鎌長製衡、トラック用の三次元重心測定装置を高松港へ設置  ~コンテナ積載車の横転事故防止へ~

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    2013年10月22日 10:00

    鎌長製衡株式会社(本社:香川県高松市、代表取締役:鎌田 長明、以下 鎌長製衡)は、この度コンテナ輸送トレーラーの積み荷の重心位置を計測できる世界初の地上式三次元重心測定機能付きトラックスケール「satrs(サトルス)」(以下 satrs)を香川県、高松港コンテナターミナルに設置致しました。

    「satrs(サトルス)」


    【導入の背景】
    近年、コンテナ輸送トレーラーの横転事故が多発しており、その原因として積み荷の「偏荷重」や「高重心」があげられています。横転事故は人身・物的損失のみならず、道路交通網を寸断してしまうため大きな社会問題となっています。
    こうした問題を受け、国土交通省は「国際海陸一貫運送コンテナの自動車運送の安全確保に関する法律」を閣議決定し、港湾における過積載や偏荷重などの不適切状態にある輸入コンテナの確認、是正を義務付けることとしています。そのため各港湾ではこうした不適切状態にあるコンテナを発見するための措置を講じることが急務となっています。
    鎌長製衡の「satrs」は、車輌がトラックスケールに載るだけで開梱することなく、積み荷の重心位置を三次元(前後、左右、高さ)で把握することが出来るため、危険性の高い車輌の発見に役立ちます。
    高松港コンテナターミナルでは、本システムの運用を通じ、コンテナ積載車の横転事故を未然に防止するとともに、より一層の安全・迅速な輸送システムの提供が可能になります。


    【製品の特長】
    (1) 輸入コンテナを全数計測可能
    港湾のゲート部に設置することで、輸入コンテナ全てを計測することを可能にしました。トラック側に特殊な車載装置は必要ありません。

    (2) 【地上式】のため基礎工事が安価で経済的
    深いピットが不要なので、基礎工事が安価で経済的です。泥や水が溜まりにくく、メンテナンスも容易です。

    (3) 物流への影響を与えない高速計測
    三次元計測のみを行った場合、1日1,200台を超える計測が可能です。

    (4) 重心位置を分かりやすく表示
    画面上に分かりやすいイラストで重心位置を表示します。また、重心位置の計測データを印字することが可能です。

    鎌長製衡は永年、特定計量器であるトラックスケールの販売に従事してまいりましたが、トラックスケールを物流のセーフティステーションと位置付け、質量の測定と同時に重心位置の検知を可能としたことで、より統合された計量計測システムとして安全・安心な物流を支援することが可能となりました。

    <詳細>
    「三次元重心測定機能付きトラックスケール」
    http://www.kamacho.co.jp/products/truckscale/lineup/satrs.html

    本システムは公益財団法人かがわ産業支援財団の支援により、一般財団法人横浜港湾貨物計量協会と共同開発致しました。


    ■会社概要
    商号  : 鎌長製衡株式会社
    代表者 : 代表取締役 鎌田 長明
    所在地 : 〒761-0196 香川県高松市牟礼町牟礼2246番地
    創業  : 1880年10月
    設立  : 1947年1月
    事業内容: 産業用はかり、計量システム、計測制御、リサイクル用処理機器の製造及び販売
    資本金 : 80百万円
    URL   : http://www.kamacho.co.jp

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