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    株式会社日本能率協会総合研究所

    既婚女性の約6割が「家事は家族全員が行うもの」と考えているが、 実際は、家事全体の8割を「自分」が担当している現実が浮き彫りに  最新レポート「家事スタイルに関する調査2022」を発表

    調査・報告
    2022年4月13日 14:00

    株式会社日本能率協会総合研究所(東京都港区・代表取締役社長:譲原 正昭)は、20~79歳の既婚女性を対象として「家の仕事」をテーマとした自主企画調査を実施しました。食事づくり、食品の購入・保存・調理の使用実態・困りごとを捉える《調理行動編》、キッチン設備・機能、調理家電・機器の保有実態、後片付け・掃除実態を捉える《キッチン編》、生活家電・設備と汚れニーズ、掃除行動・洗濯行動の実態を捉える《掃除・洗濯編》、家事の分担、簡便化・外部化ニーズを捉える《家事スタイル編》の4編で様々な角度から「家の仕事」を捉えます。本調査レポートは有償にて販売していますので、詳細は最下段をご参照ください。

    今回は「家事スタイルに関する調査2022」の調査結果を一部抜粋してご案内いたします。



    ■調査結果のご紹介

    【調査結果1】

    既婚女性の約6割が「家事は家族全員が行うもの」と考え、その傾向は20代で特に強く約7割

    「家事は家族全員が行うものである」という考え方について、自分の気持ちが合致するかを尋ねたところ、20~70代の既婚女性全体の約6割があてはまると回答した。(「とてもあてはまる」17.5%、「まああてはまる」40.7%)年代別でみると、20代既婚女性が約7割と特に高く、中でも「とてもあてはまる」の割合が約3割と30~70代と比べて高い。


    【調査結果2】

    家事全体の約8割は「自分」が担当、「夫・配偶者」の分担率は2割を下回る

    家事全体を100%と考えた際の「家事の家族での分担率」は、全体で「自分」が78.4%、「夫・配偶者」は16.3%であった。年代別でみると、他の年代と比べて「自分」の割合が最も高いのは、「40代」。「夫・配偶者」の分担率が最も高いのは「20代」で、23.3%と唯一、夫・配偶者の分担率が2割を超える年代だった。職業別で「夫・配偶者」の分担率をみると、フルタイム勤務の場合「夫・配偶者」の分担率は22.4%、専業主婦の場合15.1%と、職業での違いもみられた。


    【調査結果3】

    約7割が今後、「自分の時間(趣味・楽しみ等)」に力を入れたい

    「食事づくり」「家族の健康管理」「子供の育児・教育」など12項目について、「力を入れていること」「今後力を入れていきたいこと」を確認したところ、「力を入れていること」は「食事づくり」「自分の時間」「節約・家計管理」の順で高く、「今後力を入れていきたいこと」は「自分の時間」「節約・家計管理」「食事づくり」の順に高かった。「今後力を入れていきたいこと」の「自分の時間(趣味・楽しみ等)」はいずれの年代でも6~7割台と高く、最も低い20代既婚女性でも半数以上は力を入れたいと感じている。


    【調査結果4】

    「おかず・常備菜を作りおき、冷蔵保存しておく」2016年33.3%→2022年46.2%

    「調理行動」の「食材の保存・ストック」カテゴリーにおいて、「おかず・常備菜を作りおき、冷蔵保存しておく」が、2016年33.3%から2022年46.2%と、この6年で10ポイント以上増加。また、食材の保存・ストックにおける行動では、「ホームフリージング(冷凍保存)」に関連する様々な行動で5割以上と高いものが多く、中でも「買ってきた生鮮食品を小分け・下ごしらえしてホームフリージング」は66.1%がよく行う。一方で、面倒・嫌いと感じている人が4割に近い。


    【調査結果5】

    「自動掃除機能」「汚れを落としやすい〇〇」といった自動化、効率化機能はニーズが高い

    キッチン設備においてニーズが高いものは、「自動掃除機能付きレンジフード」「汚れを落としやすい壁パネル」「食器洗い乾燥機(キッチン組み込み型)」と、自動・掃除がしやすいなど効率化につながる機能へのニーズが高い。年代別では、20代・30代は他の年代と比べて「食器洗い乾燥機(キッチン組み込み型)」がいずれも5割を超えて高く、50~70代は「自動掃除機能付きレンジフード」がいずれの年代でも1位で高い。


    【調査結果6】

    「排水口の掃除」は風呂場・洗面台ともに半数以上が、面倒・嫌いと感じる掃除箇所

    水まわりの掃除において、面倒・嫌いと感じられることは「風呂場の排水口の掃除」「風呂場のカビ・黒ずみの掃除」「トイレの便器掃除」が上位。年代別でみると、20~30代は上位10項目すべてにおいて、半数以上が面倒・嫌いと感じている。20~40代で特に高いのは、7割前後の「風呂場の排水口の掃除」。



    ■調査概要

    調査名 :JMAR生活者調査レポート

         家事スタイルに関する調査2022

         ※今回のリリースでは、上記調査の中に収録されている調査結果の

          一部を抜粋してご紹介致します。

    調査期間:2021年12月3日(金)~2021年12月20日(月)

    調査対象:日本能率協会総合研究所が保有する「モニターリサーチ・システム」

         一都三県(東京都・千葉県・埼玉県・神奈川県)

         中部圏(岐阜県・静岡県・愛知県・三重県)、

         近畿圏(京都府・大阪府・兵庫県)に

         居住する20~79歳の既婚女性(主婦)

    調査方法:郵送調査

    回答者数:1,700名

         ※年齢・エリアに基づき母集団人口構成比に準拠して

          サンプル設計の上、回収



    【調査結果1】

    既婚女性の約6割が「家事は家族全員が行うもの」と考え、その傾向は20代で特に強く約7割

    「家事は家族全員が行うものである」という考え方について、自分の気持ちが合致するかを尋ねたところ、20~70代の既婚女性全体の約6割があてはまると回答した。(「とてもあてはまる」17.5%、「まああてはまる」40.7%)年代別でみると、20代既婚女性が約7割と特に高く、中でも「とてもあてはまる」の割合が約3割と30~70代と比べて高い。


    Q. 次にあげる家事への考え方について、あなたのお気持ちにどの程度あてはまりますか。(単一回答)

    《家事スタイル編》より


    図表1


    【調査結果2】

    家事全体の約8割は「自分」が担当、「夫・配偶者」の分担率は2割を下回る

    家事全体を100%と考えた際の「家事の家族での分担率」は、全体で「自分」が78.4%、「夫・配偶者」は16.3%であった。年代別でみると、他の年代と比べて「自分」の割合が最も高いのは、「40代」。「夫・配偶者」の分担率が最も高いのは「20代」で、23.3%と唯一、夫・配偶者の分担率が2割を超える年代だった。職業別で「夫・配偶者」の分担率をみると、フルタイム勤務の場合「夫・配偶者」の分担率は22.4%、専業主婦の場合15.1%と、職業での違いもみられた。


    Q. あなたは家事をご家族とどのくらい分担していますか。全体を100%と考えたときに分担の比率をお答えください。(整数で記入)

    《家事スタイル編》より


    図表2-1


    図表2-2


    【調査結果3】

    約7割が今後、「自分の時間(趣味・楽しみ等)」に力を入れたい

    「食事づくり」「家族の健康管理」「子供の育児・教育」など12項目について、「力を入れていること」「今後力を入れていきたいこと」を確認したところ、「力を入れていること」は「食事づくり」「自分の時間」「節約・家計管理」の順で高く、「今後力を入れていきたいこと」は「自分の時間」「節約・家計管理」「食事づくり」の順に高かった。今後力を入れていきたいことの「自分の時間(趣味・楽しみ等)」はいずれの年代でも6~7割台と高く、最も低い20代既婚女性でも半数以上は力を入れたいと感じている。


    Q. あなたが比較的、力を入れていることは?(複数回答)

    Q. あなたが今後新たに、または今後も力を入れていきたいことは?(複数回答)

    《家事スタイル編》より


    図表3


    【調査結果4】

    「おかず・常備菜を作りおき、冷蔵保存しておく」2016年33.3%→2022年46.2%

    「調理行動」の「食材の保存・ストック」カテゴリーにおいて、「おかず・常備菜を作りおき、冷蔵保存しておく」が、2016年33.3%から2022年46.2%と、この6年で10ポイント以上増加。また、食材の保存・ストックにおける行動では、「ホームフリージング(冷凍保存)」に関連する様々な行動で5割以上と高いものが多く、中でも「買ってきた生鮮食品を小分け・下ごしらえしてホームフリージング」は66.1%がよく行う。一方で、面倒・嫌いと感じている人が4割に近い。


    Q. 次にあげる食事づくり・調理方法等のうち、あなたご自身が普段よく行っていることは?(複数回答)

    Q. あなたご自身がする・しないに関わらず、面倒に思うこと・嫌いなことは?(複数回答)

    《調理行動編》より


    図表4


    【調査結果5】

    「自動掃除機能」「汚れを落としやすい〇〇」といった自動化、効率化機能はニーズが高い

    キッチン設備においてニーズが高いものは、「自動掃除機能付きレンジフード」「汚れを落としやすい壁パネル」「食器洗い乾燥機(キッチン組み込み型)」と、自動・掃除がしやすいなど効率化につながる機能へのニーズが高い。年代別では、20代・30代は他の年代と比べて「食器洗い乾燥機(キッチン組み込み型)」がいずれも5割を超えて高く、50~70代は「自動掃除機能付きレンジフード」がいずれの年代でも1位で高い。


    Q. 有無に関わらず、便利だと思うもの・欲しいと思っているものは?(複数回答)

    《キッチン編》より


    図表5-1



    図表5-2


    【調査結果6】

    「排水口の掃除」は風呂場・洗面台ともに半数以上が、面倒・嫌いと感じる掃除箇所

    水まわりの掃除において、面倒・嫌いと感じられることは「風呂場の排水口の掃除」「風呂場のカビ・黒ずみの掃除」「トイレの便器掃除」が上位。年代別でみると、20~30代は上位10項目すべてにおいて、半数以上が面倒・嫌いと感じている。20~40代で特に高いのは、7割前後の「風呂場の排水口の掃除」。


    Q. あなたご自身がする・しないに関わらず、面倒に思うこと・嫌いなことは?(複数回答)

    《掃除・洗濯編》より


    図表6-1


    図表6-2


    ■本レポートについて

    今回のリリースでご紹介した「JMAR生活者調査レポート 家事スタイルに関する調査2022」は有償にて販売しています。本リリースではご紹介できなかった「設備・調理家電・機器」や「気になっているが何もしていない汚れ」など様々なトピックを有償版では多数掲載しています。詳しくは下記までお問い合わせくださいますよう、お願い申し上げます。

    ※本リリースに関するお問い合わせにつきましても、下記までお願い申し上げます。



    【レポート販売のご案内】

    ■アウトプット

    【JMAR生活者調査レポート 家事スタイルに関する調査2022】

    (1)調査報告書:PDFデータ・2022年3月発行

    (2)ローデータ・集計データ:Excel

    ◆集計表にないクロス集計をご希望の際は、オーダーメイド集計にて承ります。

    【都度お見積りさせていただきます】


    ※弊社は、本調査をご購入いただいた企業(法人・個人)以外には、成果物を提供いたしません。ただし、本調査を告知するための限定的な利用、及び発刊から一定期間経過後はこの限りではありません。

    ※本調査の成果物のご利用はご購入いただいた企業(法人・個人)の内部でのご利用のみに限らせていただきます。



    ■調査購入のご案内

    《調理行動編》  ・定価350,000円(税別)

             ・MDBメンバー価格330,000円(税別)

    《キッチン編》  ・定価350,000円(税別)

             ・MDBメンバー価格330,000円(税別)

    《掃除・洗濯編》 ・定価350,000円(税別)

             ・MDBメンバー価格330,000円(税別)

    《家事スタイル編》・定価350,000円(税別)

             ・MDBメンバー価格330,000円(税別)

    ◆4編セット価格  ・定価1,160,000円(税別)

             ・MDBメンバー価格1,100,000円(税別)

    ◆3編セット価格  ・定価920,000円(税別)

             ・MDBメンバー価格870,000円(税別)

              ※3編セットはいずれかより3編をお選びいただけます。



    【お問い合せ先】

    株式会社日本能率協会総合研究所 経営・マーケティング研究部

    〒105-0011 東京都港区芝公園3-1-22

    担当 : 山口・荒木

    TEL : 03-3578-7607

    FAX : 03-3432-0109

    Email: info_mlmc@jmar.co.jp


    本件引用の際は、お手数ですが、上記あて掲載紙をご送付ください。

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