築700年の歴史ある古民家宿、飛騨高山「HIDA春夏秋冬」が初のクラウドファンディングを開始

歴史的建造物の保存と活用へ、ライフライン整備プロジェクトがスタート

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2025年7月24日 09:59
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古民家宿「HIDA春夏秋冬」(所在地:岐阜県高山市荘川町六厩495、オーナー:池田透)は、築700年の高山市指定建造物「岡田家」を改修した古民家宿「HIDA春夏秋冬」のライフライン整備を支援するクラウドファンディングが7月12日より開始されました。
クラウドファンディングURL:https://camp-fire.jp/projects/845658/view

古民家宿「HIDA春夏秋冬
古民家宿「HIDA春夏秋冬

日本の文化遺産を守り、未来につなぐプロジェクト

HIDA春夏秋冬がある荘川町六厩は、岐阜県飛騨高山の奥深くに位置する地域です。この地にある「岡田家」は鎌倉時代から約700年の歴史を持ち、高山市の指定建造物に登録されています。柱や梁には700年前から使われてきた部材が残り、分厚い煤が歴史を物語っています。また、敷地内には金山師が使用していた磨臼や回転臼も保存されており、この地で採掘された金は名古屋城の金鯱にも使用され、徳川家に金と鷹を献上していたという歴史的背景を持っています。近年、日本各地の歴史的建造物の保存と活用が課題となる中、この貴重な文化遺産を宿泊施設として再生させ、訪れる人々に日本の歴史と文化を体験してもらうことを目指しています。しかし、築700年という古さゆえに、現代の生活に必要なライフラインの整備が急務となっています。

クラウドファンディングで整える3つのライフライン

今回のクラウドファンディングでは、以下3つの整備を行うための資金1,000,000円の調達を目指しています。1. 配電工事の実施:現在の配電盤は30Aまでしか対応しておらず、電子レンジとヘアドライヤーを同時に使用するとブレーカーが落ちてしまう状況です。冬場は暖房器具の使用で電力消費が増えるため、40A以上への増設工事を行います。
2. 水道管の修理:冬の凍結により破裂した水道管の修復を行います。長期滞在者向けに洗濯機などの設置を検討していますが、水道管の修復が前提条件となっています。
3. 除雪機の購入:六厩は豪雪地帯で、1月から2月にかけては積雪が2メートル以上になることもあります。お客様の安全と宿の継続的な運営のために、除雪機の購入が不可欠です。

ライフラインについて
ライフラインについて
電圧・水道管・除雪機
電圧・水道管・除雪機

四季折々の魅力あふれる「HIDA春夏秋冬」

HIDA春夏秋冬がある六厩地区は、その名の通り、四季それぞれに特別な魅力があります。春は「二度目の春」と呼ばれる5月が見頃で、特に「奇跡の桜」として知られる荘川桜が他の地域より遅く咲き誇ります。夏は標高1000mの涼しい避暑地として、夜には満天の星空や肉眼で見える天の川が楽しめます。秋は紅葉に染まる山々と金木犀の香りが漂い、囲炉裏で旬の食材を味わう至福の時間を過ごせます。冬はマイナス20℃になることもある極寒の中で「ダイヤモンドダスト」という幻想的な現象が見られ、写真家やメディアも訪れる絶景スポットとなっています。宿のオーナーである池田透氏は「現在はSNSやインターネットの普及によってオンラインの価値が高まり、技術の発展によって都市部に人が集まる傾向がありますが、改めて日本の魅力や人間の本質を考えたとき、自然や人と人とのあたたかい繋がりが大切だと思います。この本質的な価値を提供できるのが、世界から見た日本、日本から見た地方です」と語っています。

魅力的なリターンで支援を募集中

支援者には、金額に応じて様々なリターンが用意されています。5,000円から参加可能で、地元の木材を活用した特別支援学校の生徒が制作したオリジナルコースターのお礼品や、飛騨牛セット、宿泊券、オーナーと高山市のゴルフ場で回れる権利など、多彩な内容となっています。特に注目は宿泊プランで、平日限定の25,000円から、1泊(5%OFF)47,500円、2泊(10%OFF)90,000円、3泊(15%OFF)127,500円とお得な料金設定になっています。企業向けには、HPにスポンサーロゴを掲載するプランも用意されています。クラウドファンディングは現在進行中で、目標金額達成に向けて支援を募集しています。日本の貴重な文化遺産を守り、次世代に継承していくためのこのプロジェクトに、ぜひご注目ください。

古民家宿「HIDA春夏秋冬」概要

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