思考の流れ)、および、ベストアンサー集を読み込ませて「意味創造推論」を実現しています。


    以下に、本システムの概要を列挙します。

    1. 独自に開発したHIM“Holistic Integration Model”を具現化するものである

    2. 自律型ではなく、対話型で「人と協働し協創するAI」である

    3. AIエージェントではなく、創造的思考に特化したAIリコメンドである

    4. 自然な文脈で文書を生成する生成AIの機能を活かすことを前提としている


    なお、『Semantic Meaning Engine(SME)辞書』は、経営に関わる約4,000語の用語辞書であり、『HIM意味ネットワーク辞書』は、約1,000個以上の経営に関わる知識(意味創造型、意味変換操作子や補助推論機能、顧客インサイトや価値要素、戦略施策等)を登録した意味のネットワーク辞書です。


    Fig_3 Innovation Transforming(TM)によるコンセプト企画書作成~経営戦略構想~価値提案の手順

    Fig_3 Innovation Transforming(TM)によるコンセプト企画書作成~経営戦略構想~価値提案の手順


    ・本システムによる当社サービスの詳細は下記サイトをご参照ください。

    https://www.clem.co.jp/service-and-proposal



    ■「意味創造推論AIシステム」が実現する経営と新たな社会的意義

    失われた30余年、日本にはイノベーションが不足していると言われています。既存の知識やアイデア(の商品)を起点にすると、そこで見える世界に囚われてしまうばかりで、大きな変革(ディスラプション)へとは育ちません。

    「意味の創造」を起点として『社会を変える訴求力があるか、市場を牽引する影響度があるか、産業構造への波及効果があるか、他に真似のできない独自性と希少性を優位性とすることができるか』へと思考を深めていくことにより、そこから多様なビジネスやアイデアの可能性が拡がっていきます。

    イノベーションは経済発展の原動力になります。経営に求められることの本質は、イノベーションを起こし、その有用性を源泉とした影響力によって、持続可能な社会の発展に貢献していくことです。それはとりもなおさず「希少性のある意味」を創造することに他なりません。


    「意味創造推論AIシステム」は、業務改善の域を超えたイノベーション、とりわけ、ディスラプションの創出を意図して開発されたものであり、持続可能な社会の発展に向けて、企業経営における人間の創造的思考に寄り添って協働し協創する役割を担うものです。

    しかし、何よりも、『創造の起点:「知識」から「意味」への転回』という「意味創造推論AIシステム」の設計思想に刻み込まれた「新しい社会的意義」こそが真の役割ということができます。


    <お問い合わせ>

    https://www.clem.co.jp/contact



    ■サステナブル・イノベーションズ株式会社の活動について

    当社では、サステナブル経営を行う経営者向けのセミナーを過去53回開催し、累計約600名にご参加いただいています。また、社会発展に視座を高めた経営に関わる様々なサービスコンテンツを独自に開発し、企業経営に関するコンサルティング活動、および、学会活動や私的研究会での活動を展開しています。



    ■会社概要

    商号  : サステナブル・イノベーションズ株式会社

    代表者 : 代表取締役社長 池邊 純一

    所在地 : 〒107-0061 東京都港区北青山2-7-26 Landwork青山ビル2F

    設立  : 2009年10月

    事業内容: 企業経営コンサルティング/NPO法人設立支援事業/

          前各号に付帯する一切の業務

    URL   : https://www.clem.co.jp/

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    Fig_1 新たな意味の創造
    Fig_2 意味創造の思考モデル(思考の深化モデル)
    Fig_3 Innovation Transforming(TM)によるコンセプト企画書作成~経営戦略構想~価値提案の手順
    Fig_4 事業会社における『価値創造の構図』 希少性のある意味の創造と暗黙知の作用の構図
    Fig_5 意味創造推論 HIM意味ネットワーク辞書の構造(学習データモデル)
    Fig_6 HIM“Holistic Integration model” 複雑系化した社会における経営のフレームワーク
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