[奈文研イベント] 第27回古代官衙・集落研究集会「古代集落の構造と変遷4」(古代集落を考える4)

    調査・報告
    2023年11月2日 09:00
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     独立行政法人国立文化財機構 奈良文化財研究所では、下記のテーマ、日程で古代官衙・集落研究会の第 27 回研究集会をおこないます。関係各位のご参加をお待ちしております。また、お近くの関係者の方々にもお知らせいただけましたら幸いです。

    テーマ:「古代集落の構造と変遷4」(古代集落を考える4)

     古代官衙・集落研究会では、2020年度より「古代集落を考える」シリーズを立ち上げ、「集落構造」をキーワードに律令体制の成立・展開にともなう在地社会の変容と古代集落の歴史的特質の解明を目的として検討を続けている。
     シリーズ4回目となる今回は、これまでの考古学・文献史学による研究成果の蓄積と前回の中間まとめを踏まえ、集落構造の類型化に向けた検討を進めたい。まず、古代集落遺跡を構成する竪穴建物・掘立柱建物の定量的分析をおこない、古代集落を構成する「建物群」の内実に迫る。また、出土遺構・遺物の検討や文献史料との比較から、集落構造を考える上で良好な調査事例・地域を対象に、建物群および集落構造の分析、周辺遺跡との比較検討をおこなうことで、「一般的な古代集落」を構成する共通要素の抽出を試みる。
     今回の研究集会を通じて古代集落モデル構築への課題整理をおこない、再度、古代集落研究の総合化に向けた方向性を示したい。

    日程

    2023年12月16日(土)
    会場とオンライン配信(TeamsまたはZoom)を併用したハイブリッド形式にて開催

    12月16日(土)

    9:00~9:30 開場   
    9:30~9:35 開会挨拶 
    9:35~10:40 古代集落における「建物群」の把握に関する試算(仮)
          松島隆介(神戸市文化スポーツ局文化財課)・清野陽一・道上祥武(奈良文化財研究所)
    10:40~11:30 柳瀬川流域における集落の構造と変遷-柳瀬川中流域の古代遺跡を中心として-
          中野光将(清瀬市郷土博物館)
    11:30~12:20 美濃国加茂・武儀郡における古代集落の構造と変遷
          島田崇正(富加町教育委員会)
    12:20~13:30〈昼食・休憩・換気〉  
    13:30~16:00 討 論
          討論司会:江口 桂(府中市役所) コメント:磐下 徹(大阪公立大学)
    16:00~   閉会挨拶

    場所

    奈良文化財研究所 平城宮跡資料館 講堂(地図参照)

    情報交換会

    実施しません。

    参加申込

    奈文研HP 申込フォームよりお申し込みください。
    事前申込のない方は聴講できません。
    地方公共団体職員・大学教員等の研究者を対象とします。
    申込時に会場参加・オンライン参加を必ず選択してください。
    オンライン配信は固定カメラ・会場マイクによる簡易な配信となりますので、音声や映像等不具合が発生する場合があることをご了承ください。

    締め切り:12月8日(金)

    問い合わせ先

    古代官衙・集落研究会事務局
    馬場基・林正憲・小田裕樹・清野陽一・道上祥武

    独立行政法人国立文化財機構 奈良文化財研究所
    〒630-8577 奈良市二条町2-9-1
    FAX:0742-30-6849
    Eメール:kodai-kanga_nabunken☆nich.go.jp (☆を@に変更してください)

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