医療法人医誠会(本部:大阪府大阪市北区、代表者:谷 幸治)が運営する医療複合施設「i-Mall」では、開設当初より緑化と都市養蜂に継続して取り組み、自然と共生する都市型医療空間をめざして「緑の回廊プロジェクト」を推進しています。隣接する扇町公園や野崎公園とi-Mallを緑でつなぐこの取り組みは、サステナブルな都市環境づくりの一環として、季節ごとに表情を変えながら活動を続けています。
この夏も、i-Mall内「ヘルシーカフェ さくらテラス」に併設された〈さくらテラスガーデン〉で、併設保育園「さくら保育園」の園児たちによる収穫体験とひまわりの種まきが行われました。さくらテラスガーデンは同グループの植栽・養蜂管理課が日常管理を行っています。
小さな手しごと 「夏のおいしさ」とれたて日記
ピーマン、ズッキーニ、ミニトマト、オクラなど、太陽をたっぷり浴びて育った夏野菜が実るさくらテラスガーデンでは、子どもたちが野菜の重さや手触りを感じながら、ひとつずつ丁寧に収穫を楽しみました。手のひらより大きなピーマンをしっかりと抱えながら収穫する姿には、食への興味といのちの学びが詰まっています。6月には新たにレモンの木も加わり、ガーデンにやってきた蝶が卵を産み、「はらぺこあおむし」が元気に葉を食べる様子も観察されました。収穫体験の日には、園児たちの興味をひときわ集める存在となりました。あまりの人気ぶりにあおむしも少しおつかれのようでした。暑さが厳しくなるこれからの時期は、園児たちが水遊びを兼ねた水やりのサポーターとしてプロジェクトへ参加します。日々の成長を見守りながら、自然とのふれあいが続きます。



「ひまわりプロジェクト2025 」始動!
今年で5回目の開催となるホロニクスグループの「ひまわりプロジェクト2025」も進行中です。i-Mallでは、夏の象徴 「サンリッチひまわり」(タキイ種苗株式会社)の種を園児たちがまき、開花のときを楽しみに育てています。隣接する扇町公園にも参加を呼びかけ、園内でも同じ品種の育苗が始まりました。
この活動は、ANAグループ 全日本空輸株式会社様よりひまわりの種のご提供協力にて開催をしています。ホロニクスグループ内外の参加者によって育てられたひまわりは、写真や思い出コメントとともに、映像作品としてまとめられる予定です。


ミツバチが伝える夏に輝くいのち
医誠会国際総合病院の屋上にある養蜂場でも、夏の訪れとともにミツバチたちが忙しく活動を始めています。真夏には屋上表面温度が50度を超えることもある過酷な環境の中、ミツバチたちは巣箱の温度を下げるために羽を羽ばたかせ、風を送り、互いに支え合いながら営みを続けています。養蜂場内に水飲み場を設置していますが、施設周辺の水場で羽を休める姿が見られます。ミツバチはむやみに人を刺すことはありません。注意をはらいながら、彼らの働きと存在を、どうかそっと優しく見守ってください。
昨年に続き開催の「夏休み自由研究応援企画」養蜂場の見学や採蜜体験などができるイベントも大変好評です。ミツバチの生態を学びに来てみませんか


夏の恵みが生み出す健康な暮らし
夏野菜、ひまわり、ミツバチ、そして採れたての滋養豊かなハチミツ—— 「i-Mall」 緑の回廊プロジェクトが生み出す自然のめぐみは、ヘルシーカフェさくらテラスのメニューに活用され、訪れる方々に季節の味わいをお届けしています。都市にも息づく自然の力が、健康な心と体を育む源となるように。医療複合施設「i-Mall」は、地域とともに、都市と自然が調和する未来をめざして歩みを続けます。
