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築100年・佃島の魚問屋「旧飯田家住宅」保存・活用に向けた クラウドファンディングを開始

教員と学生が挑戦する文化継承と地域コミュニティの再生

芝浦工業大学(東京都港区/学長 山田 純)建築学科・志村 秀明教授が代表者を務め、同大学の学生も企画やデザイン、実測調査、改修工事作業を行う「旧飯田家住宅保存活用プロジェクト」が、2023年4月26日よりクラウドファンディングを開始しました。江戸時代の地割を保ち、漁師町の高密度居住地の住まいとして歴史的・文化的価値のある旧飯田家住宅を保存し、地域コミュニティの中心の役割を果たす用途混合型シェアスペースとしての活用を目指します。


<クラウドファンディング概要>

プロジェクト名: 「旧飯田家住宅保存活用プロジェクト」(目標金額:300万円)

実施期間   : 2023年4月26日(水)~2023年6月24日(土)

URL      : https://readyfor.jp/projects/tsukuda_iidahouse

リターン(例) : 5,000円(+システム利用料)→旧飯田家住宅 絵はがき7枚セット

         10,000円(+システム利用料)→絵はがき7枚セット+フォトブック


【ポイント】

・築100年を超える歴史的・文化的価値のある建築物の保存活動

・地域コミュニティを形成する用途混合型シェアスペースとしての活用


クラウドファンディング挑戦中



■クラウドファンディング開始までの経緯

約400年前からの江戸漁師町の街並みを残す佃島(東京都中央区佃一丁目)にある旧飯田家住宅は、2022年2月に空き家となりました。そこで、取り壊しを危惧する地元有志と佃島にゆかりのある学識経験者が「佃島旧飯田家住宅活用委員会」を結成し、住宅の保存・活用に向けて動き出しました。芝浦工業大学の学生も、実測調査や活用方法を検討する会議に参加するほか、クラウドファンディングの企画やデザイン、改修工事作業を行っています。そして、この度テナントの目処がついたことから、クラウドファンディングを開始することとなりました。



■旧飯田家住宅の特徴と歴史的価値

旧飯田家住宅は、「佃喜八」「たじま」という屋号を持つ日本橋魚市場の魚問屋の併用住宅として1920年頃に建築されました。生け簀と井戸を配した広い土間のほか、漁師町らしい高密度居住の中での住まい方の工夫が随所にみられます。また、住宅の建つ敷地も江戸時代の初めに佃島の町割・屋敷地割が定められた当初の形状を保っています。


旧飯田家住宅 正面

旧飯田家住宅 土間



■「これまでも・これからも」地域に開かれた空間としての活用

旧飯田家住宅は、佃島住吉神社の例大祭で祭礼拠点として利用されるなど、昔から地域コミュニティの中心として位置づけられていました。その役割を今後も引き継ぐため、住宅を用途混合型シェアスペースとして活用していきます。1階には佃島ゆかりの店舗のほか、レンタルスペース・シェアオフィスを設け、近隣の住民の日常的な利用や佃島のまちなみ視察の拠点とします。2階は大学生等が居住するシェアハウスとなる予定で、新たな地域コミュニティの形成が期待されます。



■芝浦工業大学とは

工学部/システム理工学部/デザイン工学部/建築学部/大学院理工学研究科

https://www.shibaura-it.ac.jp/


日本屈指の海外学生派遣数を誇るグローバル教育と、多くの学生が参画する産学連携の研究活動が特長の理工系大学です。東京都とさいたま市に3つのキャンパス(芝浦、豊洲、大宮)、

4学部1研究科を有し、約9千人の学生と約300人の専任教員が所属。創立100周年を迎える2027年にはアジア工科系大学トップ10を目指し、教育・研究・社会貢献に取り組んでいます。

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企業動向
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建設 教育 社会(国内)
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