Match.com 愛の調べ~独身女性の職場環境と恋愛編~ 働く独身女性の8割近く「職場に恋愛対象の男性は0人」

「職場恋愛中」は6%、半数近くが「独身男性の数が足りない」 「この人が上司ならサービス残業してもいい」1位は「堺雅人」

世界最大級(注1)の恋愛・結婚マッチングサイト(注2)マッチ・ドットコム ジャパン株式会社(米国本社:テキサス州、東京都港区、代表取締役:金野 知行、以下 Match.com)は、全国の20~35歳の独身女性284名を対象に、職場環境と恋愛に関する調査を実施しました。同調査結果を『第30回Match.com愛の調べ~独身女性の職場環境と恋愛編~』として本日発表します。

グラフ:Q1、Q2
グラフ:Q1、Q2

■調査内容
ブラック企業問題が取り沙汰され、企業で働く若者達の労働環境に関心が寄せられています。「働きやすい職場とは?」「自己の成長や充実につながる職場とは?」と改めて考えさせられる機会も増えました。一日の大半の時間を過ごすのですから、職場は適齢期の男女の出会いの場としても貴重です。働きやすい環境と良い出会いこそが、独身男女の理想の職場の条件ではないでしょうか。しかし、職場結婚の割合はバブル崩壊以降減少傾向にあります(※)。今回は企業や公共団体等で働く独身女性にフォーカスし、労働環境や職場恋愛の実態についてアンケートを行いました。

※国立社会保障・人口問題研究所「結婚と出産に関する全国調査(2011年)」


■調査内容ハイライト
・77.8%が「職場に恋愛対象の男性は0人」…【Q5】
・44.7%が「職場恋愛に足りないのは独身男性の数」…【Q6】
・6%が「職場恋愛中」、3人に1人が「仕事と恋愛は別」…【Q4】【Q3】
・5.3%が「ブラック企業」勤務、25.4%が「ホワイト企業」勤務…【Q2】
・ブラック企業勤務の46.7%は「職場に恋愛対象の男性がいる」…【Q5】
・ご褒美も倍返し?「この人が上司ならサービス残業してもいい」1位は堺雅人…【Q7】


注1) comScore Media Metrix、2005年11月調べ
注2) 恋愛・結婚マッチングサイト:インターネットで結婚相手や恋人を探す事ができるサービスで、希望する相手の年齢や性別、居住地、趣味などの条件を設定し、条件にあった相手を登録会員の中から探すことが可能。


■結果詳細

【Q1】1日の残業時間(サービス残業を含む)は平均何時間ですか?

・0~1時間未満…60.6%
・1~2時間未満…21.8%
・2~3時間未満…8.8%
・3~4時間未満…2.5%
・4~5時間未満…2.5%
・5時間以上…3.8%

残業時間は、6割の方が「0~1時間未満」と少ない傾向。プライベートの時間をしっかり確保できている人が多いようです。

しかし、残業が少ないから仕事がラクという訳ではないようです。例えば、平均残業時間が0~1時間未満の方でも、「仕事量が多すぎる。どれだけヘトヘトになって時間に終わらせても、時間内に終えているのなら問題ないとされる。欠員が出たのに補充してくれず、幾らしんどいと訴えても考慮してもらえない。(卸売業/32歳)」「お昼ごはんは手が空けば何とか食べられるが、忙しいとお昼どころか休憩すら取れない(不動産/26歳)」など、勤務時間内でかなりのハードワークを強いられているケースもありました。

また、平均残業時間が4~5時間という女性の中には「残業代もつかないし休日出勤もある(教育/34歳)」という文字通り過酷な労働環境で勤務している方も。オフタイムはプライベートの充実よりも体力温存に努めざるを得ない状況です。

女性にとって残業時間は働きやすさの一指標ですが、残業代の有無、人員が十分足りているかどうか、休暇の取りやすさ、等も重要な要素といえます。


【Q2】勤務先のブラック度はどのくらいだと思いますか?

・ホワイト(ほぼ0%)…25.4%
・薄いグレー(25%くらい)…23.2%
・グレー(50%くらい)…20.4%
・濃いグレー(75%くらい)…10.9%
・ブラック(ほぼ100%)…5.3%
・よくわからない…14.8%

長時間労働や人材の使い捨てなど、ブラック企業の実態が社会問題になっています。Q1では女性の残業時間は少ない傾向であるものの、必ずしもそれが労働環境の良さとイコールではないことが窺えました。働く独身女性達は自分の職場をどう評価しているでしょうか。

回答を見ると、自分の勤務先を「ホワイト」と答えた方は全体の約4分の1。「福利厚生もしっかりしているし、有給も取りやすい、残業代もきっちりつけることができる(エネルギー/26歳)」「残業も休日出勤もほぼゼロで業務内容も給料に見合っている(医療/26歳)」など、4人に1人は恵まれた職場環境にいると自覚しています。

ホワイトともブラックとも言えない「グレー(薄い~濃い)」と回答した方は全体の半数以上と最も多く、ブラックとは言い切れないものの、「有給休暇を取れないことはないが、取った後の上司からの文句や嫌がらせがハンパじゃないのでとらないようにしている。(商社/29歳)」「経営体制が古く若手の離職率が高い(金融/26歳)」「同族経営の非上場企業のため、経営者一族の思うまま(サービス/29歳)」など、企業の体制や労働環境に何かしら問題や不満を感じていることが分かります。また、契約社員や派遣社員として働いている方からは「自分は残業がないが、正社員の人達はかなりの長時間労働を強いられている(医療/33歳)」といった意見もありました。

「ブラック」と回答した方は5.3%と少数派ですが、「残業が美徳とされ真夜中過ぎまで会議が続く(情報通信/31歳)」「手当なしの休日出勤が当たり前で離職率が高い(サービス/33歳)」「パワハラやイジメがある(医療/27歳)」等、悲痛な声が聞こえてきました。


【Q1】【Q2】結果
http://www.atpress.ne.jp/releases/39399/1_1.gif


【Q3】もし職場に好みのタイプの異性がいたら、仕事に対するモチベーションは上がりますか?

・非常に上がる…21.5%
・上がる…28.5%
・少し上がる…21.1%
・変わらない…28.9%

労働環境が過酷でも、職場に気になる異性がいればモチベーションは多少アップしそうということで、こちらの質問をしたところ、「モチベーションが上がる」という女性が、全体の約7割を占めました。理由は「その人に認めてもらうために前向きになれる(運輸/28歳)」「意識してもらうために化粧や電話対応などに変化が出る(土木/32歳)」「目の保養になるし癒される(教育/32歳)」など。仕事に対する意欲の向上やストレス解消にも役立っているようです。

一方、28.9%の女性は「変わらない」と回答。「仕事と恋愛は別もの(IT関連/28歳)」「恋愛に左右されるようなレベルの仕事はしていない(建設/25歳)」「男性以上に相性のいい仕事に出会いたい(情報通信/27歳)」といった意見が寄せられました。


【Q4】現在、職場恋愛をしていますか?

<全体>
・してない…83.8%
・気になっている人はいるが、交際してない…10.2%
・職場の人と交際している…6.0%

現在「職場恋愛中」という女性は全体の6%と、少なめの結果に。「気になる人がいる」と合わせても16%程度。ドラマで描かれるようなオフィス恋愛は、もはや幻想に近いのかもしれません。次に、残業時間別で見てみました。

<残業時間別>
●0~1時間未満
・してない…89.1% ・気になっている人はいる…7.5% ・職場の人と交際している…3.4%
●1~2時間未満
・してない…75.8% ・気になっている人はいる…14.5% ・職場の人と交際している…9.7%
●2~3時間未満
・してない…80.0% ・気になっている人はいる…12.0% ・職場の人と交際している…8.0%
●3~4時間未満
・してない…100.0% ・気になっている人はいる…0.0% ・職場の人と交際している…0.0%
●4~5時間未満
・してない…57.1% ・気になっている人はいる…14.3% ・職場の人と交際している…28.6%
●5時間以上
・してない…63.6% ・気になっている人はいる…27.3% ・職場の人と交際している…9.1%

残業時間が4~5時間の方は「職場恋愛中」の割合が最も高く28.6%、「気になる人がいる」は残業5時間以上の方が最も多く27.3%という結果になりました。長時間労働で社外の人に目を向ける時間が無く、またハードな仕事を通して身近な男性と親密になりやすい環境にいるといえます。

一方、残業時間が最も少ない0~1時間という方は「職場恋愛中」が3.4%、「気になる人がいる」が7.5%と低く、時間に余裕があるからといって職場の男性に目が向くという訳ではないようです。


【Q3】【Q4】結果
http://www.atpress.ne.jp/releases/39399/2_2.gif


【Q5】職場に恋愛対象になる男性は何人くらいいますか?

<全体>
・0人…77.8%
・1人…13.0%
・2人…4.6%
・3~5人…4.2%
・6~10人…0.0%
・11人以上…0.4%

「0人」という回答が77.8%と圧倒的に多く、実に8割近くの女性が職場恋愛と無縁の状態ということが分かりました。不況による若手社員の採用減なども影響しているのでしょう、職場は既婚男性ばかりという声も多く、職場はもはや出会いの場にならないというのが今の時代の現実。働く女性のパートナー選びは職場の外が基本になっているようです。

<ブラック度別>
●ホワイト
・いない…80.6% ・いる…19.4%
●薄いグレー
・いない…72.7% ・いる…27.3%
●グレー
・いない…82.5% ・いる…17.5%
●濃いグレー
・いない…80.6% ・いる…19.4%
●ブラック
・いない…53.3% ・いる…46.7%

職場のブラック度別に見ると、ホワイト~グレー企業は「恋愛対象の男性がいる」との回答は20%程度と少ない結果に。労働環境という面では優良なホワイト企業も、出会いの場としては他より優位という訳ではなさそうです。安定性が高く社員の定着率が高い企業ほど、良い人がいても既婚者など、若手独身男性が足りない傾向も窺えます。

一方、ブラック企業では「恋愛対象の男性がいる」という方が46.7%と、他より突出して多い結果となりました。ブラック企業は社員の入れ替わりが激しく若手男性社員の割合が高いことや、過酷な労働環境で社員同士の連帯感が高まること、社外に目を向ける余裕が無いことなどが考えられます。


【Q6】職場恋愛をするために、今の職場に足りないものがあるとしたら何だと思いますか?

・独身男性の人数…44.7%
・時間的なゆとり…19.0%
・円満な人間関係…11.6%
・部署内での飲みや食事会…5.3%
・社内イベント(部活や社員旅行など)…4.6%
・チームでの仕事(複数人での共同作業など)…2.5%
・その他…12.3%

44.7%と半数近くが「独身男性の人数」が足りないという結果になりました。「40代以上の人がほとんど(販売/27歳)」「新入社員を採用していない(卸売/33歳)」といった不況による採用減の影響や「院長以外に男性がいない(医療/29歳)」「部署の男性はみな既婚者(金融/28歳)」「独身は10代ばかり(土木/32歳)」「独身男性は1人いるがタイプではない(福祉/33歳)」など業種的に男女比や年齢比のバランスが悪い傾向も見られます。

「時間的なゆとり」と挙げた人からは「忙しくて恋愛に回す気力がない(地方公共団体/29歳)」や「残業が多いため、気になる人と2人きりになるチャンスもない(情報通信/31歳)」とオーバーワークで恋愛どころではないとの意見も目立ちました。


【Q5】【Q6】結果
http://www.atpress.ne.jp/releases/39399/3_3.gif


【Q7】この人が上司なら「サービス残業してもいい!」と思える、アラフォー&アラフィフ男性俳優は誰ですか?

<1位>堺雅人…13.7%
<2位>西島秀俊…13.4%
<3位>福山雅治…10.9%

<4位>竹野内豊…10.6% <5位>阿部寛…5.6% <6位>高橋克典…3.5%
<7位>大沢たかお…3.5% <8位>佐藤浩市…2.8%
<9位>木村拓哉…2.5% <10位>佐々木蔵之介…2.5% その他…31.0%

堂々のトップは堺雅人さん。「絶対に部下を見捨てたりしないと思う(金融/28歳)」など大ヒットドラマ『半沢直樹』の影響も受けつつ、「やさしい微笑みで癒されそう(冠婚葬祭/28歳)」と独特の表情や魅力に惹かれている人も多くみられました。残業のご褒美が倍返しだったら疲れも吹き飛びそうです。

そしてわずか1票差で2位になったのは西島秀俊さん。こちらも大河ドラマ『八重の桜』の影響がありそうです。イケメンでかっこいいからという理由のほか「物静かだけど頼りがいがありそう(アパレル/24歳)」「仕事が出来る上に若い人とも感覚が近そう(情報通信/29歳)」と寡黙さの中に見え隠れする逞しさに魅力を感じているようです。

以下、「みんなを飲みに連れて行ってくれそう(金融/26歳)」な福山雅治さん、「声に癒されるし、ちゃんと話を聞いてくれそう(販売/25歳)」な竹野内豊さん、「申し訳なさそうに残業を頼んでくれそう(サービス/29歳)」な阿部寛さんなど人気俳優が続きます。働く女性たちは、知性と優しさの両方を理想の上司像に求め、さりげない気遣いやアフターフォローへの期待も高いことがわかりました。


【Q7】結果
http://www.atpress.ne.jp/releases/39399/4_4.gif


■考察
今回の結果から、働く女性にとって現在、職場恋愛はあまり現実的でないということがわかりました。ですが、離職率が高いブラック企業では、人の入れ替わりが激しく若手の男性を中心に採用される為、職場に対する不満は多いけれども出会いのチャンスもまた多いという、やや皮肉な現状も見えました。

職場は職場と割り切る考えもありますが、日中のほとんどを過ごす職場で出会う異性とは自然に親しくなれる良さも。理想はいい職場でのいい出会い。ブラック企業の労働環境の改善とともに、ホワイト企業でも職場にもっと適齢期の独身男性が増えるように期待したいところです。

とはいえ、業種的に異性のいない職場も多数あります。職場での出会いが期待できない方々には、ぜひ婚活サイトなどの出会いの手段をご利用いただけるよう、マッチ・ドットコムでは今後もサービス向上に努めてまいります。

■調査概要
調査方法  :インターネット調査
調査期間  :2013年9月9日~2013年9月11日
有効回答者数:284人
回答者の属性:全国在住の20~35歳の独身女性会社員・公務員
       (内訳)正社員…226人、契約社員…42人、
          派遣社員…14人、その他…2人


■Match.com について( http://www.match.com )
Match.comは、世界最大級のインターネット・マッチングサービスとして、世界5大陸25ヵ国、8言語にて会員制インターネット・マッチングサイトを運営しています。Match.comは、インターネット・マッチングのパイオニアとして1995年の設立以来、常に改善を続け、新たな恋愛のツールを会員に提供してきました。Match.comでは、様々な人種、言語、居住地、年齢、性別、趣味、性格、身体的特徴など多種多様なプロフィールをもつ会員から条件を設定し、条件にあった相手を探すことができます。Match.comは、日本ではMSN、AOL、ウォーカープラス、So-net、OCN、ORICON STYLE、gooにコンテンツを提供。Match.comはIAC/Interactive Corp (NASDAQ:IACI)の営利会社です。


※本リリースの調査結果をご利用頂く際は、下記問合せ先にご連絡の上、
必ず「第30回Match.com 愛の調べ~独身女性の職場環境と恋愛編~」と明記下さい。

プレスリリース添付資料

カテゴリ:
調査・報告
ジャンル:
その他ライフスタイル
取材依頼・商品に対するお問い合わせはこちら

プレスリリース配信企業に直接連絡できます。

  • 会社情報