大人がハマる“考える遊び”の魅力とは?全国400名の調査から見る実態と傾向。謎解き・ボードゲーム・マダミス…データから紐解く“心が動く”瞬間と条件
コンテンツ認知×体験率のギャップや、プレイスタイル別の特徴も分析
近年、謎解きやボードゲーム、マーダーミステリーなど、頭を使って楽しむ“考える遊び”が注目を集めています。こうしたエンタメの広がりを背景に、リアル謎解きゲームを使ったプロモーションを提案するイベント企画制作会社、株式会社ハレガケ(本社:東京都豊島区、代表:黒田洋介)は、全国の20〜59歳の男女400名を対象に「考える遊び」に関する意識調査を実施しました。本調査では、これらの“考えて楽しむ”コンテンツの認知や体験状況、楽しいと感じる瞬間、重視ポイント、プレイスタイル傾向を調査しました。大人の間で“考える遊び”が身近なエンタメとして浸透している実態や楽しみ方の違いが明らかになりました。

<調査概要>
・調査対象:日本全国に住む20〜59歳の男女
・調査方法:インターネット調査
・有効回答数:400名(男性200名、女性200名 ※各世代、男女それぞれ50名ずつ)
■約5割が“考える遊び”を体験。最も身近なのは「ボードゲーム」「カードゲーム」
“考える遊び”が、実際どの程度浸透しているのか調査するべく「これまでに遊んだことがあるか」を質問した結果、約半数(49.3%)が「ある」と回答しました。

実際に遊んだことのあるコンテンツで最も多かったのは「ボードゲーム(64.9%)」、次いで「カードゲーム(59.4%)」、「クイズ(43.2%)」でした。いずれも比較的ルールがシンプルで家庭内や友人との遊びとしても浸透しているジャンルです。さらに「謎解きゲーム」も38.6%が体験済みと回答し、一定の広がりが見られました。なお、体験率やコンテンツに男女差はほとんど見られませんでした。

■“知っているけど未体験”が多いのは?ギャップが大きいのは「マダミス」「人狼ゲーム」
「知ってはいるけれど、まだ遊んだことはない」そんな“未体験層”の多さが目立ったのが、「マーダーミステリー」と「人狼ゲーム」でした。複雑なルールや人数が必要な点、プレイ時間の長さなどの特性から、気軽に始めにくい印象を持ち、“やってみたいけれど機会がない”という層が多いと考えられます。
「謎解きゲーム」や「クイズ」も一定の認知率に対して体験率がやや低く、“知ってはいるが未体験”の人が一定数いることが明らかになりました。一方で「ボードゲーム」や「カードゲーム」は認知している人の過半数が実際に体験済みと回答しました。これらの背景には、ルールのわかりやすさや、入手のしやすさ、遊ぶ場所や必要人数、時間の自由度などの“気軽さ”が強く影響していると考えられます。

■“楽しい瞬間”はいつ?「考えている時間」そのものを楽しんでいる傾向に
“考える遊び”を楽しむ人々は、どんな瞬間に楽しさを感じているのでしょうか。調査の結果、最も多かったのが「ひらめいて答えが分かった瞬間(62.4%)」、次いで「試行錯誤の末に正解にたどり着いた瞬間(36.6%)」でした。ピンとひらめいたときの快感も、じっくり考え抜いて正解に辿り着く達成感にも、“考えている時間”そのものを楽しんでいる傾向がうかがえます。
このほかにも「勝負に勝ったとき」「駆け引きや心理戦に成功した瞬間」など、ゲーム性の強い要素が上位に挙がったほか、「仲間と協力しながら進めているとき」「世界観や演出に没入しているとき」など、体験全体を楽しむ声もあり、楽しみ方の幅広さが感じられました。

■“考える遊び”を選ぶ基準は?「達成感」と「ちょうどよい難易度」が上位に
“考える遊び”を選ぶ際には、どのような要素が重視されるのでしょうか。調査の結果、最も多かったのは「達成感・やりきった感があること(43.7%)」、次いで「謎や問題の難易度がちょうどよいこと(39.1%)」でした。適度な負荷や少しの困難を乗り越えて得られる手応えが評価されており、そこから生まれる達成感や満足感が“考える遊び”の体験価値を高めていると考えられます。さらに「参加のしやすさ(29.9%)」「展開に飽きがなくスムーズに進められること(23.4%)」などの項目も上位に挙がり、価格・場所・準備の手軽さや、遊び始めるまでのスムーズさなど、“気軽さ”の要素も体験選びの重要な基準になっていることがうかがえます。

■あなたはどのタイプ?プレイスタイル別に見る“考える遊び”の楽しみ方
“考える遊び”の楽しみ方は一様ではなく、プレイスタイルによって好まれるコンテンツや楽しさの感じ方、重視するポイントに違いが見られます。今回の調査では「ひらめき重視タイプ」「じっくり思考タイプ」「どちらも楽しみたいタイプ」の3つに分け、傾向を分析しました。
・ひらめき重視タイプ:直感でパッと解ける快感が好き
・じっくり思考タイプ:情報から道筋を立てて正解にたどり着く過程が好き
・どちらも楽しみたいタイプ:場面に応じて両方を楽しみたい

◆ひらめき重視タイプ(22.3%)
・クイズやカードゲームなど、直感的な判断で楽しめる遊びの体験率が高め
・制限時間ギリギリで成功したときや、勝負に勝ったときなど、瞬発力や勝敗の決着に対し楽しさを感じる傾向がある
・没入感のあるストーリーや、仲間と協力して進める要素に魅力を感じる傾向はやや低め
◆じっくり思考タイプ(31.5%)
・マーダーミステリーや人狼ゲーム等、情報整理や長時間の推理が必要な遊びと親和性が高い
・試行錯誤の末に正解した瞬間や、飽きずに進められるテンポなど、“構造的な楽しさ”を重視
・世界観や演出、駆け引き、心理戦などの“物語性のある要素”にも関心が高い
◆どちらも楽しみたいタイプ(46.2%)
・謎解きゲームやボードゲームなど、幅広いコンテンツでの体験率が高め
・達成感やちょうどよい難易度、参加のしやすさなど、多様な要素をバランスよく重視
・場面や相手にあわせ遊び方を変えられる柔軟派で、“考える遊び”のオールラウンダータイプ
■まとめ:“心が動く瞬間”を捉えることが、体験設計の鍵に
今回の調査から、“考える遊び”が大人の間でも広く浸透し、“考えている時間”そのものを楽しむ傾向があることがわかりました。直感でのひらめきや試行錯誤の末の達成感など、夢中になる瞬間もさまざまで、重視するポイントにもプレイスタイルごとの違いが見られました。こうした結果から見えてくるのは、「どんな人が、どんな遊びで、どんな瞬間に心を動かされるのか」を捉えることの重要性です。株式会社ハレガケでは、リアル謎解きゲームをはじめとした参加者体験型のイベント設計において、ただ遊びを提供するだけでなく、参加者が「面白そう!やってみたい」と感じ、心から楽しめるような体験づくりを大切にしています。今後も、参加者の思考や感情に寄り添い、心を動かす体験を届けてまいります。
【 取材/掲載の問い合わせ窓口はこちら 】
広報担当:大岩まで Mail: oiwa@haregake.com / Tel: 050-5364-3342【 コンテンツ・イベント企画制作サービスに関するお問い合わせ窓口はこちら 】
サービス担当:緑川・黒田まで
Mail(代表アドレス): info@haregake.com / Tel(代表番号): 03-6912-7596
株式会社ハレガケ
謎解きを使ったイベント企画制作を専門とする会社です(2013年設立)。リアルやオンラインのイベント制作をはじめ、自社商品開発・企業様向けサービスなども展開しています。
所在地:
東京都豊島区高田3-21-2 ユニハイト東京ビル4階
事業内容:
体験型イベント、リアル謎解きゲームの企画制作、運営
社内懇親会サービス企画制作、運営
体験型研修サービス企画制作、運営



















