大和ネクスト銀行調べ シニアが考える若年層の『貯蓄額』平均1...

大和ネクスト銀行調べ  シニアが考える若年層の『貯蓄額』平均132万円  若年層の実際の『貯蓄額』平均183万円

~「シニアが考える若年層イメージ」と「若年層の実態」に関する調査2022~

大和証券グループ本社が100%出資する銀行で、2021年4月に開業10周年を迎えた株式会社大和ネクスト銀行(https://www.bank-daiwa.co.jp/)(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 夏目景輔)は、“シニアが考える若年層イメージ”と“若年層の実態”のギャップを探るため、2021年12月3日~12月5日の3日間、全国の60歳~79歳の男女(シニア層)と20歳~29歳の男女(学生除く、若年層)を対象に、「『シニアが考える若年層イメージ』と『若年層の実態』に関する調査」をインターネットリサーチにより実施し、1,000名の有効サンプルを集計しました。(調査協力会社:ネットエイジア株式会社)

 

[調査結果]

全国の60歳~79歳の男女500名(シニア層)には若年層(※1)に関するイメージについて質問し、20歳~29歳の男女(若年層)(※2)には、自身の実状や実態について質問しました。

※1 20代の学生を除く社会人をイメージしてもらう形で聴取

※2 学生を除く社会人を対象に聴取


■ 「シニアの若年層イメージ」と「若年層の実態」 ■

◆シニアが若年層に抱くイメージ 1位「好奇心旺盛」2位「行動的」3位「前向き・ポジティブ」

◆若年層による自己分析結果 1位「負けず嫌い」、「好奇心旺盛」は11位、「行動的」は14位


まず、若年層の性格・特徴について質問しました。


シニア層(500名)に、若年層に抱くイメージを聞いたところ、1位は「好奇心旺盛」(34.4%)、2位は「行動的」(33.4%)、3位は「前向き・ポジティブ」(20.6%)となりました。

一方、若年層(500名)に、自身の性格・特徴を聞いたところ、1位は「負けず嫌い」(31.4%)、2位は「優しい」(28.8%)、3位は「責任感が強い」(24.8%)と、シニアが抱くイメージの10位(負けず嫌い)、8位(優しい)、16位(責任感が強い)がトップ3となっています。また、シニアが若年層に抱くイメージのトップ3について、若年層の回答順位を確認すると、「好奇心旺盛」は11位、「行動的」は14位、「前向き・ポジティブ」は12位となり、いずれもトップ10圏外でした。シニアが若年層に抱くイメージと若年層による自己分析結果には大きなギャップがありました。


◆シニアが考える若年層の『得意なこと』 1位「仲間と情報を共有」2位「流行を取り入れる」3位「趣味を楽しむ」

◆若年層が自認する『得意なこと』 1位「趣味を楽しむ」、「仲間と情報を共有」は11位、「流行を取り入れる」は13位


次に、若年層が得意なことについて質問しました。


シニア層(500名)に、若年層が得意だと思うことを聞いたところ、1位は「仲間と情報を共有する」(49.2%)、2位は「流行を取り入れる」(48.6%)、3位は「趣味を楽しむ」(31.4%)、4位は「わからないことを調べる」(29.0%)となりました。

一方、若年層(500名)に、自身が得意だと思うことを聞いたところ、1位は「趣味を楽しむ」(39.6%)、2位は「わからないことを調べる」(37.4%)、3位は「節約をする」(33.0%)、4位は「お金を貯める」(26.4%)となりました。シニアが抱くイメージ通り、“趣味を楽しむことが得意な人”や“わからないことを調べるのが得意な人”は若年層に多いという実状が明らかになりました。

若年層の自己評価では3位となった「節約をする」と4位の「お金を貯める」は、シニアの評価ではそれぞれ12位と13位でした。シニアのイメージ以上に、若年層には“節約上手”や“貯蓄上手”が多いようです。また、シニアが抱くイメージで1位となった「仲間と情報を共有する」と2位の「流行を取り入れる」は、若年層の自己評価ではそれぞれ11位と13位でした。


◆シニアが考える若年層の『おこづかい』 「2万円未満」18%、平均は27,784円/月

◆若年層の実際の『おこづかい』 「2万円未満」50%、平均は24,657円/月


次に、若年層のマネー事情について質問しました。


シニア層(500名)に、若年層の『おこづかい(自由に使えるお金)』は、1ヶ月にいくらくらいだと思うか聞いたところ、「1万円~2万円未満」(14.6%)、「2万円~3万円未満」(28.2%)、「3万円~5万円未満」(34.6%)、「5万円~10万円未満」(19.2%)に回答が集まり、平均は27,784円でした。また、「2万円未満(計)」は18.0%となりました。

一方、若年層(500名)に、自身の『おこづかい(自由に使えるお金)』は、1ヶ月にいくらくらいか聞いたところ、「0円」(10.2%)、「5千円~1万円未満」(11.0%)、「1万円~2万円未満」(22.0%)、「2万円~3万円未満」(12.4%)、「3万円~5万円未満」(18.2%)、「5万円~10万円未満」(14.8%)に回答が集まり、平均は24,657円でした。また、「2万円未満(計)」は50.2%となり、“おこづかいが2万円未満”という若年層の割合はシニアのイメージの約2.8倍でした。


◆シニアが考える若年層の『自己研鑽費用』 「1万円~3万円未満」46%、平均は9,605円/月

◆若年層の実際の『自己研鑽費用』 「0円」74%、平均は1,758円/月

◆シニアが考える若年層の『推し活費用』 「1万円~3万円未満」38%、平均は7,956円/月

◆若年層の実際の『推し活費用』 「0円」72%、平均は2,525円/月


シニア層(500名)に、若年層の『自己研鑽にかけている費用』は、1ヶ月にいくらくらいだと思うか聞いたところ、「5千円~1万円未満」が27.8%、「1万円~3万円未満」が46.0%となり、平均は9,605円でした。

一方、若年層(500名)に、自身の『自己研鑽にかけている費用』は、1ヶ月にいくらくらいか聞いたところ、「0円」が73.6%、「~3千円未満」が10.0%、「5千円~1万円未満」が6.6%、「1万円~3万円未満」が6.6%となり、平均は1,758円でした。シニアが考える若年層の自己研鑽費用より7,847円低い結果となりました。

※自己研鑽=自分自身のスキルや能力を高めるための取り組み(資格取得のための勉強など)として聴取


シニア層(500名)に、若年層の『推し活にかけている費用』は、1ヶ月にいくらくらいだと思うか聞いたところ、「5千円~1万円未満」が27.4%、「1万円~3万円未満」が38.2%となり、平均は7,956円でした。

一方、若年層(500名)に、自身の『推し活にかけている費用』は、1ヶ月にいくらくらいか聞いたところ、「0円」が71.8%、「~3千円未満」が9.2%、「5千円~1万円未満」が7.0%、「1万円~3万円未満」が6.8%となり、平均は2,525円でした。シニアが考える若年層の推し活費用より5,431円低い結果となりました。

※推し活=アイドルやキャラクターなどの「推し」(贔屓)を応援するための活動として聴取


◆シニアが考える若年層の『貯蓄額』 「200万円以上」17%、平均は132万円

◆若年層の実際の『貯蓄額』 「200万円以上」32%、平均は183万円

◆シニアが考える、若年層がリタイアまでに準備できると思う『老後の生活資金』 平均は2,012万円

◆若年層がリタイアまでに準備したいと思う『老後の生活資金』 平均は2,664万円


シニア層(500名)に、若年層の『貯蓄額』は、いくらくらいだと思うか聞いたところ、「10万円~30万円未満」(21.4%)、「50万円~100万円未満」(22.0%)、「100万円~200万円未満」(23.8%)に回答が集まり、平均は132万円でした。また、「200万円以上(計)」は16.8%となりました。

一方、若年層(500名)に、自身の『貯蓄額』は、いくらくらいか聞いたところ、「0円」が21.4%で最多回答となり、「~10万円未満」が9.8%、「10万円~30万円未満」が11.4%、「50万円~100万円未満」が9.2%、「100万円~200万円未満」が13.4%、「200万円~300万円未満」が9.2%、「300万円~500万円未満」が9.4%と回答が分散し、平均は183万円でした。また、「200万円以上(計)」は31.6%となり、“貯蓄額が200万円以上”という若年層の割合はシニアのイメージの約1.9倍でした。


シニア層(500名)に、若年層が『リタイアまでに準備できると思う老後の生活資金』は、いくらくらいだと思うか聞いたところ、「500万円~1,000万円未満」が16.2%、「1,000万円~2,000万円未満」が36.6%、「2,000万円~3,000万円未満」が19.6%となり、平均は2,012万円でした。

一方、若年層(500名)に、自身が『リタイアまでに準備したいと思う老後の生活資金』は、いくらくらいか聞いたところ、「1,000万円~2,000万円未満」が20.0%、「2,000万円~3,000万円未満」が24.6%となり、平均は2,664万円でした。シニアが考える、若年層が準備できると思う老後の生活資金より652万円高い結果となりました。


■ 若年層についての情報源 ■

◆シニアが若年層について知るきっかけとなっているもの 1位「テレビのニュース」2位「テレビの情報番組」

◆若年層が自分たちの姿を正しく伝えていると思うもの 1位「SNS」2位「動画サイト」


シニア層(500名)に、若年層について知るきっかけとなっているものを聞いたところ、1位は「テレビのニュース」(66.4%)、2位は「テレビの情報番組」(49.2%)、3位は「ネットの記事・ニュース」(31.8%)、4位は「テレビのバラエティ番組」(29.4%)となりました。テレビのニュースや情報番組を通して若年層のことを知るシニアが多いようです。

一方、若年層(500名)に、自分たち20代の姿を正しく伝えていると思うものを聞いたところ、1位は「SNS」(40.4%)、2位は「動画サイト(YouTubeなど)」(29.2%)となり、シニアが若年層について知るきっかけの9位(SNS)と6位(動画サイト)がトップ2でした。SNSや動画サイトから若年層に関する情報を入手しているシニアが少ないことが、シニアが抱く若年層像と実際の若年層の姿とのギャップにつながっているのではないでしょうか。


■ 「若年層に対する期待」と「若年層の考え」 ■

◆シニアが若年層に実現してもらいたい社会

 1位「戦争のない社会」2位「いじめ・ハラスメントのない社会」3位「誰もが働きやすい社会」

◆若年層が自分たちの手で実現したい社会

 1位「誰もが働きやすい社会」2位「いじめ・ハラスメントのない社会」3位「出産や子育てがしやすい社会」


若年層がこれから築いていく将来の社会について質問しました。


シニア層(500名)に、若年層に将来、実現してもらいたいと思う社会を聞いたところ、1位は「戦争のない社会」(61.2%)、2位は「いじめ・ハラスメントのない社会」(58.8%)、3位は「誰もが働きやすい社会」(52.2%)、4位は「貧困のない社会」と「出産や子育てがしやすい社会」(いずれも48.0%)となりました。

一方、若年層(500名)に、自分たちの手で将来、実現させたいと思う社会を聞いたところ、1位は「誰もが働きやすい社会」(39.4%)、2位は「いじめ・ハラスメントのない社会」(35.8%)、3位は「出産や子育てがしやすい社会」(34.2%)と、シニアが若年層に実現してもらいたい社会の2位(いじめ・ハラスメントのない社会)、3位(誰もが働きやすい社会)、4位(出産や子育てがしやすい社会)がトップ3となりました。


■ 「若年層へのアドバイス」と「若年層の考え」 ■

◆シニアが考える“若年層がやったほうがいい”と思うこと

 1位「失敗から学ぶ」2位「感謝の気持ちを忘れない」3位「夢や目標を持つ」

◆若年層が今後やっていきたいと思うこと 1位「自分らしく生きる」、「失敗から学ぶ」は17位


若年層の生き方や行動指針について質問しました。


シニア層(500名)に、自身の経験を踏まえ、若年層がやったほうがいいと思うことを聞いたところ、1位は「失敗から学ぶ」(50.8%)、2位は「感謝の気持ちを忘れない」(50.2%)、3位は「夢や目標を持つ」(50.0%)となりました。

一方、若年層(500名)に、今後、やっていきたいと思うことを聞いたところ、1位は「自分らしく生きる」(42.4%)、2位は「健康に気をつける」(41.4%)、3位は「頑張りすぎない」(38.0%)と、シニアが若年層に対してやったほうがいいと思うことのトップ10圏外(自分らしく生きる:15位、頑張りすぎない:17位)がトップ3のうち2つを占める結果となりました。また、シニアがやったほうがいいと思うことの1位「失敗から学ぶ」と3位「夢や目標を持つ」は、それぞれ若年層がやっていきたいことの17位と16位となりました。


◆シニアが若年層におススメする資産形成方法 1位「円預金」2位「貯蓄性のある保険」3位「財形貯蓄」

◆若年層が今後取り組みたい資産形成方法 1位「円預金」2位「株式投資・日本株」3位「投資信託」

◆シニアが若年層におススメする資産形成関連情報 1位「新聞の情報」2位「テレビの情報」3位「ネットの情報」

◆若年層が参考にしている資産形成関連情報 1位「ネットの情報」2位「SNSの情報」3位「動画サイトの情報」


シニア層(500名)に、若年層におススメしたい資産形成方法を聞いたところ、1位は「円預金」(43.4%)、2位は「貯蓄性のある保険」(30.6%)、3位は「財形貯蓄」(29.8%)と、安全性の高い資産形成方法がトップ3を占めました。

一方、若年層(500名)に、今後、取り組みたいと思う資産形成方法を聞いたところ、シニアの回答と同様に「円預金」(43.6%)が1位でしたが、2位は「株式投資・日本株」(18.0%)、3位は「投資信託(J-REIT含む)」(16.6%)と、投資による資産形成方法となり、資産形成方法に対する両者の考えにギャップがみられました。


また、シニア(500名)に、若年層に参考にすることをおススメしたい資産形成に関する情報を聞いたところ、1位は「新聞の情報」(48.4%)、2位は「テレビの情報」(42.6%)、3位は「ネットの情報(記事・ニュースなど、動画サイト・SNS除く)」(29.2%)となりました。

一方、若年層(500名)に、参考にしている資産形成に関する情報を聞いたところ、1位は「ネットの情報(記事・ニュースなど、動画サイト・SNS除く)」(28.8%)、2位は「SNSの情報」(27.2%)、3位は「動画サイトの情報」(26.8%)と、シニアがおススメしたい情報の10位(動画サイトの情報)と11位(SNSの情報)がトップ3のうち2つを占めました。また、シニアがおススメしたい情報の1位「新聞の情報」は若年層が参考にしている情報では10位にとどまりました。資産形成に関する情報の選び方に対する考えにおいても両者にはギャップがあるようです。


■ 「理想の若者像」と「理想のシニア像」 ■

◆シニアが考える理想の若者像

 芸能人1位「菅田将暉さん」、スポーツ選手1位「大谷翔平さん」、アニメキャラ1位「竈門炭治郎」

◆若年層が考える理想のシニア像

 芸能人1位「所ジョージさん」、アニメキャラ1位「磯野波平」


シニア層に理想の若者像について質問しました。


シニア層(500名)に、理想の若者像にあてはまる芸能人を聞いたところ、1位は「菅田将暉さん」(28名)、2位は「櫻井翔さん」(13名)、3位は「芦田愛菜さん」と「佐藤健さん」(いずれも9名)となりました。役者と歌手の二刀流で大活躍の菅田将暉さんが1位でした。

次に、理想の若者像にあてはまるスポーツ選手を聞いたところ、「大谷翔平さん」(319名)がダントツ、2位「羽生結弦さん」(17名)、3位「久保建英さん」と「村上宗隆さん」(いずれも2名)となりました。

そして、理想の若者像にあてはまるアニメキャラを聞いたところ、1位は「竈門炭治郎(鬼滅の刃)」(22名)、2位は「江戸川コナン(名探偵コナン)」(15名)、3位は「ドラえもん(ドラえもん)」(9名)となりました。努力家で、心優しい竈門炭治郎が1位でした。


また、若年層には理想のシニア像について質問しました。


若年層(500名)に、理想のシニア像にあてはまる芸能人を聞いたところ、1位は「所ジョージさん」(22名)、2位は「高田純次さん」(15名)、3位は「明石家さんまさん」(12名)と、明るいキャラクターの芸能人がトップ3を占めました。

そして、理想のシニア像にあてはまるアニメキャラを聞いたところ、1位は「磯野波平(サザエさん)」(16名)、2位は「さくら友蔵(ちびまる子ちゃん)」(14名)、3位は「磯野フネ(サザエさん)」(9名)となりました。サザエさんに登場する磯野波平・フネ夫妻が揃ってトップ3にランクインしました。

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