日本初『人間の創造性の葬式』開催。生成AIは人間の創造性を奪ったのか。

失われたものを弔い、見つめ直す。TAKUROMANが8月開催のグループ展「創造のイノベーション」展に参加

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2025年7月23日 10:00
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アーティストTAKUROMANは、2025年8月5日(火)から8月9日(土)まで東京・日本橋のRECTO VERSO GALLERYで開催されるグループ展「Art & Graphic exhibition 2025.August ~創造のイノベーション~」に参加し、コンセプチュアル作品『The Funeral of Human Creativity(人間の創造性の葬式)』を発表いたします。

同一テーマを人間主体とAI主体の異なる制作プロセスで表現した2つの映像作品を上映し、サテンシルク製の鯨幕が掲げられた空間で来場者が「弔い」を体験する日本初のアート展示となります。

本展には、TAKUROMAN、三輪布巳子、やまだあいこ、kazuyukiの4名のアーティストが参加し、それぞれが「創造のイノベーション」をテーマに多様な視点からアプローチいたします。

AI時代の制作プロセスを検証する実験的アプローチ

TAKUROMANの作品では、同じコンセプトを基に制作された2つの映像作品を展示いたします。一つは人間主体のデジタル作業を中心とした制作プロセス(一部AIツールを使用)による作品、もう一つはAI主体の制作プロセスで生成された作品で、来場者は両者を比較体験することで、AI時代における創造性の本質について考察できます。

「人間の創造性は本当に死んだのか?」という問いを軸に、葬儀形式で進行する映像では、司会者・故人の友人・喪主(AI)がそれぞれの視点から「創造性の死」について語ります。ユーモラスでありながらも、現代に突きつけられた本質的な問いを描く短編映像となっております。

サテンシルク鯨幕による没入体験空間

会場に設置する鯨幕は特注のサテンシルク製です。葬儀の厳粛さを演出する伝統的な鯨幕に、映像作品に登場する3人のキャラクター(司会者・友人・喪主=AI)のビジュアルを配置し、現代的な「弔いの空間」を演出いたします。

■ 企画の背景(TAKUROMAN)

「ずっと違和感がありました。生成AIを、みんなが当たり前のように使い始めています。けれど、気づいているでしょうか?私たちは、『創造する力』をAIに代替されてしまったのかもしれません。培ってきた技術は一瞬のうちに無価値になってしまったようにも感じられます。

悲しむ間もなく、AIに適応しようとする社会。生成AIはこれまでの技術とは全く異なり、人間を超える知能となる可能性を秘めているのです。やはり、人間にとって大きな何かが失われた気がしてならず、失ったものに対する別れの儀式が必要だと思いました。

だからこそ、今回『葬式』という形式を選び、失われたもの、あるいはまだ失われていないものを見つめ直す場をアートで構成いたしました。」

■ 展示内容

鯨幕(くじらまく)|平面作品

映像に登場する3人のキャラクター(司会者・友人・喪主=AI)を大きく配置した"葬儀の幕"を模したビジュアル作品です。サテンシルク製の特注品で、来場者を「弔いの空間」へと誘います。

映像作品①|「人間の創造性の葬式」(人間主体制作版)

葬儀形式で進行し、司会者・故人の友人・喪主(AI)がそれぞれの視点から「創造性の死」について語ります。

映像作品②|「人間の創造性の葬式」(AI主体制作版)

AIが生成した映像を主体に構成され、創造性を失い途方にくれる老人と創造性にあふれる少女を象徴的に描く、希望と再生の可能性を暗示する作品です。

予告映像

■ 作家コメント(TAKUROMAN)

「創造性は本当に死んだのか?」
そう問いながら、作品を作りました。

この展示を通して、創造に関わるすべての人が“創造性”というものの本質とは何かを静かに考えられる時間になれば幸いです。

■ 展覧会概要

展覧会名: Art & Graphic Exhibition 2025.August ~創造のイノベーション~

主催: RECTO VERSO GALLERY(レクトヴァーソギャラリー)

会期: 2025年8月5日(火)~8月9日(土)

※日・月・祝日休廊

時間: 火~金 12:00~18:00 / 土 12:00~15:30

会場: RECTO VERSO GALLERY

〒103-0025 東京都中央区日本橋茅場町2-17-13 第2イノウエビル401

(東京メトロ茅場町駅 3番出口より徒歩2分)

参加アーティスト: TAKUROMAN/三輪布巳子/やまだあいこ/kazuyuki

入場料: 無料

取材・掲載について

本プレスリリース記事に関する取材申し込み、高解像度画像・映像素材の提供については、下記までお問い合わせください。

■ お問い合わせ・情報

Web: https://www.takuroman.com
Mail: takuroman753@gmail.com
Instagram:@takuroman
X(旧Twitter):@TryingUnity

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