橋梁・タンク・発電所・プラントなど鋼構造物向け 鋼構造物に残...

橋梁・タンク・発電所・プラントなど鋼構造物向け  鋼構造物に残ったサビの成長を防ぐ塗装補助剤「ハイポンサビスタ」を発売

 日本ペイント株式会社(本社:大阪市北区、社長:酒井 健二)では、橋梁やプラントなどの鋼構造物を重防食塗料で塗り替えるにあたり、塗装前に構造物から除去できないサビに直接塗装することでサビのさらなる成長を抑制するサビ面素地調整補助剤の新製品「ハイポンサビスタ」を、グループ会社の日本ペイント販売株式会社(本社:東京都品川区、社長:利光 哲也)を通して6月17日から発売しました。
 橋梁やプラントなどの鋼構造物の塗り替え工事においては、塗装前に既存のサビを除去する素地調整(ケレン)の作業が行われます。しかしながら実際の塗替え工事では、鋼構造物の形状が複雑で狭い部位があったり、その立地環境上、ケレンにあたって騒音や粉塵が発生する工具を使用できないなど、サビを十分に除去することができないケースがあります。この場合、やむを得ずサビを残したまま塗り替えを行いますが、残ったサビがさらに成長し、塗膜が重防食塗料の本来の性能が発揮できなくなるばかりでなく、鋼構造物そのものの寿命にも影響を与えかねません。
 「ハイポンサビスタ」は残存したサビに直接塗装することにより、含まれる成分(イオントラップ剤)がサビの原因となる鉄イオンを補足し、鉄イオンを安定化させ、リン酸系防錆顔料の遮蔽効果(酸素や水分などサビの原因から遮蔽します)で新たなサビの発生を防ぎます。さらに、エポキシ樹脂がサビに浸透し、バインダー効果によって残存サビを固着化します。
 当社では昨年夏に、業界では初めてとなる全塗装工程を水性化した重防食塗料「ニッペ 水性防食システム」を発売し、鋼構造物ばかりでなく工場や集合住宅にも採用されるなど、高い評価をいただいております。今回発売した「ハイポンサビスタ」についても、サビによる劣化を防止する性能をアピールし、鋼構造物の耐久性向上に貢献してまいります。

サビの成長を防ぐメカニズム
サビの成長を防ぐメカニズム

「ハイポンサビスタ」のメカニズム
http://www.atpress.ne.jp/releases/36633/1_1.jpg
サビの原因となる鉄イオンを安定化させることで、サビの成長を防ぎます。

※製品の詳細につきましては、以下のURLに掲載している電子カタログをご参照ください。
http://www.nipponpaint.co.jp/biz1/large/ctlg/prd_t33.pdf


【製品のお問い合わせ先】
日本ペイントお客さまセンター (電話 03-3740-1120 / 06-6455-9113)


 なお、本日は以下の3つの新製品につきましてもリリースを発表しています。詳細につきましては、当社ホームページにアクセスしてご覧ください。

・多色対応を開始した建物外壁用高日射反射率(遮熱)塗料「水性サーモアイウォール」
・住宅外壁に多彩な模様を創りだす多彩模様塗料「水性ペリアートUV」
・可とう形エポキシ含有架橋エマルションフィラー「DANフィラーリフレックス」
http://www.nipponpaint.co.jp/news/index.html


【関連リリース】
2012年9月3日
橋梁・タンク・発電所・プラントなど鉄構造物向け「ニッペ 水性防食システム」を開発・新発売
http://www.nipponpaint.co.jp/news/2012/wn0903.html

カテゴリ:
商品
ジャンル:
技術・テクノロジー

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