ESAB(Emergency Sonic & Bubble Activating Beacon)

    音波と気泡による非常用位置通報装置「ESAB」 航空・防衛用途への応用

    音波と気泡による非常用位置通報装置「ESAB」航空・防衛用途への応用
    アプライト電器株式会社(東京都大田区) 2026年2月19日

    アプライト電器株式会社(東京都)は、電源を必要とせず深海から長期的に信号を発信できる音波と気泡による非常用位置通報装置「ESAB(Emergency Sonic & Bubble Activating Beacon)」について、航空機・艦艇・無人航空機/無人水中機(UAV/UUV)による防衛・捜索用途への応用可能性を中心とした技術概要を公開します。
    ESABは、電源不要・深海対応(注1)・長期信号を特徴とし、音響信号(水中音波/空中可聴音)と気泡列の二重通報方式により水没直後から位置を知らせる新しい救難ビーコンです。従来のEPIRB(緊急位置指示無線標識)/SART(捜索救助用レーダートランスポンダ)が対応しづらい船舶・航空機事故時の捜索救難(Search and Rescue:SAR)をはじめ、海没・深海、個人装備・特殊任務領域の初動捜索で“検知→視認・確証(TTV:Time To Visual / Time To Verify)”の短縮を補完します。TTVとは、検知から目視または識別・確証取得までに要する時間を指します。
    本装置は現在、基本原理および構造設計を示す段階にあり、用途別の仕様策定や製品化に向けた詳細設計については今後検討を進めていく予定です。
    ESABは圧力均衡構造により深海環境にも対応可能な構造原理を有しています。深海用の気体発生方式については今後の検討対象ですが、方向性は見えています。浅い水深での運用については、技術的な課題は概ね整理されています。

    空から船から捜索
    空から船から捜索

    ■ 航空・防衛用途向けの ESAB の特徴
    ● 電源不要設計:化学反応ガスにより長期的な信号維持が可能
    ● 深海対応:圧力均衡構造により数千m級でも理論上動作
    ●複合信号方式:水中音波(短期・広域探索)+気泡列(長期・上空/海上視認)
    ● 夜間・荒天に強い:視認不能時も音波が安定して伝搬
    ● 複合プラットフォームで運用可能:航空機・艦艇・UAV/UUVが共通ターゲットにアクセス

    ■ 従来装備との根本的な違い(EPIRBおよびSARTとの比較)
    既存の EPIRB や SART は、海面に浮上した装置からの通報を前提としており、航空事故や艦艇事故の初動において有効な役割を果たしてきました。一方で、沈没直後や水没状態、深海に落下した機材など、海面に現れない対象については、運用上の制約があることも知られています。
    ESAB は、こうした運用条件の違いに着目し、水中にある状態からでも位置把握を支援できる手段として構想された技術です。航空・防衛分野においては、事故後の捜索や回収支援における補完的な選択肢としての活用が考えられます。

    ■ 比較表EPIRB/SART/ESAB の守備領域

    比較表 EPIRB/SART/ESAB の守備領域
    比較表 EPIRB/SART/ESAB の守備領域
    視認距離と音波到達距離の比較
    視認距離と音波到達距離の比較

    ■視認距離と音波到達距離の差が防衛領域で有効となる理由
    ・海上の昼間視認距離:数十〜数百 m
    ・救命ボートの視認:1〜2km が限界
    ・ESABの水中音波:1〜3km、
    (条件が良い場合には、数km規模に達する可能性)
    この 視認距離と音波距離の差は、従来装置が救いきれなかった空白領域を埋める上で極めて重要です。特に視認が困難な夜間・逆光・荒天時においても、音波は比較的安定して伝搬するため、捜索初期段階での有効性が期待されます。

    TTV短縮
    TTV短縮

    ■ 防衛・研究領域で想定される応用可能性
    図は、航空機・艦艇による捜索において、初期検出から目視確認・確証取得までを支援する模式図です。
    防衛・研究分野の捜索・回収任務では、検知後いかに早く対象を視認・確認できるか、すなわち TTVの短縮が、任務効率や成功率を大きく左右します。
    ESABは、水中音波による早期検知と、気泡列による視覚的な位置特定を組み合わせることで、
    「検知できたが視認・確証に至らない時間」を短縮し、TTVの低減に寄与する技術として、以下のような用途での活用が想定されます。
    ● 水没した航空機・機材の位置通報
    ● UUV/潜水装備の識別・回収補助
    ● 特殊部隊の潜航行動での位置把握
    ● 海底設置機材・信号ブイの位置マーカー
    ● 海域演習/調査での一時標識
    ● 深海作業時のパッシブ位置マーカー

    ■装置の特性から広がる発展性
    ESAB は、海難事故における捜索支援を想定した技術ですが、電源を必要としない構造や、水中・深海環境での動作、長期間にわたる信号放出といった特性を備えています。
    こうした特性は、事故後の初動対応や回収支援といった観点から、航空・防衛分野においても有用となる可能性があり、様々な応用が考えられます。
    ■ この装置の技術にご関心のある方へ
    本装置(ESAB)は、独自構造に基づく非電源型・深海対応の救難・位置標識用ビーコンです。従来手法では対応が難しかった状況に対する補完的選択肢としての活用をご検討ください。お問い合わせをお待ちしています。

    ■ 会社概要
    アプライト電器株式会社
    所在地:東京都大田区
    事業内容:電気機器の販売、企画、開発 等
    URL https://aplight.biz/esab

    ・技術的注記記載の性能・到達距離・適用深度・稼働期間は、設計条件や海況・環境に依存します。深海向けの気体発生方式は一定の見通しは得られていますが、今後の課題です。
    ESABは既存EPIRB/SARTを代替するものではなく、それらを補完する装置として提案するものです。

    お問い合わせ先
    アプライト電器株式会社
    担当:林
    TEL:03-6410-7752
    携帯: 090-8580-4990
    essab@aplight.bizesab.beacon@gmail.com

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