日本で展開中のパスワード管理ソフト『Sticky Password』に クロスプラットフォーム開発のDelphiを採用

~OSアップデート追従やリソース削減に寄与~

 エンバカデロ・テクノロジーズ(本社:米国テキサス州オースティン、日本法人:東京都文京区、日本法人代表:藤井 等、以下 エンバカデロ)は、クロスプラットフォームネイティブアプリの統合開発環境の『Delphi』が、日本でも展開するパスワード管理ソフトの『Sticky Password』(Lamantine Software社)のアプリケーション開発に採用されたことをお知らせします。


Sticky Password


事例記事: https://www.embarcadero.com/jp/case-study/sticky-password-case-study



■マルチOS・マルチデバイスが欠かせないパスワード管理ソフト

 Sticky Passwordは、多言語で提供されるマルチOS・マルチデバイスに対応するパスワード管理ソフトです。SaaSやクラウドサービスのパスワードは、通常、ブラウザ、デスクトップアプリ、モバイルアプリなど複数のプラットフォームをまたいで使用され、他のアプリケーションへのパスワード入力などモダンなUIを実現するためにはネイティブアプリの開発が必須となります。


 Delphiは、単一コードで複数のプラットフォームのネイティブアプリを生成できます。ユーザーインターフェイスを作成し、その後、ユーザー要件に迅速かつ容易に対応できます。オブジェクト指向プログラミングを用いることで、単一コードベース上に、様々なパートナーやOEMプロジェクトの諸要件をサポートする開発の柔軟性を与えました。ある特別なパートナープロジェクトにおいて、既存のDelphiコードをmacOSに対応させる必要がありましたが、僅か2週間で、支障なく実現することができました。



■限られた開発リソースで迅速なOSアップデートに対応

 セキュリティを担保するためには、頻繁に行われるOSアップデートへ迅速な対応が必要です。OSのバージョンアップに伴うユーザーインターフェイスやAPIの変更への対応をDelphiが用意するコンポーネントが担うことで、既存のコードベースを容易に新バージョンへと移行可能にしました。また、Visual Studioと比べ、Delphiはコンパイル速度が早く、各プラットフォームでのネイティブコンパイルの実現、サードパーティコンポーネント、オブジェクト指向プログラミングにより、開発から配布までのサイクルを短縮することができました。


「私たちは開発者6名の小さな会社です。複数のツールを利用するとなると、それぞれのツールに必要なスキルセットをもった社外の人材に頼らざるを得ません。Delphi を使い続けることで、時間もお金も大幅に節約できます」

Aleksandr Tischenko氏(Lamantine Software 創立者/CEO)



■Sticky Passwordについて

 2001年にLamantine Softwareが最初に開発したSticky Passwordは、受賞歴のあるパスワード管理ソフトで、セキュアで、マルチデバイス、マルチプラットフォーム対応のパスワード管理サービスを提供しています。充実した機能一式を取り揃えたSticky Passwordは、自動ログイン・フォーム入力編集からデバイス間のデータ同期、セキュアなクレジットカード情報管理、そして軍事グレードデータ保護及びパスワード生成にいたるまで、あらゆる領域において、フルセットのアクセスおよびセキュリティ機能を提供しています。また、フルローカライズされたパスワード管理ソリューションの先陣であり、発売当初から英語、ドイツ語、フランス語、オランダ語、チェコ語、ロシア語、ウクライナ語、日本語、スペイン語、ブラジル・ポルトガル語、ポーランド語版を出荷していました。


公式サイト: https://www.stickypassword.jp/



■RAD Studioについて

 RAD Studioは、クラウドサービスや主要なデータベース、広範なIoTデバイスとの接続性を提供するクロスプラットフォームネイティブアプリケーションの統合開発環境です。Windows 10対応のアプリケーション構築をサポートするVCLコントロール、Windows、Mac、モバイル向けクロス開発を可能にするFireMonkeyフレームワークが、コンポーネントによるビジュアル開発を実現。アプリケーションパフォーマンスを犠牲にすることなく、単一コードからマルチプラットフォームサポートが可能になります。



■エンバカデロ・テクノロジーズについて

 1993年にデータベースツールベンダーとして設立され、2008年にボーランドの開発ツール部門『CodeGear』と合併したエンバカデロ・テクノロジーズは、アプリケーション開発者とデータベース技術者が多様な環境でソフトウェアアプリケーションを設計、構築、実行するためのツールを提供する最大規模の独立系ツールベンダーです。2015年10月には、独立系ツールベンダーであるアイデラの傘下となり、2017年8月には、WebアプリケーションプラットフォームであるSenchaを買収し、さらなる技術革新と製品/サービスの品質向上に努めています。


 米国企業の総収入ランキング『Fortune 100』のうち90以上の企業と、世界で300万以上のユーザーが、エンバカデロのRAD Studio、Delphi、C++Builder、Senchaといったアプリケーション開発ツールやデータベースツールを採用し、生産性の向上と革新的なソフトウェア開発を実現しています。


コーポレートサイト: https://www.embarcadero.com/jp/

Sencha製品情報  : https://jp.sencha.com/



【一般の方からのお問い合わせ先】

エンバカデロ・テクノロジーズ

〒112-0004 東京都文京区後楽2-3-21 住友不動産飯田橋ビル 5F

TEL : 03-4540-4148

Email: japan.info@embarcadero.com

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