【入社1~3年目の社会人100名に聞いた“就業事情”調査】新...

【入社1~3年目の社会人100名に聞いた“就業事情”調査】 新卒社員の5割以上が半年以内に「辞めたい」と回答 ~今振り返る「就活でしておけばよかったこと」とは~

就職・転職webマガジン「sketch(スケッチ)」をリリースした株式会社プールサイド(所在地:渋谷区恵比寿、代表取締役社長:関口 舞(23))では、仕事に関するアンケート調査を実施しました。調査によると、新卒で入社した会社に現在も務めている社会人歴1~3年目の人の就業観に関して以下のような興味深い結果が出ました。

あなたは現在の会社を辞めたいと考えたことがありますか?
あなたは現在の会社を辞めたいと考えたことがありますか?

【調査トピックス】
・新卒で入社した後、55.2%が半年以内に「辞めたいと考えたことがある」
・大企業に就職した53.2%が入社後、会社に対し「こんなはずではなかった」と思っている
・大企業に就職した66.0%が「他の企業や他の業界で働く友人を見て、うらやましく感じたことがある」


■調査概要
実施期間   :2014年8月14日~8月19日
調査方法   :インターネット調査(協力:Qzoo)
対象者    :4年生大学卒業者で、新卒で入社した会社に
        現在も務めている社会人歴1~3年目の全国22歳~29歳の男女
回収サンプル数:100名(男性49名、女性51名)
        (割付:大企業勤務47名、
         中小企業/ベンチャー企業勤務53名)


【調査結果】
■ みんなの“就業事情”
「就活時、今の会社は第一志望でしたか?」という質問に対し「第一志望だった」「ほぼ第一志望に近かった」と回答したのは全体では53.0%、うち大企業群70.2%、中小(ベンチャー)企業群37.7%。大企業群はほぼ希望通りの進路だったと考えられるが、社会人歴と離職率に関して問題とされることがあるのも事実だ。実際のところはどうだろうか?

「あなたは現在の会社を辞めたいと考えたことがありますか?」という質問に対し「一度でも辞めたいと考えたことがある(「現在辞めたいと考えている」または「現在は考えていないが過去に考えたことがある」)」と回答したのは全体では58.0%で、うち大企業群55.3%、中小(ベンチャー)企業群60.4%。
「一度でも辞めたいと考えたことがある」と回答した人へ辞めたいと考えた時期について尋ねたところ、全体では「入社してすぐ」27.6%、「(入社から)3ヶ月~6ヶ月以下」27.6%。つまり55.2%が半年以内に「辞めたい」と考えたと回答している。

グラフ1: http://www.atpress.ne.jp/releases/50477/img_50477_1.jpg
グラフ2: http://www.atpress.ne.jp/releases/50477/img_50477_2.jpg

さらに、辞めたいと考えた時期について、大企業群は「入社してすぐ」34.6%、「(入社から)3ヶ月~6ヶ月以下」23.1%。中小(ベンチャー)企業群は「入社してすぐ」21.9%、「(入社から)3ヶ月~6ヶ月以下」31.3%。
大企業群は「入社してすぐ」に辞めたい、中小(ベンチャー)企業群は「3~6ヶ月以下」に辞めたいと考える傾向がある。


■ “入社事情”
「入社する前と入社後で、会社のイメージに変化はありましたか?」という質問に対し、「(悪い意味で)イメージの変化があった」と回答したのは全体では45.0%、うち大企業群は53.2%、中小(ベンチャー)企業群は37.7%だったことから、大企業に入社した社員の半数以上が「こんなはずではなかった」と思っていることがわかる。
大企業に入社した5割以上が入社後に会社のイメージに対して「(悪い意味で)イメージの変化があった」と回答している。さらに、「一度でも辞めたいと考えたことがある」大企業群は80.8%、「一度でも辞めたいと考えたことがある」中小(ベンチャー)企業群は62.5%が入社後に「(悪い意味で)イメージの変化があった」と回答している。


■ 入社前と入社後の“会社のイメージのギャップ”
入社した会社に対し「(悪い意味で)イメージの変化があった」と回答した人に「現在の会社に入社する前と、入社してからのイメージの変化としてあてはまるものをすべてお選びください。」という質問に対して、最も回答された順から、全体では「拘束時間が長い」51.1%、「お給料が高くない」46.7%、「優秀な上司・先輩がいない」37.8%となった。
ちなみに、最も多かった理由「拘束時間が長い」の51.1%のうち、大企業男性群の回答は84.6%と最も高かった。大企業の男性は会社に長時間拘束されている可能性が示唆される。

また、大企業群と中小(ベンチャー)企業群の回答が10%以上の差があった項目は、最も回答された項目順から、
「お給料が高くない」大企業群40.0%、中小(ベンチャー)企業群55.0%。
「仕事の量が多すぎる」大企業群20.0%、中小(ベンチャー)企業群30.0%。
「仕事がつまらない」大企業群28.0%、中小(ベンチャー)企業群15.0%。
「人間関係をうまく築けない」大企業群12.0%、中小(ベンチャー)企業群30.0%。
「仕事をしている実感がない」大企業群24.0%、中小(ベンチャー)企業群10.0%。
「泥臭い・地味な仕事が多い」大企業群24.0%、中小(ベンチャー)企業群5.0%。
「服装・飲み会・接待など、付き合いにお金がかかる」大企業群12.0%、中小(ベンチャー)企業群0.0%。
「拘束時間が長い」「優秀な上司がいない」などのイメージの変化は共通項目であるのに対し、「お給料が高くない」「仕事の量が多すぎる」「人間関係をうまく築けない」というイメージの変化は中小(ベンチャー)企業群で、「仕事がつまらない」「仕事をしている実感がない」「泥臭い・地味な仕事が多い」「服装・飲み会・接待など、付き合いにお金がかかる」というイメージの変化は大企業群がより抱きやすいギャップであることがわかった。

グラフ3: http://www.atpress.ne.jp/releases/50477/img_50477_3.jpg


■ 隣の芝は青い?
「他の企業や他の業界で働く友人を見て、うらやましく感じたことはありますか?」という質問に対し、全体では「ある」53.0%、大企業群「ある」66.0%、中小(ベンチャー)企業群「ある」41.5%。ちなみに、「一度でも辞めたいと考えたことがある」と回答した大企業群は92.3%、中小(ベンチャー)企業群は56.3%が「他の企業や他の業界で働く友人を見て、うらやましく感じたことがある」と回答。
「うらやましく感じたことがある」と回答した人に「他の企業や他の業界で働く友人を見て、うらやましく感じた理由」を尋ねたところ、最も回答されることが多かった項目順に「お給料が良い」67.9%、「成長できそうな環境」37.7%、「人間関係が良好」32.1%となった。

グラフ4: http://www.atpress.ne.jp/releases/50477/img_50477_4.jpg

そのうち、大企業群と中小(ベンチャー)企業群で回答に10%以上の差があった項目は2項目で、最も回答された項目順から、「成長できそうな環境」大企業群48.4%、中小(ベンチャー)企業群22.7%。「責任のある仕事を任せてもらっている」大企業群19.4%、中小(ベンチャー)企業群4.5%。大企業群の方が「成長できそうな環境」「責任のある仕事を任せてもらっている」という項目を特に「うらやましく感じる」傾向があり、中小企業群は現状の会社に比較的満足していると考えられる。また、「お給料が良い」「その他」以外の項目は中小(ベンチャー)企業群よりも大企業群の方が回答する値が高く、大企業群の方が別の会社に勤める友人を見てうらやましく感じる傾向が高いことが分かった。


■ 今考える“あのときこうしておけばよかった”就活編
会社の規模を問わずに入社後は後悔を持ってしまう、と分かってきたが、「学生時代の就活で「もっとこうしておけばよかった」と思う項目として、あてはまるものをすべてお選びください。」という質問に対し、「あてはまるものはない」34.0%の回答を除くと、最も選ばれた項目は「自分のやりたいことを明確にするべきだった」40.0%、「社会人の人と直接話す機会を持つべきだった」26.0%、「インターン(アルバイト)や研修など、職場で実際に働く機会を持つべきだった」18.0%。

企業群別でみると、中小(ベンチャー)企業群が回答する傾向が高かった項目が「自分のやりたいことを明確にするべきだった」大企業群38.3%、中小(ベンチャー)企業群41.5%、「大手企業だけでなく、中小(ベンチャー)企業群も探すべきだった」大企業群12.8%、中小(ベンチャー)企業群13.2%、「大手求人サイトだけでなく、様々な求人サイトに登録しておくべきだった」大企業群6.4%、中小(ベンチャー)企業群9.4%。
大企業群が回答する傾向が高かった項目が「社会人の人と直接話す機会を持つべきだった」大企業群34.0%、中小(ベンチャー)企業群18.9%、「インターン(アルバイト)や研修など、職場で実際に働く機会を持つべきだった」大企業群21.3%、中小(ベンチャー)企業群15.1%。
中小(ベンチャー)企業群が「やりたいことの明確化」や「企業の探し方」など「企業リサーチ」に関して後悔しやすい傾向があることに対し、大企業群は「社会人と話す機会」や「実際に現場で働く」など「社会人との接触」に関して後悔しやすい傾向がある。

グラフ5: http://www.atpress.ne.jp/releases/50477/img_50477_5.jpg

多くの“元大学生”が学生時代に「自分のやりたいことを明確にするべきだった」「社会人の人と直接話す機会を持つべきだった」と考えている。企業や社会人について情報収集するためのツールは、多ければ多いほど、自分のやりたいことを考えたり整理したりする機会に恵まれる。さまざまな就職サイトから、自分の価値観を整理し、自分に合った企業を探すことが大切だ。
多様な学生の多様な就職活動を手助けする、就職・転職webマガジン「sketch」。面接を120社連続で落ちた人、海外で働いていた人、そもそも就活をしなかった人、すぐに転職をした人など、個性的な経歴を持つ、学生と同年代のライターたちによるコラムや、注目のベンチャー企業のインタビュー記事などを多数掲載している。

<就職・転職webマガジン「sketch」 URL>
https://sketch-hr.com/

【コラム例】
・「学生がOB訪問でやってはいけないNG例2選と、持つべき心構えについて」
https://sketch-hr.com/content/OBhoumonNG
・「大学中退した男の就職活動奮闘記」
https://sketch-hr.com/content/chu-tai-shu-katsu


■株式会社プールサイドについて
代表取締役社長の関口 舞が2014年3月10日に設立しました。今後はアプリ開発・企画、人材系webサービスの企画・運用事業に取り組んで参ります。

会社名: 株式会社プールサイド
所在地: 〒150-0013 東京都渋谷区恵比寿3-46-3
TEL  : 03-6408-2887
FAX  : 03-6408-2876
URL  : http://pool-side.co.jp/


■代表取締役社長 関口 舞について
1990年11月9日生まれ 23歳。
高校生当時のNASA(Johnson Space Center,Kennedy Space Center)での研修経験を活かし、宇宙系メディアでのライター、人工衛星打ち上げプロジェクト等に参画。他、朝日新聞web就活コンテンツインタビュアー・人材系webメディアでの記事執筆や企業に対する採用支援活動などを行い、2014年3月にpoolside inc. を創業。
個人ブログ: http://maidmai.com/

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