子どもにスマホを持たせた年齢を258名へアンケート 不安要素や対策内容の調査結果
子を持つ258名への、子どもにスマホを持たせた年齢と対策内容の アンケート調査
株式会社WACARU NET(本社:東京都中央区、代表取締役:鎌田 大樹)は、子を持つ258名に対し、子どもにスマホを持たせた年齢と対策内容を調査しました。
子どもにスマホを持たせる年齢 調査レポート
■調査サマリー
・子どもにスマホを持たせるタイミングは中学1年生が最も多い
・小学低学年でスマホを持たせる理由として「心配だから」「防犯のため」が多い
・小学高学年から中学生になると「周りの子が持ち始めたから」「習い事や塾など行動範囲が広がったから」という理由も増える
・高校生からスマホをもたせた人は「自己管理ができる年齢になったから」という理由が最も多い
・スマホの種類は小学生までは「キッズケータイ」の割合が多く、中学生以降から普通のスマホ機種の割合が多くなる
・子どもにスマホを持たせる不安として「携帯・スマホ依存」「不適切なページの閲覧」が大半を占める
・不安に対する対策として「使用時間を決める」「フィルタリングをかける」という回答が多い
※本情報を引用する場合、以下ページを参照元としてください。
https://wacaru-net.co.jp/sim/children-smartphone
■今回のアンケート項目
子を持つ親258名に対し、次の調査を行いました。
・子どもにスマホを持たせた年齢
・その年齢で子どもにスマホを持たせた理由
・子どものスマホデビュー時に購入したスマホの種類
・子どもにスマホを持たせる際の不安
・子どもにスマホを持たせる際に実施した対策
以降でアンケート結果を詳しく見ていきます。
■子どもにスマホを持たせた年齢
子どもにスマホを持たせた時期を回答してもらいました。その結果は以下のとおりです。
いつから子どもにスマホ・携帯を持たせたか、または持たせる予定か
(表)いつから子どもにスマホ・携帯を持たせたか、または持たせる予定か
本調査では、「小学校低学年」「小学校中学年」「小学校高学年」「中学1年」の時期が大半を占める結果となりました。
子どもにスマホを持たせるタイミングは中学1年生が最も多く約30%で、次いで小学生高学年や低学年に持たせる家庭も一定数あることがわかります。
全体的に、中学進学をきっかけにスマホを持たせる家庭が多い傾向が見られます。
■その年齢で子どもにスマホを持たせた理由
次に、その年齢で子どもにスマホを持たせた理由を調査しました。スマホを持たせる時期として多かった以下の年齢ごとに結果をまとめています。
・小学低学年で子どもにスマホを持たせた理由
・小学高学年で子どもにスマホを持たせた理由
・中1で子どもにスマホを持たせた理由
・高1で子どもにスマホを持たせた理由
順に見ていきましょう。
■小学低学年で子どもにスマホを持たせた理由
小学低学年で子どもにスマホを持たせた理由の調査結果は、以下のとおりです。
小学低学年でスマホ・携帯を持たせた、または持たせる予定の理由
(表)小学低学年でスマホ・携帯を持たせた、または持たせる予定の理由
本調査では、「いつでも連絡が取れるように」「防犯のため」「心配だから」といった理由が大半を占める結果となりました。
この結果により、小学低学年だとまだ「自分で身を守る力が十分でない」年齢であるため、「心配だから」「防犯のため」にスマホを持たせる人が多いと分かります。
■小学高学年で子どもにスマホを持たせた理由
小学高学年で子どもにスマホを持たせた理由の調査結果は、以下のようになりました。
小学高学年でスマホ・携帯を持たせた、または持たせる予定の理由
(表)小学高学年でスマホ・携帯を持たせた、または持たせる予定の理由
「いつでも連絡が取れるように」「周りの子が持ち始めたから」「習い事や塾など行動範囲が広がったから」といった理由が大半を占める結果となりました。
学年が上がるにつれ広がる行動範囲や交友関係によって、スマホを持たせるようになるケースが多いと考えられます。
■中1で子どもにスマホを持たせた理由
中1で子どもにスマホを持たせた理由の調査結果は、以下のとおりです。
中1でスマホ・携帯を持たせた、または持たせる予定の理由
(表)中1でスマホ・携帯を持たせた、または持たせる予定の理由
「いつでも連絡が取れるように」「進級・進学したタイミングで」「習い事や塾など行動範囲が広がったから」「周りの子が持ち始めたから」といった理由が大半を占める結果となりました。
中学生になると、小学生の頃の親の「心配・防犯」といった要素から、子どもの「自立・行動範囲の拡大」による必要性へとスマホ所持の理由が変化していることがわかります。
■高1で子どもにスマホを持たせた理由
高1で子どもにスマホを持たせた理由の調査結果は、以下のようになりました。
高1でスマホ・携帯を持たせた、または持たせる予定の理由
(表)高1でスマホ・携帯を持たせた、または持たせる予定の理由
本調査では、「自己管理ができる年齢になったから」「いつでも連絡が取れるように」「進級・進学したタイミングで」といった理由が大半を占める結果となりました。
高校生になり、子どもが自己管理できることを信頼して、スマホを持たせる家庭が多いようです。
■子どものスマホデビュー時に購入したスマホの種類
次に、子どものスマホデビュー時に購入したスマホの種類を調査しました。結果は以下のとおりです。
スマホ・携帯デビュー時に購入した(または購入する予定)のスマホの種類
(表)スマホ・携帯デビュー時に購入した(または購入する予定)のスマホの種類
「小学生未満~小学中学年」の間はキッズケータイを持たせることが多く、小学高学年以降になるとキッズケータイ以外の携帯・スマートフォンの割合が急増しています。
■子どもにスマホを持たせる際の不安
子どもにスマホを持たせる際の不安を調査しました。結果は以下のとおりです。
子どもにスマホ・携帯を持たせる際にどのような不安があったか
(表)子どもにスマホ・携帯を持たせる際にどのような不安があったか
「携帯・スマホ依存」「不適切なページの閲覧」が大半を占める結果となりました。保護者は子どもがスマホを使いすぎたり、有害な情報に触れたりすることに強い懸念を抱いていることが分かります。
■子どもにスマホを持たせる際に実施した対策
子どもにスマホを持たせる際に実施した対策を調査しました。結果は以下のとおりです。
子どもにスマホを持たせる際の不安を解消するために実施した(またはする予定の)対策
(表)子どもにスマホを持たせる際の不安を解消するために実施した(またはする予定の)対策
「使用時間を決める」「フィルタリングをかける」が大半を占める結果となりました。保護者はスマホの利用を時間的・内容的に制限することで、依存や有害コンテンツから子どもを守ろうとしていることが分かります。
■総括
今回の子どもにスマホを持たせた年齢と対策内容に対する205名への調査により、主に次のことが分かりました。
・子どもにスマホを持たせるタイミングは中学1年生が最も多く約30%
・小学低学年でスマホを持たせる理由として「心配だから」「防犯のため」が多い
・小学高学年から中学生になると「周りの子が持ち始めたから」「習い事や塾など行動範囲が広がったから」という理由も増える
・高校生からスマホをもたせた人は「自己管理ができる年齢になったから」という理由が最も多く20%以上を占める
・スマホの種類は小学生までは「キッズケータイ」の割合が多く、中学生以降から普通のスマホ機種の割合が多くなる
・子どもにスマホを持たせる不安として「携帯・スマホ依存」「不適切なページの閲覧」が大半を占める
・不安に対する対策として「使用時間を決める」「フィルタリングをかける」という回答が多い
子どもにスマホをもたせるタイミングとして中学1年生が最も多く、「いつでも連絡が取れるように」「進級・進学したタイミングで」「習い事や塾など行動範囲が広がったから」「周りの子が持ち始めたから」といった理由が多く挙げられました。
中学生になると、子どもの「自立・行動範囲の拡大」によりスマホが必要となるケースが多くなることが分かります。
しかし、子どもにスマホを持たせる際に不安を抱えている人は多く、リスクも伴います。スマホデビューにあわせて、家族内での使用ルールを定めたり、フィルタリング機能を利用したり、適切な使用ができる環境を整えられるといいでしょう。
■調査概要
調査主体:株式会社WACARU NET
調査方法:クラウドソーシングサイト上のアンケート
調査対象:クラウドソーシングサービスに在籍する258名に対して実施
実施期間:2025年4月29日~2025年5月9日
■引用時の参照ページ
本情報を引用する場合、以下ページを参照元としてください。
https://wacaru-net.co.jp/sim/children-smartphone
■会社概要
株式会社WACARU NET
代表取締役 : 鎌田 大樹
所在地 : 東京都中央区日本橋室町1丁目11-12 7F
設立 : 2021年6月
事業内容 : メディア運営、データ分析
ホームページ: https://wacaru-net.co.jp/