両備システムズ、「ケアキャビネット for 学生支援」が京都...

両備システムズ、「ケアキャビネット for 学生支援」が 京都大学DRCで採用  ~導入実績約300施設の在宅医療連携ツール、 障害学生支援記録の「見える・つながる」を実現~

株式会社両備システムズ(本社:岡山県岡山市、代表取締役社長:松田 敏之 以下、当社)は、主に地域包括ケア(医療・介護情報連携)業務において約300施設で利用の在宅医療を支援する多職種情報連携システム「ケアキャビネット」を、大学での障害学生支援業務へも利用できるよう開発しました。


京都大学DRC(Disability Resource Center:学生総合支援機構 障害学生支援部門)が障害学生支援の強化のために導入、2023年1月より運用開始しました。「第14回 EDIX(教育 総合展)東京」(会期:2023年5月10日~12日、会場:東京ビッグサイト)へ「ケアキャビネット for 学生支援」として出展、学生支援のニーズへ向けて今後販売を強化します。


両備システムズ、「ケアキャビネット for 学生支援」が京都大学DRCで採用


●背景

今後、高齢化社会の進展により深刻化する医療・介護問題で、その解決策の一つとして、特に過疎地域では地域一体となり健康・生活問題を支える地域包括ケアの重要性が増しています。(※1)

当社は、地域包括ケアをささえる多くの職種(医師、看護師、薬剤師、訪問看護師、ケアマネジャー、ヘルパー等)の方の情報発信・共有の仕組み(サービス名:「ケアキャビネット」)を2013年より開発・提供開始し、医療機関、介護施設、自治体等で、これまでに全国で約300施設の利用実績を有しています。

一方、全国の大学において、障害のある学生数は10年(※2)で、約4倍に増加傾向となっています。約8割の大学が相談窓口を設置していますが、専門部署を設置しているのは約2.5割、専任担当者がいるのは約2割という現状があります。


2018(平成30)年3月閣議決定された「障害者基本計画」(第4次)で、障害のある学生一人一人の個別ニーズを踏まえた建設的対話に基づく支援を促進するため、各大学等における相談窓口の統一や支援担当部署の設置、支援人材の養成・配置など、支援体制の整備や、大学間連携等の支援担当間ネットワークの構築を推進する、と定められ、全国の大学では、大学内のみでなく、カウンセラー等の専門職や大学間のネットワークにより連携し、支援の強化が求められています。(※3)


(※1)厚生労働省ホームページ「地域包括ケアシステムの実現へ向けて」より引用、 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/kaigo_koureisha/chiiki-houkatsu/

(※2) 平成24年(2012年)~令和3年(2021年)

(※3)JASSO(独立行政法人日本学生支援機構)ホームページ資料「令和4年度障害学生支援理解・啓発セミナー 高等教育段階での障害のある学生支援について」より引用、https://www.jasso.go.jp/gakusei/tokubetsu_shien/event/rikai/__icsFiles/afieldfile/2022/12/21/2022rikai_monka.pdf



●「ケアキャビネット for 学生支援」について

<主な特長>

クラウド型多職種連携サービス

・電子書類、画像も容量を気にすることなく保存可能

・必要な時に、必要な情報へアクセス可能

・利用端末(PC、タブレット等)にはデータ保存がなくセキュリティを確保

 医療・介護・自治体で実績豊富なデータセンター利用

・拡張性の高さ

 様々な職種の方、様々な施設で情報共有・利用の実績が豊富


機能性/操作性

・面談記録等の情報を在籍中、卒業生等構造化で管理

・マルチデバイス対応(PC、タブレット、スマートフォン等)

・時系列で情報参照可能で、経過や課題、各職種の関わりが把握しやすい


運用イメージ図


●今後の展望

教育現場における多職種連携(学内・学外問わず)の新たな可能性を探り、大学での支援を拡大していきます。



●京都大学DRC様における事例

2023年1月より、課題の解決のために、ケアキャビネット for 学生支援を導入いただきました。


<導入前の課題>

・ケース毎に相談支援の記録を電子ファイルで作成、保存していたが、個々の記録をより効果的に整理するため、また記録の二次利用(統計等)に向けて構造化管理する必要があった。

・今後の支援体制の拡充、多職種での協働に向けて、安全なクラウドで管理する必要があった。


<導入を決めた理由>

・学生の属性情報、面談記録等をステータス(在籍中の利用学生、卒業生等)に分けて構造化できる。

・機微な情報を自治体、医療機関で実績豊富なデータセンターで安全・安心に管理できる。

・タブレット等のマルチデバイス対応により、様々なシチュエーションでの相談に対応できる。


<解決できた課題>

・必要な情報へのアクセス、入力に至るまでの操作がシンプルで、業務が効率化された。

・電子書類や画像を格納、共有できるため、豊富な情報によって支援の質向上につながった。

・時系列で記事を参照できるため、支援の経過や課題、各職種の関わりを把握しやすくなった。



【京都大学DRCについて】

京都大学では、障害のある学生を支援するための専門部署として、学生総合支援機構のなかに障害学生支援部門(DRC)を設置しています。Disabilityとは障害の社会モデルという考え方に基づいていて、社会や環境側が生みだす障害(社会的障壁/Disability)に対するアプローチをすることが、DRCの役割とし、主に教育・研究を中心とした大学としての本来の役割を対象としており、そのような環境下において生じる障害(社会的障壁/Disability)について、専門的な知見やノウハウ、機器や技術等を用いてResourceの提供(相談・支援)を行っています。

(「京都大学DRC」ホームページより引用、 https://www.assdr.kyoto-u.ac.jp/drc/drc/policy/ )



【株式会社両備システムズ 会社概要】

社名       : 株式会社両備システムズ

本社所在地    : 岡山県岡山市北区下石井二丁目10-12

           杜の街グレースオフィススクエア4階

代表者      : 代表取締役社長 松田 敏之

設立       : 1969年12月

資本金      : 3億円

事業内容     : 公共、医療、社会保障分野および

           民間企業向け情報サービスの提供

           (システム構築、アウトソーシング事業)、

           ソフトウェア開発、データセンター事業、

           ネットワーク構築サービス、セキュリティ事業、

           ハードウェア販売および保守サービス、

           AI・IoTなど先端技術研究開発

コーポレートサイト: https://www.ryobi.co.jp/

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