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    日経BPコンサルティング調べ  ―「大学ブランド・イメージ調査 2012-2013」【首都圏編】より―  東京大学が、首都圏の主要大学120校の中で「大学ブランド力」第1位  「地域産業に貢献している」埼玉大学、 「グローバル/国際交流が活発」上智大学

    調査・報告
    2012年11月21日 09:30

     日経BPコンサルティング(東京都港区)は、今年で6年目になる「大学ブランド・イメージ調査 2012-2013」の結果をまとめ、11月21日に調査結果報告書を発行・発売する。全国の468大学を9つの地域に分割し、それぞれの地域で調査を実施。「認知度/認知経路」「入学推薦度」「採用意向度」「49項目のブランド・イメージ」など、様々な角度から有職者、中学生以上の子供を持つ父母、教育関連従事者が評価した。本リリースでは、【首都圏編】の結果について紹介する。

    首都圏編 表1


    ◆首都圏編では、東京大学、早稲田大学、慶應義塾大学が「大学ブランド力」ランキングのトップ3に。
    ◆「地域産業に貢献している」埼玉大学、「グローバル/国際交流が活発」上智大学など、「らしさ」が大学ブランド力として評価につながる結果に。


    ●有職者(ビジネスパースン)からみた「大学ブランド力」:
     東京工業大学が前年第9位から第6位に

     首都圏編の「大学ブランド力」(大学の魅力度などブランド力の総合点を示すスコア)ランキング第1位は、92.6ポイントを獲得した東京大学(表1)。第2位は早稲田大学(87.2ポイント)、第3位は慶應義塾大学(86.0ポイント)が続いた。
     120校の大学ブランドスコアの分布をみると、第18位の日本大学から、第42位の首都大学東京までが50ポイント台に入り大激戦となった。それ以降の78の大学は40ポイント台に留まっており、平均以下の各校は魅力をまだ十分に伝えきれていないと思われる結果になっている。東京工業大学は、「高い専門性、専門知識を有する」や、「勉強、研究に熱心である」などの評価が上がり、前回の第9位から第6位に上昇した。
     トップ10をみると、国立大学が5校(東京大学、一橋大学、東京工業大学、お茶の水女子大学、東京外国語大学)、私立大学が5校(早稲田大学、慶應義塾大学、上智大学、明治大学、青山学院大学)ランクインしている。


    ●教育関連従事者評価:
     「地域産業に貢献している」埼玉大学、
     「グローバル/国際交流が活発」上智大学

     本調査では、学校に勤務する教員・職員など教育関連従事者にもブランド評価を依頼している。その結果から、各ブランド・イメージ項目第1位になった大学をみると、その大学の特徴や「らしさ」が、どの程度浸透しているかがうかがえる(表2)。
     本年の調査では、「地域産業に貢献している」「地域社会・文化に貢献している」は両項目とも埼玉大学が、「グローバルである/国際交流が活発である」「留学生の受け入れが活発である」「語学に長けている」の国際性の高さを測る項目は上智大学が第1位になった。また、「在学中の資格取得に積極的である」は中央大学、「キャンパスのデジタル化が進んでいる」は工学院大学など、各大学の特徴が明らかになっている。
     今回、大学の認知経路についても尋ねているが、「大学ブランド力」上位となった東京大学や明治大学をはじめとして、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)からの認知が少しずつ増えている。こういった新しいメディアをいち早く取り入れ活用する例も増えており、今後の広報のあり方に変化が生まれていることも垣間見られる。

     各大学は、在校生やその父母、地域住民、企業採用担当者、卒業生など様々なステークホルダーと多岐に渡るコミュニケーションの中で、効果的な手段を使い、伝えたい大学イメージを訴求している。その成果が、この客観的な調査結果から明らかになっている。自校のこれまでの広報活動の振り返りや、今後の広報戦略の立案時にぜひご活用いただきたい。
    (中村 美穂=日経BPコンサルティング)


    「大学ブランド・イメージ調査 2012-2013」
    【北海道・東北編】【北関東・甲信越編】【首都圏編】【北陸・東海編】【近畿編】【中国・四国編】【九州・沖縄・山口編】

    全国の主要大学計468校の「大学ブランド力」算出を目的としたインターネット調査(医科大学や体育大学、短期大学などは除外)。「地域産業への貢献度」や「研究施設の充実度」、また学生の「語学力」や、「コミュニケーション能力の高さ」など大学や在学生へのブランド・イメージ49項目を測定し、それらをまとめた大学ブランドスコア(=大学ブランド力指数。偏差値)を算出してランキング化した。調査にあたって、日経BP/日経BPコンサルティング調査モニターを中心に、同地域にお住まいのお仕事をお持ちの方(有職者)や、中学生以上の子供がいる父母、教育関連従事者に回答を依頼。なお、調査設計や分析にあたり、企業ブランドおよび製品/サービスブランドの調査で実績のある「ブランド・ジャパン」で培ったノウハウを活用し、調査するイメージ項目を洗い出した。首都圏編は2012年8月1日~31日に実施し、11,388件(同地域在住の有職者、学生の父母)の有効回答を得た。2012年11月21日に調査結果報告書を発行。
    ( http://consult.nikkeibp.co.jp/consult/report/ub2013/ )


    首都圏編 表1
    http://www.atpress.ne.jp/releases/31539/1_1.jpg
    首都圏編 表2
    http://www.atpress.ne.jp/releases/31539/2_2.jpg


    【ノミネート大学】

    ■東京都
    お茶の水女子大学、電気通信大学、東京外国語大学、東京海洋大学、東京学芸大学、東京工業大学、東京大学、東京農工大学、一橋大学、首都大学東京、青山学院大学、亜細亜大学、桜美林大学、大妻女子大学、嘉悦大学、学習院女子大学、学習院大学、共立女子大学、杏林大学、慶應義塾大学、恵泉女学園大学、工学院大学、國學院大學、国際基督教大学、国士舘大学、駒沢女子大学、駒澤大学、実践女子大学、芝浦工業大学、上智大学、昭和女子大学、白百合女子大学、成蹊大学、成城大学、聖心女子大学、清泉女子大学、専修大学、創価大学、大正大学、大東文化大学、高千穂大学、拓殖大学、玉川大学、多摩大学、中央大学、津田塾大学、帝京大学、帝京平成大学、東海大学、東京家政学院大学、東京家政大学、東京経済大学、東京工科大学、東京純心女子大学、東京女子大学、東京電機大学、東京都市大学、東京富士大学、東京理科大学、東邦大学、東洋学園大学、東洋大学、二松學舍大学、日本女子大学、日本大学、文化学園大学、文京学院大学、法政大学、武蔵大学、武蔵野大学、明治学院大学、明治大学、明星大学、目白大学、立教大学、立正大学、和光大学、早稲田大学
    ■千葉県
    千葉大学、江戸川大学、川村学園女子大学、敬愛大学、秀明大学、淑徳大学、城西国際大学、聖徳大学、千葉経済大学、千葉工業大学、千葉商科大学、中央学院大学、東京成徳大学、明海大学、麗澤大学、和洋女子大学
    ■神奈川県
    横浜国立大学、横浜市立大学、神奈川大学、鎌倉女子大学、関東学院大学、相模女子大学、産業能率大学、松蔭大学、鶴見大学、桐蔭横浜大学、東洋英和女学院大学、フェリス女学院大学、横浜商科大学
    ■埼玉県
    埼玉大学、埼玉県立大学、跡見学園女子大学、共栄大学、十文字学園女子大学、城西大学、尚美学園大学、駿河台大学、聖学院大学、西武文理大学、東京国際大学、獨協大学、文教大学


    ブランド・ジャパン:国内で使用されているブランドを消費者とビジネスパーソンが評価する、日本最大のブランド評価調査プロジェクト。2001年に第1回調査を実施し、2013年で13回目を迎える。

    日経BPコンサルティング:日経BP社全額出資の「調査・コンサルティング」、「企画・編集」、「制作」など、コンサルティング、コンテンツ関連のマーケティング・ソリューション提供企業。(2002年3月1日設立。資本金9,000万円)

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